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異端の紅赤マギ  作者: みどりのたぬき
第1章:異世界と吸血姫編
16/335

第16話:異世界対人戦

実はですね、下の方に☆☆☆☆☆ってところがあるんですよ。

これ秘密なんですが、一番右の☆を押すとなんと!

一瞬で★★★★★に変化するんですって!

そんな訳で、評価、ブクマ等頂けるとやる気がムクムク湧きあがります。

「い、いきなりどうしたんです?」


 状況が読み込めずアルアレが少し焦りながら俺に聞き返す。

 俺はそれに敢えて答えずにアルアレ達から背を向けた。


「まぁとりあえず外に出ようよ」


 俺はナッズの側をスルりと抜け馬車の荷台をヒョイと飛び降りる。


「んーー・・・ッ!!」


 そのまま狭い荷馬車の中に居た為に少し凝り固まった身体を解す様に背伸びをする。

 その流れで屈伸、前屈、アキレス腱伸ばしと準備運動を進めて行く。


 準備運動をしながら辺りを見回すとそこは出発地点と大して変わり映えの無い、小高い山々の間の盆地の様な場所であった。

 散発的に小規模な林などがあり()()()()()の何人かが林の付近まで行って焚き火用であろうか地に落ちている小枝等を拾い集めていた。

 軽い準備運動を終えつつ荷馬車に目を向けるとアルアレとトイズも荷馬車から丁度降りて来た所だった。

 それを確認して他の姫様兵団達が野営の準備をしている箇所とは逆方向へ歩を進め、野営地と荷馬車から少し離れた平地でまたトイズに声を掛ける。


「この辺でいいだろ、来いよ」


 そう言われトイズは無言で俺を見詰める。


「お、おい、どう言う事だ?」


 ナッズが俺に駆け寄り焦りながら問うて来る。


 焦って慣れない敬語が疎かになってますよナッズ君


「いや、なに、トイズの態度が気に入らないんで一発ぶん殴ってやろうってだけだよ」


「はぁ!?だから何でそうなった、です?」


 あっ、ちょっと可愛い


「俺が穢人だって分かったらそれはもう態度がね、なぁ、トイズ?」


「…」


 トイズは無言でまだ荷馬車の近くで俺を見ている。


 その眼だよ


「えっ!?アンタ穢人だったのか!?あ、いや、それは別にいい――」


「うるせぇよ、ちょっと黙ってろ」


「ッ!!」


 魔力障壁だの身体強化だろ?

 だから何だってんだ


 ナッズを黙らせてトイズに向かってチョイチョイと手招きをする。


「早く来いって、さっきの続きだ」


「ま、待って下さい!トイズの態度が悪かったのなら謝ります!しかしそれは――」


「俺が穢人だから仕方無いってか?」


「いや・・・その・・・」


 この世界で穢人は何の役にも立たない、ただ二酸化炭素を吐き出し、生産性も何も無い、穢れたクズカスだってか?

 それがこの世界の常識で覆す事の出来ない事実だったとして。


 俺が見下されて黙ってる理由にはなんねぇよ


「俺がその穿った考え方を矯正してやるって言ってんだよ」


「し、しかしそれでも貴方は我々の雇い主であり!その貴方に怪我でも負わせる事になったらっ」


 あ、その理由で拒否するか


「何なら一筆書いてやるよ、これで俺が如何なる怪我を負おうとお前らに一切の責任は追求しないってさ。これで安心だな?」


「そう言う問題では・・・」


 あるだろ

 これで憂いは無くなったんだからそろそろ黙ってろや


「黙ってねぇでこっち来いよ、俺にもう一度教えて下さいよ、ねえ!穢人は魔力を持っている者には絶対に勝てないって、糞は糞らしく大人しく肥溜めから出ずに魔力持ち様の邪魔に成らず、魔力持ち様の気に止まる事の無い様に息を潜めて糞みたいな人生送れってさぁッ!!」


「「「………」」」


 ちょっと熱くなり過ぎたか・・・?


 しかし俺の煽りが効いたのか何なのかは分からないがトイズは此方に向かって歩き出して来た。

 アルアレは俺の気迫に圧されたのかもう何も言わず不安げに俺を見詰め、ナッズは図体はデカい癖に小動物の様にオロオロしつつ俺とトイズの顔を交互に窺うだけで止める気配は無い。


「・・・怪我をしても文句言うなよ」


「あぁ、言わねぇよ、お前こそその無駄に高い鼻の骨がへし折れても文句言うなよ」


「・・・・・・」


 トイズは俺と10歩程の距離に来ると歩を止め脚を肩幅程まで広げた形で右足を少し前に出す形で腰を落とし戦闘態勢に入る。


「・・・穢人がどれ程無力な存在か、お前の身体に教えてやる、お前の――」


 此奴、馬鹿だな

 今の内に障壁でも張って万全を期すべきであろうに


 馬鹿は放っておいて俺はトイズの脳内で生成される魔力の出力をカットする。


「――今ここで分からせ・・・る??」


 違和感に気付いたか?

 だがもう遅い


 俺はトイズとの間合いを一気に詰める。

 当然、魔力生成をカットする前に作り出されたであろうまだ身体に残っている魔力を使っての魔力障壁を作り出させる事はさせずに。身体能力強化もさせずに。

 トイズは一瞬何が起こったのか理解出来無かったであろう。

 人間、予想外の事が突発的に起こると身体が強ばるものである。だがその強ばりも一瞬の事でトイズの両手は顔面をガードしようと動き出す。

 俺が鼻へし折るとか言ってたからだろうか顔面をガードしようと無意識に動いた感じなのだろうが。


 ばーか


 俺は心の中でほくそ笑み、殴り付けの間合いの半歩手前で制動を掛ける。

 ガードの隙間からこちらの動きを見ていたトイズは殴り付けの間合いの手前で止まった俺を見てキックでの攻撃であると判断した。

 それもそのはず。俺は既に右ハイキックのモーションへと移行しだしていたからだ。

 俺は次のモーションに入る中で端目でトイズが俺の右足を注視している事を確認し、そのまま流れる様にトイズの左側頭部へ右ハイキックを放ち―――


「ッッガハッ!?!?」


 っと見せかけてのノーモーションでのボディへのストレートを放つ!!

 予想外のボディへの攻撃をまともに喰らったトイズは肺に溜め込んでいた空気を一気に吐き出し、腰は折れ曲がって両膝を今にも地面に着けそうに倒れこもうとしていた。


 これで終わらせる訳――


「ねぇだろ!!」


 倒れ込もうとしていたトイズの両側頭部を俺は両手で抑えてそのままトイズの鼻っ柱に全力の右膝を叩き込む!!


 トイズはその瞬間意識が飛び白目を剥いて膝からガクンと落ちて受け身も取らずそのまま地に倒れ伏せた。


「「!!!!!」」


 アルアレとナッズは一部始終を見ていたが何が起こったのか理解出来ずにいる。

 ナッズに至っては口をあんぐりと開け放ち呆然としている。


「ァッ・・ッ、ア」


 意識が覚醒したトイズは必死に立ち上がろうとするが脳を激しく揺さぶられそれも儘ならない。


「穢人にすら伸されるって・・・ップ、どうなのよトイズ君?うん?」


 自分の口の端が持ち上がっているのを自覚しながらトイズを見下げ言った。


 あー、スッキリした!


「さ、行こうぜ。今日はもう進まないの?」


 俺はナッズに声を掛けて他の姫様傭兵団が火起こしをしている場所へと歩を進め出す。


「あ、あぁ、アンタ何したんだ・・・?」


 ナッズは若干引き気味に俺の隣に並び歩き出し聞いて来た。


「んー、別に何もしてないよ、ただ殴って膝叩き込んだだけ」


「いやいや、それは事有り得ないだろ!?アンタ穢人なんだろ?」


「まあ魔力無いしそうなんじゃない?」


「だったら余計有り得ないだろ!?穢人が障壁ぶち破って一発入れるなんてさ!?」


「別にぶち破っちゃいないんだけどね」


「え?」


 俺の呟きにナッズは自分の耳を疑ったのか聞き間違えたのか分からず混乱している様であったが俺は特に反応を示さずに続ける。


「まあこれで俺が魔力無かろうが人間相手ならやれるって分かったよ」


「・・・・・・・・・」


 俺はナッズと他の姫様傭兵団員達が集まる焚き火前までやって来て改めて周りを見渡してみる。

 俺とトイズの一件は他の者も気付いている様ではあったが特に何か言ってくる者はいなかった。

 そんなものなのかなと思っていると荷馬車の方からリーダーが此方に歩いて来たのに気付いた。


「何だか少し騒がしかったですけど何かありましたか?」


 ふん、気付いているだろうに


「いえ、特には何も無かったです、問題無いですよ」


「・・・そうですか、今日はもうそろそろ日が沈みますからこの辺りで休んで明日の早朝から行動を再開したいと思います」


「やっぱり夜は危ないんですか?」


「この辺りは魔獣は殆ど出没する事は無いんですが、絶対とは言い切れませんし安全を考えるならその方が良いと思いまして」


「うん、分かりました、その辺は其方に任せます」


「ありがとございます、ですが夜間は此方が交代で見張りを立たせるので貴方は安心して休んで下さい」


 リーダーはそう言うとニコリと笑顔を俺に向けて来た。交渉事に慣れていると言うか、中間管理職的な雰囲気があるな。


 まあ俺は社会に出て仕事なんてした事ないんだが・・・


 それでもリーダーからは戦闘だけしている傭兵と言う以外の雰囲気を感じた。

 苦労してそうなんて事も思ったり思わなかったりするがまあそれはいいか。


 それよりも!異世界に来て初めての夜営!

 そうなれば当然楽しみになって来るのが()()()()()()!!

 今日の晩御飯は何ですか~?


 近くに林もあるし兎なり鹿とかその辺の野生動物でも狩って来て豪快に丸焼きとか?

 それとも肉と山菜とかその辺をごった煮した汁物か!?そうなるとそれに硬ったい黒パン辺りも一緒に出てくるとかがテンプレなのか?

 あれ?でもコイツら荷物なんて全然持って無いよな・・・

 荷馬車にも荷物なんて全然無かったし、個人で持ってるのなんて精々が腰に付けたポーチみたいなものくらいだ


 ・・・パンでは無いのかな?


 とりあえず待ってればその内何かしら出て来る・・・よね?

暖くんはストレートをトイズの腹に叩き込んだ時、実はノーモーションでかつ肩甲骨、肩、肘の可動域を極限まで使って低い姿勢で飛び込みつつの腹パンを放っているのです。

そのリーチはキックと同じくらいになったりするのです。


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序盤、特に1章辺りはすみません、初投稿でかなり拙文であったりしますので、時間があればその内表現や台詞回し等大幅に変更予定です。

それまでは何卒、生温かい目で見守ってやって下さい。

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