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二話 疑心漂う対策室
その提案に場はざわついた。
「自衛隊の精鋭でも歯が立たない化け物だぞ。それをわかっての発言か?」
「そもそも『スクラリア』とはなんだ?」
室内のあちこちから、少し怒り口調だったり震えた声などでの質問が飛び交う。
「まぁまぁ、皆さん落ち着いてください。」
提案した男は、周りよりもとても落ち着いた話し方で語りかける。
「あっ、申し遅れました。私は、オサカ地区東部に在ります『私立スクラリア学園高等学校』の理事長兼校長を勤めております武野晋也というものです。どうぞよろしく。」
武野は、相変わらず自分のペースで場を進める。
「まぁ、そこまで言うのならそれなりの策があるということだと認識していいのかな。」
首相がそう尋ねると、武野は微笑みながら自信満々にこう放った。「えぇ。勿論ですとも。」
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
一応この二話までは、原稿用紙に書いていていつか本を創るぞ!って張り切ってそのまま放置してしまうという事件がありまして笑
なので、次回から考えないといけません
授業中に考えるか・・・