003:魔王かおる降臨?
もしかするとR18?かも?しれません。
どこまでR15でOKなのか・・・はっきりと理解できていないので・・・。
かーなーりいっちゃってるます。ので。
そう言うのが苦手な方は・・・ごめんなさい、です。
零と二人で出かけた帰り道、よほど疲れたのだろう、車のシートにもたれて眠ってしまった零をそっと抱きよせたかおるは自分の膝の上に零の頭を乗せてそっと髪を撫でる。
「どうしても、零ちゃんは無防備になるんだね、」
小さく溜息をついて、かおるは呟く。
「僕がいつまでも紳士だと、思ってるの?」
膝の上に頭を預けて穏やかな寝息を立てる零の寝顔は何度見ても飽きない。
校門の前に音もなく車が止まり、その微かな振動に零が目を覚ます。
「・・・あれ、」
「おはよう、零ちゃん?」
「えっ、あっ!ご、ごめ、ごめん!・・・イタッ!」
目を覚ました零は自分がかおるの膝枕で寝ていた事に気付き、ものすごい勢いで飛び起き、勢い余ってゴツン、と窓ガラスに頭をぶつける。
「・・・零ちゃん、大丈夫?すごい音がしたけど、」
言いながらかおるは零に近づいて、手を伸ばして零の頬に触れる。
「だ、だ、大丈夫だよ?ご、ごめんね、びっくりしちゃって、」
真っ赤になって慌てる零を見るのは久しぶりだ、とかおるは内心思う。こんな風にされると、ますますからかいたくなってしまう。
「みせてごらん?いい子だから。ケガしてたら大変だしね、」
「だ、大丈夫だよ、ちょっとぶつけただけだしっ!」
後ずさろうとしても狭い車内では限界があり、かおるの手はあっさりと零の頬に触れる。
「ここじゃ暗くてよく見えないから、僕の部屋で手当てするよ。頭をぶつけているから、安静にしないと。」
さぁ、姫、と車からおりるちとほぼ理やり零を抱き上げたかおるはそのまま中庭を横切って寮に戻る。時計の針は深夜12時を回っており寮の中はシンと静まり返っていた。
かおるは零を抱き上げたまま階段を上り、自分の部屋に入り、ベッドの上に零をおろしてそのまま零の上に馬乗りになってみる。
「か、かおるクンッ?!」
「零ちゃん、好きだよ、」
囁いて、顔を近づけると、瞬間的に頬が真っ赤になり、映画の怖いシーンから目をそむけるかのようにギュっと強く目を閉じる。
・・・僕に怯えてるの?・・・そう、それならもっといじめてあげるよ。
かおるは内心呟く。今日は紳士であることはやめた、と思う。たまにはしたい事をしたいようにしてやる、と。
チュッ、っと零の額に口付けると、強く閉じていた零の瞳が開かれ、睫毛が触れるほど近づいたかおるの瞳にぶつかると何か言おうとしているのか、パクパクと口を動かす。
「ねぇ、僕に何をして欲しいのか言ってごらん?」
「え・・・?
「零ちゃんはかわいいから、首輪をつけて逃げられないように縛ってしまおうか?」
「・・・えっ?!な、何、」
「逃げたい?」
「そ、そんな、
「縛られたい?」
「し、しばっ、
零は半ばパニックになっていた。何故か、かおるだけは”実力行使”をしないと思っていた。常に紳士で大切に扱ってくれる人、そう信じていただけに突然の出来事に頭の中が真っ白になる。
「僕が零ちゃんの事が好きだって、知ってるよね?僕がいつまでもずっと紳士のままでいるなんて、思ってないでしょ?あれほど、無防備になっちゃだめだって忠告したのに零ちゃんが言う事を聞かないから。今日はお仕置き。」
力ずくで押し倒されているわけではない。とても優しいのにその言葉と眼差しは零を拘束する。
「・・・・抵抗しないの?」
小さく、かおるは尋ねる。怯えた目をしながらも逃げようとしない零に抑えきれない感情がわきあがる。
「だ・・だって・・・・っ!」
何かいいかけた零を遮ってかおるの唇が零の言葉を奪う。
・・・ここは、僕の部屋、ベッドの上、零と二人・・・
零の唇をそっと噛むとビクンと零の身体が震える。かおるは頭の中で冷静さを保つべきか、失うべきか、と考える。零の柔らかな唇とベッドの上で自分の身体の下に横たわるしなやかな身体は理性を狂わせるには十分だ。
「・・・好きだ、」
唇が触れる距離で囁く。零の唇をついばむように何度も何度も唇を重ねる。最初はきつく瞼を閉じて固まっていた零の身体が、かおるの腕の中で少しずつ、ほどけていく。
「・・・このまま、僕のものになってくれる?」
ベッドの上で、足を絡ませて零の身体を抱きしめる。両手で零の顔を包み込んで口付けると、零は怖がっているのか戸惑っているのか判断しかねる表情を浮かべて黙ったままかおるを見つめる。
「こういう場合、答えないのはYESって、意味になるの、知ってる?」
耳元で囁いて零の耳を噛む。
「・・・ぁ、」
「・・ふふ、耳、感じるの?」
「・・や、ぁ、」
舌で耳をなぞると零が少し甘い吐息を漏らす。
「気持ちいい?」
・・・だめだ、ゾクゾクする。
かおるは内心思う。零の一つ一つの反応がかおるに火をつける。可愛すぎる零をこのまま壊れるほど激しく抱きたいと言う衝動が何度もかおるを襲った。
「・・・ッ!ヤッ・・ぁ・・」
舌を耳たぶから首筋へと滑らせると、ビクン、と零の身体が反応し、小さく喘ぐ。かおるは零の首筋にいくつも自分の痕をつけた。
「零、ウソでもいいから、僕の事を好きだと、一度でいいから、言って。」
切ない、泣き出しそうな瞳で零を見つめる。僕は卑怯だ、と心の中で想う。優しい零がどうすれば自分の欲しがる言葉を口にするのか、どうすれば、心を許してくれるのか、わかっていてやっている。
「かおる君・・・」
困ったような顔をして、それでも零は頬をピンク色に染めながら、小さく呟く。
「・・・好き、だよ?・・ウソじゃないよ。でも、その、この好きはそう言う好きじゃなくて・・・んっ!」
・・・もう、無理だ。どうせ無理なら、とことんやってやる。
零の可愛い言い訳を深い口付けで遮る。零の口中で零の舌をもてあそぶと零は喉の奥で小さく声をあげる。
「んんっ!・・・んぅっ・・・ん・・」
甘い零の唾液は媚薬の様にかおるの理性を惑わせる。激しく口付けながら、零のしなやかな身体に指を這わせた。
「・・・・・!!」
ビクン、と零の身体がはねる。小さくて華奢な身体に似合わない形のよい柔らかなふくらみに手をやると抗議するように身動ぎする。
「・・・お望み通り、縛ってあげる。」
耳元で囁いて強く耳を噛む。
「・・イタッ!」
「痛い?少しくらい痛い方が、きっと気持ちいいよ。」
かおるはネクタイを解いて零の両手を縛り、一つ一つ丁寧に零の着衣をほどく。
「や・・・やだっ!かおる君やめて!」
寮の部屋。大声を出す事をためらって小さく訴える零が愛しい。本気でイヤなら泣き叫べばいいのに、とかおるは思う。そうすればすぐに、零の事を常に心配している奴らがとんできて助けてくれるのに。
「イヤって言ってても、逃げないよね?ねぇ、どうして欲しいか、言って?」
・・・悪いのは、君の方だよ。そんなにも潤んだ瞳で僕を見つめるから。
かおるは零を下着姿にして、その上に覆いかぶさるとゆっくりと唇にキスをする。
「・・・んんっ!」
キスをしながら、片手で零の身体を弄る。柔らかくてすべらかな零の素肌は手に吸い付くようで理性を狂わせる。
「ねぇ、どうしてほしい?」
「・・・んぁっ、」
かおるの指先がゆっくりと零の肌を辿る。くすぐったいような、それでいて触れられた場所が熱く燃えるような、不思議な感覚に零は思わず声をあげる。
「・・・や、やめ・・・っ!」
・・・・もう、おかしくなりそう・・・
零はかおるの指先が辿る際どいラインに身体が火照るのを感じる。決して《そう言うこと》を望んでいるわけではないのに、激しく拒絶する事がためらわれる。縛られて自由の利かない両手がもどかしい。
「零、好きだよ。」
かおるは零の唇に一つキスをして、ゆっくりと零の下着に手をかける。
「・・・いっ、イヤッ!これ以上はやめ・・・っ!」
言葉が、キスで遮られ、かおるの手は止まることなく零を生まれたままの姿にしてしまう。
「・・・・美しい・・・。零、君は本当に女神のようだ。」
うっとりと、熱を持った瞳が零の肢体を見つめる。零はただ恥かしくて、強く目を閉じて顔を背ける。
「こんな綺麗な身体に、痕をつけるのは神への冒涜にも思えるけど・・・」
呟きながらかおるは零の胸に、太ももの内側に、自分の辿った痕を残す。
「零、僕の、零。」
そしてかおるの呟きは闇に溶け、二人の身体は一つに重なった。
毎回言い訳していますが、本編とは全く関係ありません!!
あくまでも、私が激甘モードと言いますか、過激モードといいますか、
そう言うことに飢えた時に発作的に書いているので、登場人物はまんまですが、
ストーリーは全く関係ありませんので・・・。
でも懲りずにまた書きますr(^ω^*)))次は駿の番ですかねー。