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28:情報共有

リブラ国がトーラス国に侵攻して、ビスケス国はリブラ国の支配下!?


俺は驚きのあまり、その場に立ち尽くした。周りの声などの雑音が聞こえない程に。


みんなに知らせないと!!


俺はすぐに冒険者ギルドから出て宿に向かった。しかし、宿に急いで向かっている途中、ある人物に止められる。


「うぉあ!って大翔!?」


俺の目の前に芝大翔が現れた。ちょうどいい、スパイ活動として活動してもらっているため、ラックキルの動きなど詳しい情報を聞いた。


「お前に話がある。」


芝大翔が俺に言う。


「奇遇だな。俺も聞きたいことがある。路地裏の方で話そう。」


俺と芝大翔は人通りの少ない路地裏へ移動した。


「結構探したんだぜ。最近姿が見えなかったし。」


「そんなことはどうでもいい。大翔、リブラ国がトーラス国に侵攻しているってどういうことだ?」


俺は大翔の雑談に付き合っている暇はない。すぐに聞きたいことを聞いた。


「まぁ、そう慌てるな。その件だが、リブラ国はビスケス国に侵攻していた理由は知っているか?」


リブラ国がビスケス国に侵攻した理由?たしかになぜ侵攻したんだ?


「いや、わからない。」


「そうか...その理由は人探しだ。」


「人探し?」


俺はますます意味がわからなくなる。


「そうだ。ラックキルが隠れスキルを保有している人物を拉致している。」


「ああ、そういうことか。」


俺は以前、芝大翔からラックキルについて聞いている。


「今回侵攻している理由もその人探しだ。そして、トーラス国の南西部にあるいくつかの町が支配されている。」


「そんなに早くも支配されているのか!?」


「そうだ。前線に湊と同じ、隠れスキルを保有している2号というやつが中心となっているからな...」


「2号?どんなヤツなんだ?」


俺はそのヤツについて芝大翔に尋ねたが、芝大翔もわからないらしい。しかし、隠れスキルを使いながら、攻め込んでいるのは間違いないということ。





「有益な情報ありがとう。引き続きよろしく頼む。」


俺は芝大翔に礼をした後、すぐに宿に戻ろうと走りかけた時に芝大翔から言われる。


「今回狙われているのはお前だけじゃないからな。」


ってことは、俺以外にも隠れスキルを持っている者がこのトーラス国にいるってことか...


「おう!」


俺はそのことを聞いた後、すぐに走って宿に戻った。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


俺が宿に着くとまだみんな寝ていた。起こすのも違うような気がしたので、冒険者ギルドに行って汗もかいたから、シャワーを浴びることにした。


俺はシャワーを浴びながら考えた。この世界は一体なんなのか。なぜ、俺はそもそもこんな世界に転移してしまったのだろうか。自分のこと、仲間のこと、世界のことで疑問がいっぱいある。


だけど、今はやるべきことをやらなければならない。今わからないことを考えても意味がない。


「よし!やるぞ!」


俺はシャワーしながら自分に喝を入れた。


シャワーから上がって頭を拭きながらみんなのところに戻ると、全員起きていた。そして、みんなが俺の方を見る。


「あ...え、お、おはよう...」


みんなが俺の方をじっと見るので慌てて挨拶した。


「朝から大きな声ありがとう。」


ウタが不機嫌そうに言う。


「まぁ私もあの声で起きちゃった。」


ミントが苦笑いしながら言う。


俺は自分の声が聞こえてしまっていたことに恥ずかしさを感じた。しかし、今はそんなことを感じている場合じゃない。みんなに伝えないなければならないことがある。


「起きたばかり申し訳ないが、深刻な話がある。朝ごはん食べながらでも良いから聞いてくれ...」


俺はそう話を切り出し今日朝冒険者ギルドに行って、情報を収集してきたこと。リブラ国がビスケス国を支配し、トーラス国に侵攻していること。そして、芝大翔からもらった情報を全てみんなに話した。


「...っということだ。」


みんなの顔が曇る。朝から重い話をしてしまったことは申し訳ない。だけど、これは今すぐに話すべき話だったと思う。俺はみんなになんて言葉をかけたら良いのだろうか...


「ミナト。私たちはどうするの?」


ウタが聞いてくる。


「どうするって...」


正直言って自分でもわからない。最終目的はラックキルの組織を潰すこと。でも、今すぐにラックキルと戦うのは違う。


「他の人も狙われているんですよね?」


俺が回答に悩んでいると、マナが俺に話しかけてきた。


「ああ、大翔の話よればな。」


「では、狙われている人を探してみて、仲間になってもらうことはいかがでしょうか?」


たしかにそれが良いかもしれない。前に比べてみんな強くなっているが、ラックキルに対抗できる実力はない。だけど、どう探していくのかが問題だ。


「良い提案だが、どうやって探すんだ?」


「う〜ん...」


マナが悩んでいると、ミシリがこんなこと言う。


「トーラス国の北東部にある町に行ってみませんか?今私たちがいるのはトーラス国の中心部で侵攻されているのは南西部。ってことはその反対側にいるかもしれません。」


正直いるとは思えない。そんなことしているなら他国に逃げているはずだ...


「そうか...他国だ!」


俺は他国に隠れスキルを持っている人物を知っている。もし、このことを話せば何かわかるかもしれない。


「みんな一旦クリオス国戻ろう。隠れスキルを持っている人物がそこにいる。その人に会いに行こう。」


俺たちは後1日この宿に泊まり、計画を立てた。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


「ボス。順調に侵攻しています。」


「そうか...2人は?」


「未だ2人の明確な所在地が特定できていません。」


「まぁいい。前線にいる2号はどうだ?」


「今のところ異常なしです。」


「そうか、ならそのまま侵攻しろ。」


「了解しました。」

最後まで読んで下さりありがとうございます!!

次の29話は今週の土曜日18時頃に投稿予定です。

《お願い》

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