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ランド  作者: 熊谷有記
1/5

プロローグ

初めての小説なんで、至らぬ所だらけかと思いますが、色々と意見待っております…

気づくとそこは森の中だった。


「いよいよここまで来たのね」


「あぁ。いよいよ決着の時だな。」


金髪長髪の美人の女性と、筋肉質のいかつい男がとなりで会話していた。


「??」


俺は何してんだ?

ここはどこだ?

こいつらは?


「あ、起きたか」


「おはよう。よく眠れたみたいね」


二人が俺に話しかける。


状況が把握できない…俺はなぜこんな森で知らない奴らと…

「あ、あの」


「ん?どうしたランド」


ランドというのは俺の名前だ。こいつら俺の名前も知ってる……


「ここはどこで、あなた達は?」


聞くと、美女は笑いながら、


「ふふふ…寝ぼけてるの?私達今から、魔王ゼロを倒しに行く所じゃない」


魔王?ゼロ?なんだそりゃ……


「ランドが起きたんだ。しゃべってる場合じゃないぜ。行こう」


わけがわからない内に男はそういうと、焚き火の火を消し走り出した。


「あ、待ってよ」


美女も続く。


「くそっ…なんだってんだ」


とりあえずここでじっとしていても仕方ないので俺も続く。


「それにしても、大丈夫かしら。なんでも、ゼロは不思議な力を使うらしいわ」


「それなら俺も聞いた事あるぜ。………………まぁ内容までは知らないんだけどな………とにかくやるしかないな」

そうこう話している内に、大きな扉の前に着いた。

なんかすごく嫌な雰囲気だ、吐き気のするようなどす黒い気分だ。今にも戻してしまいそうだった。

「おいおい、大丈夫か?顔色が悪いぜ?」

「無理もないわ。私だって今にも倒れそう。」


「ドア越しでこれかよ…えぇい…とにかく入ろう」



男が勢いよくドアをあけると、大きな影が見えた。


「…おいでなすったな」

「こいつがゼロ…」

「…」


そいつ…ゼロは、でかい龍のような姿をしていた。


「貴様等か…人の眠りを邪魔するのは…」


「だったらどうしたってんだ。そんなに居眠りが好きなら永久に眠らせてやる」


強気なセリフを口にしながらも男はかすかに震えていた…

無理もない…それ程すごい殺気だ。


男もかなりの数の修羅場をくぐり抜けてきた実力者だ。それくらい俺にも雰囲気でわかる…だが…そんな物が全く意味をなさないような…そんな気にさせられる……


だめだ…

かなわない…殺られる…

レベルが違いすぎる…


どうやってあんな化け物倒せというのだ……


無理だ無理だ無理だ無理だ…


その時、ゼロの眼が妖しい光を放った。


「うっ…眩しい…」


時間にして十秒くらいだろうか…目を開けると美女の姿が消えていた。声もなく…


男と俺は動けなかった。状況を理解できなかった。

俺は泣いていた。

絶望と恐怖でボロボロだった。


あぁ俺は死ぬんだ。

わけもわからずこんな所にいて。わけもわからず死んでゆくのだ……


ゼロの眼がまた妖しい光を放つ。


「う、うわぁ〜」


男の声がした。


となりを見ると、やはり男はいない。


次はいよいよ自分の番だ……


死刑囚ってきっとこんな気分なんだろうな……















俺は妹のポーラの事を考えていた。


「あいつ今頃何やってんだろうな。メシ食ったかな…そろそろ寝る頃か…」


いよいよ自分の番かという時になると、俺は意外と冷静になっていた。



「…」


俺が覚悟を決めた時、ゼロの眼がまたあの光を放った。



「うあああああああああああああああああああ」

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