第三章 生命の大神樹ユグドラシルへの旅立ち
翌朝、輝く太陽が高天原を照らし、新たな一日が始まりました。アダパーは目を覚まし、窓の外に広がる青空を見上げました。鳥たちのさえずりが聞こえ、風は心地よく肌を撫でます。
「今日からユグドラシルの深部へ向かう旅が始まるんだ……」
彼は心を引き締め、身支度を整えました。旅装束に身を包み、必要な道具や書物をバッグに詰め込みます。心の中には緊張と期待が入り混じっていました。
ドアを開けると、そこには既にミカエルが待っていました。彼は黄金の鎧に身を包み、背中には純白の翼を広げています。その姿はまさに天界の戦士といった風格を漂わせていました。
「おはよう、アダパー。準備はできたかい?」
「はい、ミカエル様。お待たせして申し訳ありません」
「いや、私も今来たところだ。さあ、行こうか」
二人は高天原の広場へと向かいました。そこではエンキ天帝が待っていました。彼は穏やかな微笑みを浮かべ、二人に手を差し伸べました。
「お前たちの旅の無事を祈っている。これは旅の役に立つだろう」
エンキは二人に特製の護符を手渡しました。その護符はユグドラシルの木片から作られ、強力な守護の力が込められていました。
「ありがとうございます、天帝様」
二人は深く頭を下げました。
その時、仲間たちも集まってきました。イナンナは美しい聖剣を手にして、アダパーに渡しました。
「これは旅の安全を願って作ったの。持っていってね」
「ありがとうございます、イナンナ様」
クトゥール神は八本の足で様々な道具を持ってきました。
「これは便利な道具だ! 何かに役立つかもしれないから持っていきな!」
「いつもながら準備がいいですね。感謝します」
大天使ガブリエルや大天使ウリエルもそれぞれに助言やお守りを渡してくれました。
「困ったときはこれを使って。きっと助けになるはずだ」




