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20:ある人物

「ここが地下ダンジョンか...」


いつものダンジョンなら上に伸びていたため入る前から迫力があったが、地下ダンジョンはこじんまりとした感じでなんとも感じない。


「なぁウタ。普通に気になったんだけど、ダンジョンっていきなり100階層とかに行ける方法とかあるのか?」


俺も含めてみんなもそうだが、ダンジョンの一階層の低層レベルは正直言って相手にならない。一からやるのはちょっとめんどくさいし、時間の無駄気がする。


「うーん。ダンジョンの攻略途中している人についていけば行けるんじゃないかな。」


「なるほど...」


「これは余談なんだけど、ダンジョンは何回も攻略するもんじゃないの。例えば15階層をもう一回攻略したい時はそのダンジョン全ての階層を攻略してからじゃないと出来ないの。」


「そうなのか、ありがとう。」


誰かが途中まで地下ダンジョンに連れて行ってくれる人がいれば...まぁそんな人を探しているより、攻略した方がいいな...


「それじゃー、行くか!」


みんなが頷いで、俺の後に続く。しかし、ダンジョンに入ろうとした時、声をかけられる。


「ミナト!」


「あ!クッブ!」


「おっ?お前の彼女たちか?女たらし!」


「ちげーわ!てか、なんでこんなところにいるんだ?」


「え、まぁ、ちょっとな?」


なんか答えになっていない...なんか隠しているような...


「そんなことより、なんか困っているように見えたぞ。」


「ああ、ちょっとな。」


俺は困り事を言うと、


「うーん。俺はこの地下ダンジョン攻略してないからなぁ...」


「やっぱ、一階層から行くしかないよな...すまん。ありがとうな!」


俺はクッブの時間を奪ってしまったことを謝ってその場を去ろうとしたが、


「あ!ここで会ったのもなんかの縁だろう。これを持っていってくれ。」


そう言って、クッブは俺にポーションを渡してきた。


「ポーション?」


「いや地下ダンジョンに行くんだから、ポーションぐらい持っておかないとだめだろ。」


「確かにな。本当にありがとうな!」


気にするな と俺のケツあたりをバシバシと叩いて、去って行った。


「ねぇ、ミナト。今の人はだれ?」


ウタが尋ねてきた。


「今の人は昨日泊まった宿の温泉で出会った人だよ。」


俺はそう言って、地下ダンジョンの入り口跨いだ。俺に続いてみんなが跨ぐ。


「今回は俺は後ろで援護する。みんなは前線で魔物と闘ってくれ。」


みんなが俺の方を向いて頷く。


いつも援護魔法ばっかり使っていたせいだろうか、攻撃魔法の威力が弱い。しかし、今回の地下ダンジョンで攻撃力を上げていくからそこは心配ないだろう。


俺たちは順調に攻略していき、今日のところはキリのいい50階層で終わることにした。


「俺が何もせずとも倒していけるようになったな!」


「ミナトと立ち回りとかが上手いからだよ。」


ウタがそう言ってくれる。


そして、俺たちは地下ダンジョンから出て地下ダンジョンの近くの宿を取ることにした。


「ミナト。高いのにいいの?」


ウタが宿代を気にしてくれている。それにミントとマナ、ミシリも心配しているようだ。


「気にすることはないよ。俺を頼ってくれ。」


『私たちには頼らないよね!』


みんなが口を揃えて言う。俺は苦笑いしながら、宿の受付に向かう。その途中マナから肩を掴まれる。


「もちろん部屋は...」


「わ、わかっている...」


マナの言うことに逆らったら俺の命が危ないよな...なんかマナの奴隷みたい...いや、俺一応命の恩人だよな...


俺はそんなことを思いながらも、部屋の一室を借りた。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


「大きな部屋ですね。」


マナが驚くってことは相当大きいのか...俺がいた世界では普通だったような...まぁ確かに、昨日泊まった宿に比べて高かったし広いな...外には大きな露天風呂...うん、なんか嫌な予感...


「今日は風呂入って、すぐ寝て明日に備えよう。」


俺はそう言って、風呂に入る準備をする。それを狙ったかのようにウタとマナ、ミシリが着替え始める。ミシリは顔を曇らせながら着替える。俺はそんなミシリを見捨てられず、近寄る。


「ミシリ。一緒に入らなくてもいいんだぞ。」


「は、入りたい。で、でも...」


「まぁコイツらが勝手に着替えてるだけだし...」


コイツらって何よ!とウタがツッコむ。


「だ、だってみんな大きい...」


大きい...?うん。アレのことか...


「それを気にしてたのか?俺は気にしてないぞ。ミシリは可愛いからな!」


「きっしょ!」

「犯罪者さん〜」

「ロリコン〜」


ウタとマナ、ミントが重ねて言ってくる。


しょうがないだろ...ミシリが可哀想なんだもん...あと、俺ロリコンじゃないし...


ミシリは顔を赤くして着替え始めた。


「俺は一人で!ひ!と!り!で入ってくるから待っといてくれよ。あ、入ってきたやつご褒美なしね。」


俺はそう言って風呂へと向かう。しかし、すぐにウタとマナ、ミントが入ってくる。


「おい!本当にご褒美なしだぞ?」


俺の話を聞かずに体を洗い流してくる。しかし、ミシリの姿だけ見当たらない。俺は湯船には浸からず、体を洗い流したらすぐに出た。ウタたちには腹痛と言って誤魔化した。


「ミシリ?」


「え、あ、あ、」


どうやら俺は遭遇してはいけない場面に遭遇してしまったらしい...ミシリは俺が脱いだ服を漁っていた。うん、見なかったことにしよう。


「ご、ご褒美のために一人なのか?」


「え、え、そ、その...」


ミシリが説明するために立ち上がろうとした時、俺のズボンを持ったまま立ち上がったせいか、俺のズボンのポケットから弾薬が出てきた。


「え?弾薬?ミシリのか?」


「ち、違います。だ、弾薬ってなんですか?」


俺のズボンから出てきたから俺ので間違いないだろう。それに、この世界には銃がない。知らなくて当然だ。それに、俺の後ろポケットから出てくるなんて...まさか!


俺はある人物が脳裏に浮かんだ。

最後まで読んで下さりありがとうございます!!

明日の18時頃に第21話を投稿する予定です!!

《お願い》

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