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亜種の箱庭  作者: oOoスイッチoOo
一章 希望の光 『スクラリア』
7/10

六話 顔合わせ

「えーと・・・。先生、ここであってるんですか?」

「えぇ。ここがあなたの教室ですよ!」


  マジかよ・・・。


「おっ!もしや転入生?」

その声は、狭い教室を越え廊下まで聴こえるようなバカでかい声だ。

「うっせーな。前から伝えられてただろ。」

今度の声は落ち着いている感じだ。


「はーい。注目!知っての通り、ここのクラス 第三部隊(だいさんぶたい)に転入生が来ました~!中に入って~。」

「えーと、ここに転入しました、山寺弘(やまでらひろ)といいます。最近までは近くにある公立高校に通ってましたが、訳あってここに転入しました。これからよろしくお願いします!」


  自己紹介なんぞこんな簡単にでいいだろ。


ふとここで狭い教室を改めて見回してみると、クラスにいる生徒の数が僕を除いて三人と明らかに

少なすぎる。冬も近いし、風邪が流行ってるのだろうか。


そんなことを考えているのもお構いなしに、先生は場をどんどん仕切っていく。

「じゃあ今度は、元々居た組の紹介でもしよっか!右側からお願いね~。」


そう先生に指名されてしまったのは、教卓からみて、一番右にいるイケメン顔の男子生徒だった。

「僕は(やなぎ)いづる。気軽に『いづる』って呼んでください。使用武器はスn・・・」

「あー、武器に関してはまた訓練実習のときにしよっか。じゃあ~次!隣。」

先生が何かを隠すかのようにいづるの発言を軽く妨害した。まあ実際隠すことでもないし、この先生の性格だとそんな事考えないだろう。


「俺は土居(つちい)大樹(たいき)!俺も下の名前で呼んでくれ~。」

あぁ、さっきのうるさい奴か・・・。

「オッケー。じゃあラスト!」


  え?ラスト!?


もしかしてこんな少人数がひとクラス?

そんなことないよな。先生、あんな性格(おおざっぱ)っぽいし、思い違いだということを願っておこう。


「えーと、私は古田(ふるた)まどかです。私もみんなと同じで下の名前で『まどか』って呼んでね。」


「で、私が担任かつ第三部隊司令官の牧本です。・・・。以上だね!卒業までよろしく~」


  え!?マジかよ。まさかの人数これだけ?てか、卒業までこのままだと!?

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