27:人間?魔物?
「グハァァッ!!」
地面に叩きつけられて呼吸ができなくなる。さらに魔物は落下を利用して追い討ちをかけてくる。
本当にまずiッッ!!
「土の精霊よ!私に力を!アースソォーン!」
マナが俺の目の前に土でできた棘を出す。しかし、魔物は空中を蹴って回避するが、体制を崩す。
「空中を蹴った!?」
アイツ空中を蹴ることができるのか?そんなことできてしまったら...
俺はそんなことを考えながらも、すぐに体制を崩した魔物の方へ行き攻撃を仕掛ける。もちろん拳で。
「オラァァ!!」
おもっきり殴るが、魔物も反応が早いため引いて避けられる。そして、カウンターをくらう。
「ガハァァ!!」
しかし、俺はカウンターをくらっても殴りかかった。魔物は殴った時、体を引いて避けた。それを利用して壁の方まで追いやり、避けれないようにする。
俺は何度も殴られながらも、壁まで追いやる。魔物は自分が壁まで追いやられたことに気づくと、すぐにそこから抜け出そうするが、俺は魔物の右腕を掴み、逃げられないようにする。
「逃げられねーよ!!オラァァァ!」
右手でおもっきり魔物の顔面を殴る。
ドカァァァァーン!!
「やった...のか?」
俺は自分で殴っておいて、その反動で後ろに体をもっていかれる。
砂ぼこりが止むと、魔物が壁に打ち付けられている姿が目に入った。しかし、魔物の顔には傷の一つもない。
「は?」
俺は殴った右手の拳を見ると、血がベッタリとついている。
まさか...自己回復したのか!?
自分の右手拳から魔物方へ目を向けると、魔物が立ち上がっていた。
「うそ...だろ...」
魔物は何事もなかったように俺の方へと歩いてくる。
「☆4☆/☆4☆/29%・8|//」
また訳のわからない言葉を発して、一気に距離を詰めてくる。俺はそれに反応して銃を取り出し、発砲する。
パン!!!!
頭を撃ち抜いたが、減速することなく突っ込んでくる。俺は体を右に傾けて避けようとするが、間に合わず腹に1発くらう。
「ガハァァァ!!!」
俺は骨が折れる音を聞いて、後ろに吹っ飛び壁に叩きつけられる。
ドカァァァァーン!!!
勝てない...それに肋折れた...
ミントがすぐに駆け寄って俺に治癒魔法を施す。
「大丈夫ですか!?」
「ああ...大丈夫だ...」
大丈夫ではない...でも、俺は闘わなきゃいけなんだ...
「挑発魔法!!!」
ミシリの声が147階層に響き渡る。そうすると、魔物は俺に近寄ってくるのではなく、ミシリの方を向く。
「バkッッ!!」
俺は大声を出そうとすると腹に力が入って強烈な痛みがくるため出せない
何をしているんだ...お前じゃ...
「ミナトさん!もう少し待ってください!」
ミントが急いで治癒魔法を使っているが、間に合わない。
魔物はミシリの方へいっきに距離を詰めて殴りかかる。しかし、ミシリはそれを避けて魔物の背後に回る。
「先輩!死神!!」
死神...それならありえるかもそれない...
俺はミシリの死神という言葉を聞いて、ミントに治癒魔法をかけてもらいながら、ゆっくりと立ち上がる。
「ミナトさん!まだ!」
「もう大丈夫だ。ありがとう!」
俺は痛みに耐えながらも動き回って回避しているミシリの方へと向かう。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「ボス。ビスケス国を支配しました。」
「よくやった。トーラス国の件はどうなっている?」
「今、トーラス国に侵攻していますが、思うように進めていません。」
「そうか、ならば2号を突入させろ。」
「で、ですが...」
「構わない。あいつは人を殺ることによって、スキルを使うことができる。所詮前線で戦っている者は使い捨てだ。」
「了解しました。」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔物はミシリの挑発魔法によってミシリしか狙っていない。
「ウタ!ミシリに身体強化魔法を!マナは俺の援護を頼む!」
『了解!』
2人は指示通りに魔法を使う。
よし...あとは機会を待つのみだ...
俺はミシリが合図するまで魔物の背後を取る。
「狩り!!!」
ミシリが叫ぶ。俺はそれに合わせて地面をおもっきり蹴って魔物の首を狙って手刀で攻撃する。
魔物は背後からの攻撃を避けることができずにくらう。
スパァァァン!!!
魔物は体勢を崩す。それを見逃さずに俺は魔物に跨り、何度も殴りかかる。自己回復ができなくなるまで顔面を殴り続けた。顔面を殴り続けていると、いつの間にか動かなくなっいた。
そして、両手の拳には魔物の血で染まっていた。
「ミシリありがtッ!!」
俺はミシリの方を見ると、ミシリは倒れていた。ミシリの体に複数の切り傷などがあった。
「せ、先輩...」
「大丈夫か!?ミント治癒魔法できるか!?」
「わ、わかりました!!」
ミントはすぐに治癒魔法をかける。そして、ウタとマナもミシリの周りに集まる。
俺は一旦みんなにミシリを任せて、倒した魔物の方に近づく。
やはりか...魔物が消えてない。これは魔物じゃない。でも、スキル鑑定を使うことができた...
基本、スキル鑑定は人間に対して使うことができない。魔物のみに使えるスキルである。しかし、スキル鑑定を使うことができた。
いや、スキル鑑定を使った時?(はてな)しか出てなかったから人間の可能性も...いや、そもそも人間にはステータス画面が出てこない...
俺が考えていると、ウタが俺に話しかけてきた。
「これってまさか...」
「ああ、でも人間じゃない。」
「どういうこと?」
ウタの顔が難しくなる。
「俺もわからない。まぁ、とりあえずここから出よう。」
俺たちは新たな魔法陣が誕生した方へ行くと、148階層に繋がる魔法陣はなく、ダンジョンの出口に繋がる魔法陣のみあった。
「俺らはこの地下ダンジョンを攻略したってことか?」
「そうだね...」
みんなで魔法陣の上にのりダンジョンから出た。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
地下ダンジョンから出ると、あたりは真っ暗だった。俺たちはすぐに宿の方に戻って部屋についている風呂を1人ずつ浴びて、眠りについた。
みんな疲れていたからだろうか...朝になっても目覚めなかった。だから、俺は1人で情報収集するために冒険者ギルドに立ち寄った。
冒険者ギルドに立ち寄ると、いつもより騒がしかった。どうやら掲示板のところでざわついている。
俺はざわつく後ろからその掲示板を見た。
「は?」
思わず声が出てしまった。俺はそこで初めて知った。
リブラ国がトーラス国に侵攻していることを。
最後まで読んで下さりありがとうございます!!
次の28話は明日の18時頃に投稿予定です。
《お願い》
面白い、続きが読みたいと思った方は
下にある星の評価ポイント•ブックマークをお願いします!励みになります!!




