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台東と最後にファミレスで会った後、
僕には色んなことがあったが、
チクタクと時計の針は、正確に進んでいったことには違いはない。
僕には、台東以外にも友達がいた。
そんな流れ行く時間の中で、その友達が、こんなことになった。
その友達は女性なのだが、
しばらく働く、そして、その仕事場を辞める、を繰り返していた。
彼女に、その真意を聞くと、
ある朝、無性に出社したくなくなる、
そして、そのまま出社しなくなる、
ただ、それだけみたいなことを言われた。
僕自身、二連休の終わりに、
(明日から、仕事か…)と思いに思い、憂鬱になることは珍しくなかった。
それでも、自分なりに翌日、出社する意味を見出だして、働き続けていた。
ただし、本当に調子が悪い時は仕事を休み、その己の心身の回復に努めていた。
そんな日々が、僕には続き、
プライベートにおいても様々なことがあった。




