プロローグ
初めての小説なんで、至らぬ所だらけかと思いますが、色々と意見待っております…
気づくとそこは森の中だった。
「いよいよここまで来たのね」
「あぁ。いよいよ決着の時だな。」
金髪長髪の美人の女性と、筋肉質のいかつい男がとなりで会話していた。
「??」
俺は何してんだ?
ここはどこだ?
こいつらは?
「あ、起きたか」
「おはよう。よく眠れたみたいね」
二人が俺に話しかける。
状況が把握できない…俺はなぜこんな森で知らない奴らと…
「あ、あの」
「ん?どうしたランド」
ランドというのは俺の名前だ。こいつら俺の名前も知ってる……
「ここはどこで、あなた達は?」
聞くと、美女は笑いながら、
「ふふふ…寝ぼけてるの?私達今から、魔王ゼロを倒しに行く所じゃない」
魔王?ゼロ?なんだそりゃ……
「ランドが起きたんだ。しゃべってる場合じゃないぜ。行こう」
わけがわからない内に男はそういうと、焚き火の火を消し走り出した。
「あ、待ってよ」
美女も続く。
「くそっ…なんだってんだ」
とりあえずここでじっとしていても仕方ないので俺も続く。
「それにしても、大丈夫かしら。なんでも、ゼロは不思議な力を使うらしいわ」
「それなら俺も聞いた事あるぜ。………………まぁ内容までは知らないんだけどな………とにかくやるしかないな」
そうこう話している内に、大きな扉の前に着いた。
なんかすごく嫌な雰囲気だ、吐き気のするようなどす黒い気分だ。今にも戻してしまいそうだった。
「おいおい、大丈夫か?顔色が悪いぜ?」
「無理もないわ。私だって今にも倒れそう。」
「ドア越しでこれかよ…えぇい…とにかく入ろう」
男が勢いよくドアをあけると、大きな影が見えた。
「…おいでなすったな」
「こいつがゼロ…」
「…」
そいつ…ゼロは、でかい龍のような姿をしていた。
「貴様等か…人の眠りを邪魔するのは…」
「だったらどうしたってんだ。そんなに居眠りが好きなら永久に眠らせてやる」
強気なセリフを口にしながらも男はかすかに震えていた…
無理もない…それ程すごい殺気だ。
男もかなりの数の修羅場をくぐり抜けてきた実力者だ。それくらい俺にも雰囲気でわかる…だが…そんな物が全く意味をなさないような…そんな気にさせられる……
だめだ…
かなわない…殺られる…
レベルが違いすぎる…
どうやってあんな化け物倒せというのだ……
無理だ無理だ無理だ無理だ…
その時、ゼロの眼が妖しい光を放った。
「うっ…眩しい…」
時間にして十秒くらいだろうか…目を開けると美女の姿が消えていた。声もなく…
男と俺は動けなかった。状況を理解できなかった。
俺は泣いていた。
絶望と恐怖でボロボロだった。
あぁ俺は死ぬんだ。
わけもわからずこんな所にいて。わけもわからず死んでゆくのだ……
ゼロの眼がまた妖しい光を放つ。
「う、うわぁ〜」
男の声がした。
となりを見ると、やはり男はいない。
次はいよいよ自分の番だ……
死刑囚ってきっとこんな気分なんだろうな……
俺は妹のポーラの事を考えていた。
「あいつ今頃何やってんだろうな。メシ食ったかな…そろそろ寝る頃か…」
いよいよ自分の番かという時になると、俺は意外と冷静になっていた。
「…」
俺が覚悟を決めた時、ゼロの眼がまたあの光を放った。
「うあああああああああああああああああああ」




