生徒会のご事情
タイトルの通り、生徒会の葛藤を書いてみました^^
外では、雨が降り続いている
大雨だ
外の部活は切り上げたようで、準備室には雨の音だけ聞こえる
しばらく、誰も話さなかったが
ついに麗香が話し始めた
麗香「でも…私達は、なんとかして持ち去った犯人を見つけなければならないのよ」
玲子「なんでまた?」
麗香「生徒会に下された任務なの」
玲子「任務?」
麗香「生徒会の中で「氷結」が見つかって大騒ぎだったんだけど、先生たちまで大騒ぎに…
騒ぎだけならまだいいのよ?
なのに…各先生方から『「氷結」を盗んで隠したやつを探し出せ』って…」
玲子「ええっ!?
『もう、2年も前の事だから』とか言わなかったの?」
麗香「もちろん、言ったわ
『2年前のことですし、「氷結」も無事に見つかった事ですから
もう、犯人探しとかはいいんじゃないですか?』って言ったんだけど…
『良くはない、盗みを犯したやつにはちゃんと、反省してもらわないとダメだ
それに、学校を良くするのが、お前ら生徒会の仕事であり、役目だろ』だって、顧問の先生に言われちゃった」
玲子「なにそれ…
ほぼ、生徒任せじゃない」
麗香「しょうがないよ、生徒会だから」
玲子が
玲子「でもっ…」
と、言いかけた時
麗香「あら、紅茶が無くなっちゃった
おかわり頂けるかしら?」
玲子は、そのまま続きを言おうとしたが、
『麗香も苦労しているのだから、これ以上責めるのはやめよう』
と思い、言いかけた言葉を直した
玲子「…ちょっとお待ちくださいね
今、淹れてきますから」
麗香が持っているカップを受け取り、玲子は紅茶のおかわりを淹れに行った
生徒会のご事情は、
複雑に絡まる糸みたいに、難しすぎる連立方程式みたいで
玲子にはさっぱり分からなかった
だが玲子は、紅茶をカップに注ぎながら
(それぐらい、大変なんだろうな
生徒会って)
と、それだけは簡単に分かった
なんだか、最後らへんがよくわからなかったらすいません><