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落ち葉拾い  作者: 静夏夜
4/13

「春」


「鰆」


 小径の脇を冷涼に流れる用水路

 水面煌めく春の陽光の照り返し

 訪れた鳥が足を浸して魚を探す

 生垣の緑と敷石に絡む藻や芝桜

 陽光遮る葉影を揺らす風冷たく

 春の陽射しを抜ける冬去る風道

 ハネる水音魚咥えた鳥飛び去る

 晴れた街彩る水飛沫が空を舞う

 羽ばたく空に春の訪れ青が眩く

 数歩の時に何が起きたか魚墜落

 春の珍事フライングフィッシュ

 落とし物は触らぬ神に祟りなし




「桜は上から見るか下から見るか」


 華々しく咲き乱れては散るもまた

 桜色の空と道に爽やかな春を感じる

 桜吹雪の風に巻かれて前を向く

 見上げる空に花を観るも

 観ているのは桜色の景色

 天を仰ぐようで疲れが抜ける

 下を向いて歩く道の脇にも桜咲く

 寄せ集まって色鮮やかに並ぶ花

 ふと立ち止まりしゃがみ覗くと花可愛く

 歩みを休めて目にする心のゆとり

 ほっと一息つくには下を見るからちょうど良い




「スプリング・ハズ・カム」


 春の陽気に誘われ出歩き公園で一休み

 怪訝な顔でコチラを睨む親子達

 並ぶ遊具に跨る子供と遊ぶ親

 親が冬太りを気にしてか運動始め

 子供の遊具でバネの力に腹揺らし

 揺れ幅大きく壊れる手前に振り落とされる

 はしゃぎ転んで腰に来たのか親子が帰る

 睨み見ていた目を伏せそそくさと

 子供を出汁にした傲慢に天罰下る

 調子に乗った大人の恥見て春を知る




「春の芽吹きに道草食って何思う」


 小さい春を見付ける空の下

 無機質な灰色脇に緑を配す

 芽吹くも抜かれ邪魔とされ

 名を有すも雑に云い扱われ

 食べられる葉すら雑草等と

 除草剤撒き食料難対策とか

 食料不足を考えて虫を食え

 殺虫剤撒かな虫が草食うわ

 恰も論をメディアで話すは

 何々に詳しい何チャラさん

 煙草叩き自転車叩きと毎度

 知名度稼ぎに降って湧く虫

 詳しい輩が税金貪るNPO

 利権で飯食うプロ市民とか

 税金に虫食う輩が恰も論に

 都合良く隠す虫食い問題や

 説明聞いててマジ草生える



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