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夏生詩集2

作者: 夏生

かじかんだ手に息を吹きかける

白い線の走った手のひら指先

ハンドクリームを塗っても

水仕事をすればすべてチャラになってしまって


私だけじゃない


なじみのコンビニのレジの人の手も

宅配のお兄さんの手も

おとなりの奥さんの手も

近所のおばあさんの手も


息子の担任の先生の手も

私の父母の手も主人の父母の手も

主人の手も

息子の小さな手にも

白い線が走っていた


「がんばっているわね」


ある日 母の友人が白い線の走った

私の手を見て 微笑みながら言ってくれた

母の友人の手にも白い線が走っていた


皆さん 寒い中とてもがんばっていらっしゃる

力強く逞しく優しい手を持つ人たち


私の手などまだまだです



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― 新着の感想 ―
[一言] こんばんは! 読ませて頂きました。 頑張っている人の手、いいですね。 言葉ならずも雄弁な手に憧れます。 かく言う私は根っからの怠けモノですがf^_^;) 夏生さんの作品はどれも背筋を伸ば…
2013/12/26 22:30 退会済み
管理
[一言] こんにちは! 親近感がわきました。 寒さ感じるこの時期にぴったりの詩だと思います。
2013/12/26 17:32 退会済み
管理
[良い点] 温もりだねー。 [一言] 温もりを感じたっす。 BY/ぬくぬくとーよー
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