口コミ評価が不適切――!Σ( ̄□ ̄;)!?信頼できる歯科医の見分け方
口コミ評価。私も確認する。
それで、かつて私が「ここは信頼できる」と感じ入り家族にもすすめて家族も通うようになったほど、信頼している歯科がある。
で、予約の電話をかけようと思い、ネットで検索して入ろうとしたときに、その評価が★2.2という信じられない事実を目撃する。
何があった!Σ( ̄□ ̄;)!?
いや、主治医が変わったとか……何らかの事情でトンでもなことになるケースもあるのだ。低評価のコメントを全部読んでからまた受診してみたが――
先生はぜんぜん変わっていなかった。
で、改めて「何であんなに酷評され、★2前半なんてダメの烙印を押されなければならなかったのだ?」と考察した。私としては、★4.4くらいかな?という気持ちだが、あんまりだという感情から★5を入れてフォローを書き込む。それでも★2.5までしか回復しなかった。
いかに、アンチコメントアンチポイントの威力が強いかを感じさせられる。
いや――ほんとうに言われる程度なら、気の毒だがしょうがないと思う。
だが、ちがうのだ。
その先生は大きな病院で歯科部長を経て独立、今ではたくさんの患者を抱えるまでになった人だ。もちろん経歴だけで信じているのではない。
その先生は、よくも悪くも、「クソがつくほど真面目」な「職人気質」だ。
よくも悪くも、というのは、その真面目っぷりが、患者ウケを悪くする方向にはたらいていることがある。そういうことに気付けない。
まったく悪い人じゃない(むしろ、まじめで誠実だ。この人は誤魔化したりしないとわかる)けれど、接客のセンスが――足りなさすぎるというか。
「いや、先生。わたしは、先生がまじめなのも、ストイックなのもわかるし、医療系の知識もある。医者だからって万能じゃないことも、状況から確定診断ができない場合もあることも、わかってる患者だから、問題ないですよ?むしろ、先生が……自分に不利なことでも、有利なことと同じくらいの割合で話しちゃう、
――ああこの人は悪いことは絶対にできない人だな、ってことも含めて、わかりますよ?
でもね、そんな患者ばかりじゃないんですよ。
なんであんなひどい書き込みをされるのか。
“先生の方針がいつまで経っても定まらない”
“説明されても、何を言っているのか、わからない”
“今は優しい歯科医も多い(患者数に対して医院が過多で取り合いになっている影響もある)のに、ここの先生は威圧感がある”
“子どもは受診させられない”
……そういうアンチコメントと低評価の山、が、悪意のあるコメントともちがう。なので、この書き込みは問題とは思わないが、
ではそれらの総合評価が適切といえるのか、とは、また別の話だ。
私はちがうと思っている。
だから、書いている。この話を知らせたくてわざわざ記載したのは考えてほしかったからだ。――
私は主治医に言いたくなる。
「真面目に「インフォームドコンセント(説明と同意)」を クソがつくほど、ばか正直!にやっているだけの不器用なあなたが、なんであんな評価を書かれなければならないのか。
――わかってますか?
あなたは、不利な情報までありのままに語りすぎる。そのせいで、わからない、説明に理解がついていかない患者は、ただただ不安になるんですよ。
あなたが噛み砕いて話そうとされていることもわかります。でも、一般的には難しすぎるんです。説明しなきゃという意識が優先され、無意識に声が大きくなったり、集中がそっちに行っちゃってるところとか、
そういうのも威圧的だと誤解される原因になります。
腕もある。まじめで、自分に不利なことでもきちんと説明するような 真面目なあなたが、なんであんな評価をされなきゃいけない?
あんな書き込みと評価、あんまりじゃありませんか!少しは、上手に振る舞ってくださいよ!」
と、言いたい気持ちをぐっとこらえた。
ヘタなのだ。でもそれは、正直さや真面目さ、偽ることができない性格気質からきているのもわかるので、酷評されるのを気の毒に思う。
私にフォローできる力がないのが歯痒いほど。
もし私が親ならば、自分の子どもも、この先生にお願いすると思うから―――
脱線したが、こういうこともある。
腕は確かだ。誠実だ。ごまかさない、って貴重なことだし
ほんとうは医師として体を預けるのは、こういう人が望ましいと私は感じている。
いっぽうで、これができていない、
はじめから、不真面目な人で医者になっている人間は相当数いることもまた残念ながら事実だ。
堀田の同窓生で医者(歯科医含む。弁護士なども多い)になった人間は男女ともけっこういて、同窓会で顔を会わせる機会もあるが
「自分や家族を任せたい」と思える人もいれば
「この人にはぜったいに見せない」と思う人もいる。
トークがうまくても面白くても人気者でも。世渡り上手でも……
都合が悪いことは誤魔化しそうでこわいな、
口八丁で乗りきって、有耶無耶にしそうだ
そう感じた人に体を預けられるだろうか。
まして、守ってやりたい愛しい存在を任せるなら。
いちばん大事なことはなんだ?
私が、★2評価をされる歯科医を庇いたくなるのは、その部分でこの人は信用になるし(技術も経験もある)と感じたからなのだ。
口コミ評価はそういうこともある。これを前提に、ぜひ、
大きな判断。プラスマイナスも伴う治療を検討する場合には 複数の歯科医院を受診すること。子どもをみせる場合は大人の自分がクリーニングでもなんでもいいので受けてみて、見極めてから。
あまり男女で言いたくはないが、傾向としてだ。この場合の医師の技量の評価は、相対的に言えば「男性」の評価の方が妥当なことが多い気がする(女性でも男性的思考が得意なタイプはその限りではない)
女性はコミュニケーション能力の高さや雰囲気を重視しすぎるのだ。もちろん大事だが、
少なくとも病院選びにおいていちばん優先すべきことはそこじゃない。
むしろ、コミュニケーション能力は高いが、
医師としての力量不足や治療判断におけるミスを姑息なやり方で誤魔化される場合もあることには注意が必要だ。
知能が高い相手ほど、へったくそ、クソがつくほど真面目とか、なんとなくポンコツ臭が漂うぞ……くらいのほうが安心できる場合もあるのだ。
★歯科衛生士、受付の事務職の年齢と顔ぶれ、容姿がバラバラであること←(明らかに若い人が多い、そこそこ可愛い人がほとんどという場合は、経験や技能ではなく、医師の好みで選ばれている可能性がある。)
★歯科衛生士の技量、知識。説明を求めたとき、歯科衛生士もきちんと説明をしてくれるか。←雰囲気がわかる
★データをもとに説明してくれるか。
★不利なこと有利なこと、プラスマイナスの情報を呈示してくれるか。
(インフォームドコンセントの基本。だが、マイナス面について、説明しているように見えて――うまくお茶を濁している医師歯科医師は少なくない。不利な面も触れながら、それでもここはこう対策していますから!みたいな部分をやたら強調するとか。
で、こういう相手も、やたら冷静に相手の話を聞いている患者相手には、
途中から、説明方針が変わったりするのだ。
当たり前だが医者だって人間だ。
万能じゃないしわからないこともあるしミスだってするものだ。)
とにかく情報を集めること。
セカンド・オピニオンどころか、サードでもなんでも集めていいと思う。
大事なのは治療方針について、専門家によって違う意見を両方集めておくことだ。最終的に決めるのは自分(子どものことなら、子どもにわかりやすく説明しその思いを確認した上で一緒に決めたほうがいい)だ。
先生がこうすすめたから、とか。
あの人がいいよと言ってくれたから、とか。
それを参考にするのもひとつのやり方だし、簡単なことはそれでいいと思う。
でも、弊害が無視できないレベルで生じる可能性があることに関しては、慎重すぎることはない。
クソまじめで不器用で、要らんことまで説明してしまうような医者や歯科医師をひとり見つけておくこと――
たぶん、そういう人は、歯切れの悪いことを言っていると思う。「ウチじゃやってません。他の病院あたられたほうがいいですよ」と平気で言ってのけられるとぎょっとするかもしれないけれど、
歯切れは悪いくせにそういうことをハッキリ言う人たちは正直だ。
任せるかは別の話だが、相談をする上できっと大きなヒントをくれる。と 私は考えている。
歯列矯正やインプラント治療などに関して。
これは、実施する病院であれば、積極的にすすめてくるものだ。儲かるし。
ここは、はじめに頭に入れたほうがいいと思う。そして、リスクやデメリットも多少は説明するだろうが、それ以上に「しなかった場合の影響」を誇張する傾向もある。
やたらと美容効果を喧伝するのも特徴だ。
不安をあおる表現、あるいは矯正をした患者さんが、小さな優越感を感じられるような情報がはしばしに描かれている点には悪寒さえおぼえる。
(たとえば、顔形がよくても歯が凸凹だったら、魅力が半減しますよね、とか。歯並びが整った笑顔はいい、自信をもって笑える歯に)みたいな、一見すると当たり前に聞こえるけれど、それを医療機関として発言するのは倫理的にどうなんだと思うような微妙な言い回しのことだ。
「欧米では、きれいな歯であることは家庭環境をあらわすステータスだ」という類いのこともある。これは美容皮膚科などとも通じるが――。
「容姿が気になる時期はコンプレックスになりますよね」とか
特定のフレーズをを使って、心理誘導をしていると感じられる場合が あまりにも多いのだ。
もちろん、必要なケースもある。
が、緊急に必要かは程度による。けっこうリスクもあるものだ。
磨き残しの発生や、虫歯や歯周病自体は、矯正中のほうがリスクは高い。なかには低頻度とはいえ、怖い弊害やリスクもある。
そして、矯正歯科ではこのことは絶対にふれないと思うけれど(これを言うと、う、と踏みとどまる親御さんは絶対に多いはずだから)、学力への影響となりえる側面も無視してはいけないと思う。
鼻炎の鼻詰まりレベルでも学力への影響は出るという。矯正に伴う歯の痛みや違和感は集中力にも影響するだろう(だがこれも、ケースバイケースだろう)。小学校~中学校の時期というのは、その後のその子の知能の発達に大きな影響を与える、大事な時期だ。
勉強ができるようになることばかりが全てとはまったく思わないが、一定水準以上の学力が身に付いていることは、その子が将来的に採れる選択肢の幅を拡げてやることには繋がる。
男の子はもちろんだが、女の子でも――もはや女の子だから愛嬌のほうが大事だよと言っている時代ではなくなった。今後はもっとその傾向が強まるだろう。
もちろんこれも程度問題だとは思う。
やはり、状態によってはそれでも早めにしたほうがいいケースはあるだろう。
が、「したことで起きる影響」も、もちろん存在する。これも個人差があり、正直、運次第というか――やってみないとわからなかったりする。
矯正を実施していない病院の意見ももらったほうがいい。明言はしないだろうがヒントはもらえる場合もあるだろう。できるだけ、様々な事例を見てきた経験のあるドクターが望ましいと思う。
なお、磨き残しに関しては、むしら矯正治療中のほうが起こりやすいので、かなり丁寧にしたほうがいいというのも、注意は必要だと思う。
虫歯は菌が入らなければ起きないが、今はもってなくても、後々、様々な経路で入ることはあり得る(歯磨きは有効だが、虫歯になるならないに関しては、この影響は大きい。食べ滓で酸を作り出す菌が存在しなければ虫歯にはならない)
と、矯正についてネガティブな情報を載せたが、理由はネットで調べても
矯正治療についてふれているホームページはほぼ百パーセント「矯正歯科」なので、やはり書き方が「やっぱり矯正したほうがいいよね?早めのほうがメリットが大きいよね」という内容ばかりだったためだ。
そうでない歯科医はあえて業務妨害になりえることは書き込むことはしないしできないだろうから、――
そういう点も注意は必要だと思う。
なお、私が上で述べていた歯科医は、
「矯正をやってる歯科医は“したほうがいい”と言うだろう。でも、あまり声を大きくしていうことはできませんが、あくまでも私の個人的意見としては、この程度なら矯正は必要はない、と思います」と言うタイプの歯科医だ。
歯そのものの影響としてはマイナスの場合もあるからだろう。
それでも、はっきりとは言えない色々と気を遣う事情はあるらしい。