第9話寒い日のコロンの料理屋
暗くなってきた。
「よし、作るか」
まずは野菜を洗う。
「ジャアー」
水を切り、下ごしらえをしたあと、切って置いておく。
次は魚だ。
「すっ…」「とん」
「すっ、とん」
よし、洗おう。
「じゃあじゃあ」
血を落とす。
「しゃっ」
これで下ごしらえは終わり。
「よし、あとはお客さんが来てからだな」
──10分後。
来ないな。今日は寒いからかな。
「ガチャ」
「いらっしゃいませ」
「お好きな席に座ってください」
「こちら、メニューになります」
「シェフのオススメと、卵とスープで」
「かしこまりました」
トコトコ。
まずは鍋を出して、油を入れる。
「ピチャッ、ピチャッ」
「よし、いれるか」
「ジュー」
まずは野菜を揚げて、そのあとに魚。
よし、成功。
次は魚を入れて。
「ジュー」
「よし、これで終わりだ」
持っていこう。
「カチャ」
「こちら、魚と野菜の天ぷらと、卵とスープです」
「ここらへん住んでるんですか?」
「いや、ちょっと遠くの方に」
今日もフードを被ってるな。
「名前、なんて言うんですか?」
「ダイモーです」
「教えてくれてありがとうございます。それじゃ」
そう言って、コロンは厨房に戻った。
「今日の、この天ぷらって食べ物も美味しいな」
「ありがとうございます」
「また来ます」
「ガチャ」
今日はアミさんとグランさん、最後まで来なかったな。
こんなに暗いし、もう閉めるか。
「ガラガラ」
「ガシャン」
明日は魚でも釣りに行くか。
コロンは戸を閉め、静かな夜に灯りをゆっくり落とした。




