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第五章 時の回廊
門をくぐると、そこは不思議な空間でした。周囲は無限の星空が広がり、足元には透明な道が続いています。時間の流れが不規則で、過去や未来の映像がちらつきます。
「ここでは時間の概念が崩れている。気をつけて進まなければ」
ミカエルはアダパーに注意を促しました。
「承知いたしました。何か異変を感じたらすぐに知らせます」
二人は慎重に歩みを進めました。しかし、突然足元が消え、アダパーが宙に浮いてしまいました。
「うわっ!」
「アダパー!」
ミカエルは素早く翼を広げ、彼を抱きかかえました。
「大丈夫か?」
「はい、助かりました。ありがとうございます」
「この先はさらに不安定になるだろう。しっかりと手をつないで進もう」
「わかりました」
二人は手をつなぎ、再び歩き始めました。道中、彼らは様々な時間の断片を目にしました。過去の戦争、未来の平和な風景、そして見知らぬ文明の光景。
「これらは全て可能性の一つなのかもしれませんね」
アダパーは感慨深げに言いました。
「そうだ。我々の行動が未来を形作るのだ」




