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悪き生徒会の陰謀と図書委員長の意図と…  作者: 白雪凛
「氷結」という名の本の謎
5/7

生徒会長と図書委員長の計画

曇りのせいか、校内が薄暗い


準備室では相変わらず、話し声が聞こえる


麗香「本当、お久しぶりで

急に押し掛けてごめんなさいね」


玲子「いえ、こちらこそ

いつもお世話になっております

それで…今日は、どんなご用で?」


麗香「ええ、副委員長さんから聞いたとは思いますが…

一冊の本を預かってもらいたくて」


玲子「その事ならば、副委員長から聞いております」


麗香「それならば、話は早いわ」


玲子「それで、どの本を?」


瞬也「この本です」


代わりに本を出したのは、瞬也だった


玲子は驚いた


玲子「これは…!?

2年前に図書室から紛失したと言われる、「氷結」…」


麗香「ええ…」


玲子「なぜ、生徒会が!?」


麗香「実は…

つい一週間前に、生徒会室の隣の生徒会準備室を掃除してたら、見つかったのよ

見つかっただけなら、むしろいいんだけど…

何で、2年も見つからずに、生徒会準備室にあったのか、気になって」


玲子「それで…?」


麗香「私はこう考えてるの

急に、「氷結」が見つかったって噂が流れたら、持ち去った犯人は慌てて見に来ると思うの

その犯人を見つければ、何故図書室から「氷結」を持ち去ったか、理由も分かるとは思うけど…」


玲子「でも、2年前だから、卒業生かも知れないですよ?」


麗香「ええ、私もそう考えたわ…」


しばらく、沈黙が続いた


外では雨が降ってきた

冷たーい、冷たい、氷のような雨が

また、瞬時にすべての物事が氷結するような気がした

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