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序幕 何処かの誰か


 これは世界を滅ぼした少女のお話。

少女は邪神に目をつけられ強大な力を得ました。邪神が何故ひとりの少女に祝福を授けたのかは判らないけど、少女はその力を使って人々を虐殺し、やがて世界は滅んだの。


――――――――――

――――――

―――



「え? 世界が滅んだのにそれを知っている人がいるのはおかしいって?」


「まあ……たしかに世界が滅びたは言い過ぎだったかも。正確には人類が滅びたって言った方が正しいわね」


「じゃあ私が何者なのか? そうねぇ、解りやすく言うなら人類が呼ぶ神様ってところかしら」


「なら自分が誰かって? さあ? 知らないわ。神様でも知らないことはあるのよ」


「神なら何でも知らないとおかしい? そんなのは貴方は基準でしょ?」


「なら神は完璧で絶対的な存在ではないということかって?」


「どうかしらね、私は神様じゃないから判らないわ」


「話が矛盾してる? そんなことないわよ、私は人類から見たら神様と呼ばれる位の存在ではあるけど、神様という概念には当てはまらないのよ」


「よく解らない? そうね、私も解らなくなってきたわ。でも概念なんて大抵そんなものよ」


「これからどうするのかって? ……特にやることもないし、さっきの少女の話の続きでも聞かせてあげましょうか」


「どうせなら少女が祝福を受ける辺りから世界の終わりまでとことん話してあげるわ」


「それじゃあ、はじまり、はじまり~」

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