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200字小説・300字小説

肉まん

作者: 柿原 凛

 あいつの帰りを校門前で待つ時にいつも学食で肉まんを二つ買っておいて、温かいうちに来れば吉、冷えた後に来れば凶、なんて事をした思い出がある。一緒に肉まんを頬張りながらゆっくり歩いたのは今となってはいい思い出だ。

 母校で行われた同窓会に、あいつは来なかった。せっかく学食で肉まんを二つ用意しておいたが、もうどちらも冷えきっている。それを頬張り、ビールで喉の奥へと強引に流し込んだ。胸がつっかえて苦しかった。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 胸がつっかえて苦しかった、と最後にありますが、主人公の心情が窺えます。
[一言] 初めまして。神通百力と申します。 『あいつ』が同窓会に来なかったのは、仕事とかで忙しかったのかそれともお亡くなりになっていたのか、果たしてどちらなのでしょうか。 可能性としては前者ですか…
[一言] こんばんはm(__)m 私も、彼と肉まん食べたくなっちゃいました★ 明日にでも、高校の売店で、2つ買って帰ろうかな〜 執筆お疲れ様でした☆
2013/10/22 00:05 退会済み
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