「色物」
「くりみヶ丘」
クレープを食べたくなるのアレ観ては
エミよりマミよ歌が好きなの
マミならば星上げられる偏見で
スターだからねまわれ右だよ
マミが乗るローラースティック未来機器
電動出来る未だ駄目とか
未来志向唱う道筋が過去遺物
車の為に未来を排除
まわれ右して欲しいね利権脳
歌って走るマミの気分で
「変わり目」
何時でも美味しい蟹や海老
甲殻類の殻の色
いったい何処で赤くなる
水から沸かす鍋の中
ゆっくりじっくりコトコト煮込む
暴れる事無く温泉気分に浸るもの
少し熱いか甲を赤らめれば手遅れに
気付かぬ己を憎み煮え湯を飲まされる
温泉に浸かっていたのか蛙ちゃん
露天風呂浮かび絶えたるその数に
じっくりコトコト水から沸かされ
この温泉偽物疑惑に思いを寄せる
いつからか温泉の文字消えていた
朝顔作り出したる外の顔
化粧は何処まで許される
厚顔無恥とは言えないな
知ってて塗り潰す厚化粧
女同士しか知れぬ裏の顔
剥がしてやるわ化けの皮
女心は秋の空と言うけど
男心は浮浪雲でしょうよ
移ろう心が雲間に見える
陽の下出れぬ陰の秘め事
涙雨で流し去れば心晴れ
雲も吹き飛ぶ程の笑い声
相手の浮気心を抑えるは
風船を持つ子供の気持ち
ふわふわ浮かべ引く手綱
Ｈｅ減るは落ち目に思え
萎み飛べずは少し可哀想
手を離れれば悲しみ襲う
Ｈｅ吸って笑わせようか
心は浮き沈み揺れる想い
心配りに変わる恋愛模様
好きや嫌いと心は変わる
「やめておけ」
恋人を紹介するのに言う台詞
「太陽みたいな人なの」
怖過ぎる
それ近付く者皆灼き尽くすよ！
喧嘩でスマホ壊されたと愚痴を聞く
「怒り爆発しててさあ」
そりゃあフレア発生で電子機器もイカれるわ！
浮気されたと愚痴を聞く
「少し距離を置いてみる」
離れて観ても目が眩むからアンタの目にこそ色眼鏡！
別れ話に愚痴を聞く
「熱しやすく冷めやすいの」
その答え出すのに何年かかった？
「映画スター」
任侠に名前浮かべる映画スター
松方弘樹・梅宮辰夫
出ない竹・竹下景子今二人
居たよ極道……竹内力だ！
「夜顔」
朝顔を咲かせ昼には萎みだす
咲かせたいのは夜に舞う華
午後の顔朝と同じと思うなよ
直し念入り刻々と濃く
お局が濃過ぎる理由ＬＥＤ
昔引き摺り暗がり用途
幽霊も昼夜明るく視え難く
照らして隠す事故物件か
「心ここにあらず」
恋人とテーブル挟み二人きり
上の空にも君への想い
水滴に映る逆さの君の顔
下を向いても舞い上がる恋
テーブルの下で蠢く君の手に
期待を隠し脈々と待つ
いつもより話が飛んで空高く
聞こえず舞うは私の心
「局」
美人局お局様とテレビ局
言うは一々尤もらしく
騙され泣くも
騙されるお前が悪いと一刀両断
嘘と詫びるを繰り返し
顔を上げれば晴々と
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信じて良いのはお局様だけ
長く居座る器持ち
色仕掛失き局の華に
水を差す野暮叱られろ
「色眼鏡」
強面のグラサン見た目に怪しむ目
睨みつけては馬鹿にし蔑むアンタの目こそ
人を色眼鏡で見る悍ましい目と知れ
人を蔑む者の目見れば先んじ口が物を言う
強面グラサン取ったら優しい眼
目が口ほどに物を言うから隠すのか
優しい者狩る卑しい目の者増えた日本
色眼鏡で見る卑しい者から護る為
今や色眼鏡掛けるは防犯対策
