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18/50

18:出発

俺とウタは抱き合った後、一緒に宿に戻った。


そして俺たちは残りの2日間を観光の続きをすることにした。


「私あのアイスクリーム食べたい!」


ウタはすっかり元気になってみんなと楽しく喋っている。


「ミナトも食べたいよね?」


「そうだな、みんなで食べたい。」


俺は仲間の輪がさらに強く成長したと感じた。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


「ボス。芝竜人が獅子湊によって殺害されました。」


「予想通りだ。」


「予想通りってことは負けるとわかっていたんですか?」


「ああ、あいつは隠れスキルを取得できなかった不良品だったからな。それにリブラ国の件は?」


「順調に進んでおります。」


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


俺たちは宿泊最後の夜、次どこへ行くかを話し合った。


「俺たちはまだまだ強くならなければならない。そこでトーラス国にある地下ダンジョンの攻略を目指そうと思う。」


「そこって、まだ145階までしか攻略できていないんでしょ?」


ウタがミナトに言う。


「そうだ。俺たちはまだ弱い。地下ダンジョンも攻略できなければ、ボスというヤツには勝てないだろう。」


そこでミントは疑問を持つ。


「でも、ミナトさんってダンジョンではレベルが上がらないのではないですか?」


「リブラ国のダンジョンではレベルが上がったが、今いるクリオス国のダンジョンでは上がらなかった。だけど、今回はみんなが強くなってほしい。」


「でも、私たちは攻撃よりもサポートの側だよ。」


「いつ何時俺が闘えない状況になっても闘えられるようにしとかないと。」


「そうなった時は私の転移魔法で逃げるよ。」


ウタが自信満々に言う。


「いや、リブラ国のダンジョンでは使えてなかったじゃん。」


「あっ。そうだった...」


ウタは顔を赤らめて、みんなウタの表情に笑う。


「とにかく、攻撃ができるようにして欲しい。」


みんなの反応が薄い。


「それじゃ、頑張った人にはご褒美を」


「どんなご褒美?」


ウタが俺に問いかけてくる。


「それはお楽しみだ。」


そう言うと、さらにみんなの反応が薄くなる。俺はみんなが何を求めているのかがさっぱりわからないが、明日に向けて俺たちは寝ることにした。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


俺たちは宿代を払った後、クリオス国からトーラス国に向かった。


「一応わかっていると思うが、1日で行ける距離じゃないから、途中野宿するぞ。」


俺はみんなに一応確認した。


「まぁ私たちは野宿は慣れてるしいいけど、マナさんは大丈夫?」


「ここまで来る時に一回だけ野宿した経験ありますし、その時も楽しかったので全然大丈夫です!」


「それじゃートーラス国に向けて出発するか!」


トーラス国はクリオス国の北側にある。だから、俺たちは北にある山に向けて出発した。


2時間後


「やっと、山の入り口に着いたね!」


久々の冒険だからだろうか、ウタの機嫌が良い。


「ああ、だけど、この山には山賊が潜んでいるという噂を聞いた。たかが噂程度だけど、決して油断するなよ。」


そう言って俺たちは山に入った。山は意外にも急斜面ではなく、緩やかで歩きやすい。だから、登山に訪れたり、冒険したりしている人たちを狙って金目のものを奪っていくのだろう。


俺は山賊に見つかると厄介であるため、1時間ごとにスキル敵察知を使いながら進んでいく。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


「ここで一旦休憩しよう。この川を渡ったらトーラス国の領土だ。」


クリオス国とトーラス国の国境は川で決められている。クリオス国の山を越えると川がある。その川を越えてさらに山を超えると、町に出ることができる。


「ここまで長かったね〜。」


ウタが川に足をつけて気持ち良さそうに言う。あたりはもう暗くなり始めている。


俺は荷物を置いて、野宿の準備をする。それにマナやミシリが手伝ってくれた。ウタとミントは川ではしゃいでいる。


「ウタとミントも手伝って〜。」


俺はウタとミントに手伝うよう言ったが、聞こえてないのか川で楽しく遊んでいる。


「ウタさんとミントさんって子供っぽいところありますよね。それに対してミシリさんは大人ですよね。」


確かにマナさんの言う通りだな...ミシリは見た目が子供っぽいけど大人だよな...


「そ、そんなことない。か、体小さい。」


ミシリがちょっぴり嬉しそうにする。


俺は思った。可愛い...


「み、ミナトさん...」


ミシリの顔が真っ赤になっている。


「どうした?」


俺は無意識にミシリの頭を撫でていた。


「あ!ごめん。つい可愛くて...」


『じー』


ウタとミントが俺の方をガン見してくる。それに対してマナさんはニコっと笑っているが、目の奥が笑っていない。


ちびりそう...


俺はなんやかんやあり、ウタとミントが取ってきてくれた川魚を焼いて食べた。


「まさかねー。ミナトがロリ好きとは...」


ウタがミナトの方に向かって引きながら言う。


「だから!違うって!食べてる時も言ったろ!」


「ミナトさん一歩間違えれば犯罪ですよ。」


マナさんまで!?


「私にもして欲しいです...」


ミントは何を言って...とにかくこの誤解を解かなければ...


「ミシリもなんか言ってくれ。このままだと誤解されたままだ。」


「き、気持ち良かった♡」


あー...オワッタ。その言い方はまた別の意味の誤解を招く...


「ミナト...ちょっとお話が...」


「う、ウタ落ち着け...」


「ミナトさん...私もお話が...」


「ミントまで...あっ!マナさん弁解してくれ!」


あれ?マナさん...何その目...


「ウタさんとミントさん。ミナトさんに女の怖さをわからせてあげてください。」


え?ちょっ...


俺は謎に正座させられてめちゃくちゃ問い詰められた。そんなことがあったが、俺たちは山賊などに会うことはなく、無事にトーラス国の町に着くことができた。

最後まで読んで下さりありがとうございます!!

明日の18時頃に第19話を投稿する予定です!!

下にある星の評価ポイントしてもらえると、とても嬉しいです!!お願いします!!

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