そこに何の意味がある? 1
ファミレスの駐車場に着いた僕らは、
もう一人の共通の知り合いと、ここで落ち合い、ファミレス内で、会食をすることになっていた。
その人は、僕の友人であるが、台東には、顔見知り程度の人だった。
だが、その、もう一人が、何かの都合で遅れることになり、それを受けて僕らは、ファミレス内で、その知人を待てばいいものを、車中において、どこか、穏やかでない雰囲気で、二人話していた。
そうなった、きっかけは、僕の話にあった。
ファミレスに向かう車の中、助手席で、ぼんやり、外を見ていた僕に、
急に、あることがオリテきた。
それを、口にした。
こんなことを言った。
今、流行りの格闘ゲームがあり、僕は、それをしないが、誰かがプレイしているのを時たま、ゲームセンターで観戦している。
ある時、
そのオンライン対戦を、行き着けのゲームセンターで観ていて、双方のプレイヤーが猛者で、すごく白熱したバトルをしていた。
その格闘ゲームは、体力ゲージが、互いのプレイヤーが、あと一撃、喰らうとノックアウトになるという条件の下、両者が、
ほぼ、同時に攻撃を発した時、
そのインパクトの瞬間が自動的にスローがかり、『勝負あり!』を、よりスリリングな描写で演出する。
そして、僕が観ていた、そのラウンド、そうなったんだ。
大体が、それで勝負が決まるはずだったが、
そのスローな演出の中、互いの攻撃が空を切った。
次の瞬間、
片方が、間髪入れず、大技を繰り出し、それが決まり、勝負が真に決着した。
僕は、なぜ、そうなったのか、分からなかった。
分からなかったのは、
間髪入れず、片方が大技を、なぜ、出せたのか?ということだ。
それが今、分かった。
僕の予測の範囲での話だが、
スローな描写な際に、
勝った方は、
大技のコマンド入力をしていた。
正確に、それが、なされた場合、
互いの先の攻撃が不発に終わると同時に、
それが放たれる。
格闘ゲームにおける、
いわゆる、キャンセル技というヤツだ。




