3/5
第3話 人族の巫女の後悔
見落とした導 光は砕けた
視線を落とした 言葉は紡がれない
手を離した 光のない洞窟なのに
歩く足が止まった どこへ向かえばいい?
「何のために強くなるんだっけ
認められたかった?
見返したかった?
守りたかった?
分からなくなった?」
迷子になって彷徨う
幼い子供のように
誰も手を引いてくれない
みな自分の事で手一杯だから
助けを求めるのは
道理も現実も知らない子供だけでいい
「私一人で全て何とかするから」
そう言って 目をつむった
世界を閉ざした それが後悔の始まりだった




