雷神風神
荒れる天気に想うは心
騒がしいのは地上だよ
眠らない街や人の営み
喧騒は鳴り止む事なく
車バイクのエンジン音
サイレン祭典開店開演
酒場酩酊修羅場で病院
起きて謝りまた修羅場
荒れているのは人の心
天気予報も大概だよね
雨が降るを下り坂とか
天の気分を下に見るな
天下泰平は程遠いだろ
晴れたら上向く勝手さ
荒ぶ人世に天晴などと
調子に乗んなよ地上人
雷神風神怒ってんだよ
神の怒りをゲリラ雷雨
荒れ模様とか他人事か
反省無き罰当たり共が
落雷感電竜巻突風雨嵐
天に黙して感謝を示せ
天の気を予報するなら
人の心も理解し合えよ
心に吹き荒ぶ慢心愚心
傲慢な予報が世を乱す
天上天下を揺るがすな
天の気を伝えるならば
ご機嫌を悪くしており
雷を落とすか否かに
皆様どうか
心を鎮め
天に祈りと
感謝を伝え
黙し反省
稲妻様
美味しい
御飯を
あり
がと
う
■あとがき
最近の気象現象に付ける名前は、何だか天気に向けた悪口や文句が多くて、自然を下に見る気象庁の欺瞞に、聞いとるこっちが申し訳ない気持ちになって来る。
天空の雲の上を走り回る雷神様や風神様も、いきなりゲリラ呼ばわりされたら、そら怒るで!
何やかんやで天の気を怒らせとるんは、天気予報で神様に無茶苦茶言うとるあんたらなんとちゃうんか?
ただ、この詩は誰が誰に向けているのかは最後の文章で判るだろう事と思いますが、普段からかかあ天下に感謝しなさいよ♪
と、オチがついた所で……
お粗末!