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26:???

俺が「ゆっくりしよう」と言うとミシリはウタたちに連れて行かれる。


『先輩ってどういうこと!?』


ミシリがウタたちに問い詰められている。


え?俺のこと先輩って言っちゃったの!?


俺は驚きながらウタたちの方へ向くとミシリが涙目で俺に助けを求めてくる。

自分で解決してくれ という表情をして目を逸らした。


「ミシリさん!教えてくれないとどうなって知りませんよ?」


マナが笑顔で言い、ミシリの顔が青ざめる。


「べ、別にそんなふ、深い意味はないです...」


「ミシリちゃん〜?どういう意味〜?」


ミントもマナと同じような表情で聞く。


「じ、人生のし、師匠というか...そ、それを先輩と、というか...」


ウタたちは一瞬固まったが、『そういうことね!』という感じで納得した。


いや、納得するんかい! と俺は心の中でツコッミを入れた。まぁ、何がことあれみんな無事でよかった。俺はそんな安心して目を閉じていると、前に人の気配を感じた。目を開けてみると、ウタとマナ、ミントが立っていた。


「ミシリに聞いても意味がわからなかったから、詳しく聞かせて。」


ウタが少し強い口調で言う。


「いつの間にか親しい関係みたいになっているようですね!」


ミントが笑顔で言ってくる。


「ふふっ」


マナが何も言わず、笑っただけ。もうそれが一番怖かった。


「べ、別にそんな普通の意味なんだけど...」


俺はそんな曖昧な感じで答えると、さらに詰めてウタたちが納得するまで説明させられた。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


「これで納得したか?」


俺とミシリの関係は知られるとなんか、ややこしくなりそうだったから俺はいい感じに誤魔化した。みんなはあまり納得というか理解はしなかったが、話は収まりそうだ。まぁいい感じに休憩もできたことだし、俺たちはこの146階層から外へ出ようとした。その時、


「ミナト...ダンジョンの外に通じる魔法陣がない...」


俺はからかっているのかと思ってウタの後ろから顔を出すと、次の階層に繋がる魔法陣しかなかった。


「嘘だろ...いや、ウタの転移魔法なら使えるんじゃないか?」


「使ってみるね...」


ウタが自信なさそうに言う。


「こ、これが使えなかったら...」


ミシリがボソボソと呟く。


いや、フラグ立てるな! と一人でツッコミを入れた。


「みんな!私の周りに集まって!」


みんながウタの周りに集まり、ウタが魔法を使う。


「転移魔法!」


何も起こらない。みんなの顔が青ざめる。


「フラグ回収してんじゃねーか!」


つい声に出して言ってしまった。みんなは俺が怒っていると、思ったのか涙目になっている。


「あ〜すまん。別に怒ってない...」


「どうしよう...」


ウタが泣きそうな声で俺に聞いてくる。実際俺も泣きたい程焦っているが、なぜか落ち着いていられた。


「使えないなら、あの魔法陣で次の階層に行くしない...」


「さっき闘った魔物のより強い魔物が出てくるんですよね...」


マナが顔を引き攣りながら言う。


「いや、勝てる可能性はあると思う...」


ミシリが目を擦ってそう言った。


「どうしてだ?」


俺はミシリに尋ねた。


「さっきミナトの闘っているのを見て思いましたが、トドメを刺したのは拳でした。だから、拳で闘えば...」


「そうな...のか?」


俺は顔を引き攣った。


「はい。試す価値はあると思います...」


俺たちは次どんな魔物が出てくるのか予想し、その時に応じてどのような対応をとるかを考えた。



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



「...まぁこんな感じで動けばいけるよな。」


俺はみんなと作戦したからか、すごく疲れた。


「一旦休みません?」


マナがみんなに提案する。それに対してみんな賛同した。俺らはそこで1時間ぐらい休憩した。



1時間後



「みんな、147階層に行こう...」


俺たちは147階層に繋がる魔法陣の上に乗って、147階層へ転移した。


転移すると、さっきと同じような広場に出た。俺たちは広場の方へ進むと、反対側からコツコツと何かが近づいてくる音が聞こえる。

俺たちは体制を整える。しかし、近づいてきたのは竜やコング、ウルフでもない。人間だった。いや、人間の形をした魔物なのか俺はわからなかった。


『に、人間!?』


みんな驚く。

しかし、こんな綺麗な人間の形のした魔物はいないはず。いてもゴブリンもしくは、変形したスライム。しかし、しっかりと服を着ている。


「1☆*5」°2/」


その魔物は何か喋っている。その時、俺はどっかで聞いたことのある言葉を思い出した。


どっかで聞いたことがあるような...いや、今はそんなこと考えている場合じゃない!


「みんな!一旦下がってくれ!」


俺はみんなに指示した後、スキル言語理解を使おうとしたが、どのように使えばいいのかわからない。俺が取得した時点からずっと無意識で使っている。今更、スキル言語理解と言っても何も起こらない。


何を言っているのかさえ、分かったら...


「29°29°29°29°///」


何かを叫びながら、俺の方へと突っ込んでくる。


「俺に身体強化魔法を!」


俺が言うと、ウタは身体強化魔法を使う。ミシリはウタのサポート。それにマナは俺の隠れスキルの謎の声を緩和するために精霊魔法をかけた。


「隠れスキル暗殺者...」


----------


『隠れスキル、暗殺者を使用』

『攻撃力、防御力、あらゆる力が向上します。』


----------


俺が隠れスキルを使ったと同時に殴りかかってくる。俺はそれに合わせて体を傾け避ける。そして、距離を取る。


はやい!!でも、俺の方がはやい!!


俺は距離を取れたらすぐにスキル鑑定を使った。


=============

《ステータス》

名前:???

レベル:???

H P:???

攻撃力:???

防御力:???

スキル:???

=============


「はぁ!?なんだよ、これ!」


ステータスが全て?(はてな)って!どうすれば...


「ミナト!後ろ!」


ウタの声が聞こえ、後ろを振り向くとその魔物が俺の背後にいた。その魔物は俺が振り向くと同時に拳を振り下ろす。


「間に合わなッッ!」


ドカァァァァーン!!!


おもいっきり地面に叩きつけられる。

最後まで読んで下さりありがとうございます!!

次の27話は明日の18時頃に投稿予定です。

《お願い》

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