設定集 ※ネタバレあり
この設定集は、ゲーム部門の応募のために書かれたもので多数のネタバレが含まれていますのでご注意ください。
【アピールポイント】
本作品で1番力を入れていることは伏線です。ストーリーの内容自体、とある事件を回避すべく過去にタイムリープした主人公とその仲間を描くごくありふれた内容です。
しかし、その事件を回避することとは別にさまざまな事柄で何度もタイムリープを繰り返す事になりますが、前半に事件の解決に無関係の伏線を回収した後、後半に事件解決の重要な伏線回収へと切り替わっていく二重伏線が張られています。多少こじつけだと感じる部分はあると思いますが、矛盾しないように綿密にストーリーを作りました。
【世界観】
舞台は2025年の東京。主人公がバイトする事になる喫茶店は池袋。
近未来ですが表向きは科学が進歩して生活がより楽になったり、すごい便利な機械や医療が発達したりは2019年現在と変わりません。
ところが、ある組織は秘密裏にタイムリープをする薬と、サイボーグ化計画を実行していました。
【用語】
・クォンタム・カプセル
記憶がある場所へ明晰夢を通じてタイムリープを行える。
メリット
1、記憶を覚えていればどんな時間でもタイムリープが可能。(過去に戻った後、未来が改変されていなかったら再び未来へ帰ることもできる)
2、シロノバイザーと組み合わせる事で数年前の過去へもリープが可能となる。
シロノバイザーは過去や未来の映像を映し出すことが出来るので、忘れた過去を思い出させてリープすることが出来る。
デメリット
1、タイムリープをしてしばらく経つと記憶の一部が無くなる。
無くなる記憶は2つ。
『タイムリープ前の考えが原理となってタイムリープ後に起こした行動の記憶』
『タイムリープ直前から巻き戻した時間まで』
⚪︎例
リープする時間を12時から10時の2時間とします。
消える記憶は、リープする前の10時から12時の時間帯です。
リープ後の10時からの記憶は消えません。
ただ例外として、リープする前に考えていた行動が原理となってリープ後で起こした行動も消えます。
例えば、アイスが食べたくて列に並んでいたが、直前で売り切れになり「アイスを買うために過去へ戻る」という原理が働くとリープした後『アイスを買うため』ということを記憶から消去され、自分が何でアイスを購入したのかわからかくなったり、そもそも自分が何で列に並んでいるのか分からなくなったりします。
2、記憶が消える時間は、1時間前にリープしたとして約40分後と短め。
上記の前者の例で考えるなら、11時20分前後で記憶が無くなります。
・クォンタム・カプセルβ
大輝が未来からタイムリープした後、喫茶店で作ったクォンタム・カプセル。
・シロノバイザー
1950年代、バチカン市国で名だたる科学者によって作られたブラウン管型のタイムマシン。過去や未来の映像を映し出すことができる。WI9の組織が狙っていたため止むを得ず処分したが、研究者の1人が再び作り上げてしまう。その時にスピーカーまで修復できなかった為音声を拾うことが出来なくなってしまう。
・観察サイボーグ
クォンタム・カプセルを使用すると一部記憶が消えてしまうのでそれを防ぐ為に改造された人間。
しかし、2027年の時点で約4年前しか記憶の消去を防ぐことはできない。それを超えてしまうと、サイボーグをした本人は脳に多大なるダメージを覆い、記憶喪失などの症状に陥ることもある。
・WI9
イギリスの秘密情報組織。シロノバイザー入手のためにクロノス・ラボにスパイを送った。
【歴史】
1950年代、バチカン市国でイタリアの有名なエクソシストであるペラグリー・ノエルを中心に科学者集団によって『シロノバイザー』と言う過去や未来を観測できるブラウン管型のタイムマシンが開発された。
しかし、『WI9』がシロノバイザーを狙っている事を知る。外部に奪われると危険なため、止むを得ず処分した。
ところが、開発者の1人のヴェルス・ファン・ブレインがシロノバイザーを再び作り直してしまう。
その後、更にシロノバイザーを有効活用すべく、記憶している場所にタイムリープさせる薬を作り始める。
薬を作成中に日本人と結婚する。そして子供が生まれる。名前は、福部 宗一。
1970年代にヴェルス・ファン・ブレイン死去。
薬の開発を息子の宗一が携わることとなる。死に際にヴェルスは、宗一に最後の願いを言う。それはたった1人で薬を完成させることだ。もし他の研究者と作ると、薬だけで無くシロノバイザーまでも情報が漏れ再び狙われる恐れがあるからだ。
それから30年間研究し続けた宗一であったが、あまり成果が上がらなかった。そこで遂に父との約束を破り、世界中のよりすぐりの研究者達を集めて開発を行った。その時に新宿の国立大同紀スタジアムを建設して地下に『クロノス・ラボ』という研究所を作る。
その1年後に元ラボの一員だった研究者がシロノバイザーの事についてかかれた著書を出版。書籍は世界的に売れて世に知れ渡ることとなる。しかし、ほとんどの人は噂程度にして流していたが、WI9はまだシロノバイザーはこの世に存在していると確信した。
組織が奪いに来るのを恐れた宗一は、 池袋のある建物にシロノバイザーを隠した。
WI9がラボを存在に気付き、科学者の八坂 マリアをスパイとしてラボに送り込んだ。
2016年たった頃、もう少しで完成まで来ていたがある課題をつけつけられる。それは薬にはどうしても記憶が一部忘却する副作用が生じてしまう。そこで、リープしても記憶が消えないように身体をサイボーグ化する事を考え出す。しかし、リスキーな実験だった為、誰も被験者になりたがらなかった。そこで、偶然両親を事故で失った松井 翔を養子で引き取り実験台にさせる。
そうして2021年に翔のサイボーグ計画が完成し、2024年に過去にタイムリーする薬を完成した。この薬の名前を『クォンタム・カプセル』と命名。
そして2027年に事件が起きた。
WI9がクォンタム・カプセルとシロノバイザーを盗む為にラボを襲撃。
宗一を始め多数の科学者が死亡してしまう。そんな中、科学者の一員の矢野 大輝は何とかその場を逃れてシロノバイザーを使い過去へ戻った。しかし、相手もすぐ近くに来ており焦っていたあまり特に飛ぶ時代を気にせずタイムリープを行いたどり着いた場所は2021年だった。そして過去に飛んでも記憶が消えない拓哉だったが、本来の時間飛躍限度は4年前までしか設定されておらず2年も多く飛んでしまった為、タイムリープ後、記憶喪失に陥ってしまう。
記憶を失い途方に暮れていると、偶然出会った要潤 結衣という女性に居候してもらう事になる。この時に、名前も忘れているので 要潤 拓哉と名付けられた。(それまでは松井 翔という名前)
一方大輝は、ラボメンバーに未来のことを伝えたかったが、リープした当時はまだラボの一員になっていないので、ラボに入ることはおろか住所や連絡先も知らなかった。しかし、あることを思いつく。
当時バイトしていた喫茶店の店長に店を譲り受けて喫茶店に地下を作りそこで1人でクォンタム・カプセルを作りお金儲けを目論む。作り方は未来で一緒に研究していたので自信はあった。
しかし、いずれ過去の出来事を忘れるのでメモを残すことにして4年が経った2025年。遂に大輝の記憶がなくなったが、ここで痛恨のミスをする。地下室でメモを書いてる最中に寝てしまう。次の朝、なにもかも忘れていた大輝はメモに見向きもせず地下室を出てしまう。地下室の扉を開くにはパスワードが必要だが、そんなことは知らず部屋から出てしまい扉が開かなくなってしまい完全に記憶を思い出す術が閉ざされてしまう。ただし、奇跡的にクォンタム・カプセルとその説明を記した紙は外に置いてあった。
―――――――――◇◇◇あらすじ◇◇◇―――――――――
※本作品は現代編(第1部)、過去編(第2部)、改変未来編(第3部)の3部作となっています。
【第1部のあらすじ】
2025年11月末、拓哉は喫茶店 カモマイルという小さなお店でアルバイトをすることになる。その喫茶店には店長も知らない開かずの扉が存在していた。しかし、その他にも不可解なものがあった。それは過去に戻れる薬、クォンタム・カプセルというもの。
拓哉と同じバイトで来た千川 樒は試しにそれを飲むと拓哉の周りが歪み始めてタイムリープをした。ところが過去に戻ったはいいが何故だか拓哉は過去に戻ってもリープ前の記憶が残っている。
不思議ながらもこの能力を使って来店してきたお客の
戻りたい過去へ戻せることが出来るんじゃないかと考え出す。
⚫︎タイムリープしたお客
①、青木 勇大(教章大学の男子学生)。好きな人に告白をしようと文化祭の演劇中に告白をしたが、演劇中に告白をしたのがまずかったらしく失敗に終わった。
そのことで悩んでいた時に立ち寄った喫茶店でうまく告白するシチュエーションを作るべくタイムリープする。
②、森峰 千代 (源ニ探偵事務所の新人探偵少女)。正月に事務所に行方不明になった幼い女の子を探してくれと母親がやってくる。少ない手がかりでようやく見つけたが、少女はすでに亡くなっていた。もう少し早く見つけ出していたら助かっていたかもしれないと嘆いているときに立ち寄った喫茶店で今度こそ救おうとタイムリープをする。
③-1、伊賀上 太郎 (サラスバディの猛烈なファン)。サラスバディ初のワンマンライブ当日にファンの男性は寝坊する。理由は、昨晩の大嵐の雷で電波時計が止まりアラームが鳴らなかった。このままでは物販が買えなくなることに焦りを感じて急いで家を飛び出した。その道中、花田 希とぶつかりチケットを落としてしまう。落としたことに気づいたのは入場する直前。
結局入場することができなくなってしまった時に、同じくライブに来ていた樒と出会い喫茶店へ誘われる。そこでタイムリープをする。
③-2、花田 希(ニート)
希は喫茶店へ行く道中に伊賀上が落としたチケットを拾う。落とし主に返したほうがいいと大輝に指摘されて渋々ライブ会場へ向かうが、その間に落とし主の伊賀上は樒と喫茶店に行き気づかないうちに過去へ戻る。
チケットを拾わず喫茶店へ行く。すると、テレビでライブ会場である国立大同紀スタジアムが突如爆発したとニュースでしていた。希と拓哉はクォンタム・カプセルを用いて爆破犯を阻止するため過去へ戻る。希は犯人の元へ行くが襲われてしまう。そこへライブの準備をしていた妹の凛が助けに来た。なんとかその場をしのいだが、希は瀕死状態。最後の力を振り絞り凛に外にいる拓哉の所に行くように促して息を引き取った。
③-3、花田 凛 (サラスバディのリーダー)。
姉が犠牲になり泣きながら外に出て姉が言っていた喫茶店の男を探す。しかし、ファンの人たちは、凛のことに気づき集まってきてその直後、ライブ会場が爆発。
そして凛はようやく拓哉を見つけ出し過去に戻ることができる。
なんとか2人で力を合わせて、無事爆破犯を防ぐ事に成功した。
その後、凛は喫茶店へと足を踏み入れてタイムリープをしたいと言いリープをする。
ところが戻ったのは何故か5年前の2021年だった。
【第2部のあらすじ】
拓哉が目を覚ましたのは、謎の部屋だった。その部屋をなんとか脱出する。家に向かうと、玄関口で結衣と凛が話している場面に直面する。
拓哉もそこへ行き凛になんで5年前に戻っているのか問い詰めると急に逃げ出す。
それを追いかけて捕まえた拓哉は詳しい話を聞かされる。それは、絶縁した結衣との関係を取り戻すために過去や未来を観測することができるシロノバイザーとクォンタム・カプセルを用いて過去にタイムリープをして来たというものだ。
その後、喫茶店で大輝と出会い、様々な事を知る。
⚫︎大輝が話すこと
・大輝と拓哉は、元々2027年から来た未来人だということ。
・2027年に秘密組織WI9が研究所に奇襲を仕掛けてたくさんの人が死ぬ。なぜ研究がバレたかというと、八坂 マリア(サラスバディのマネージャーでもある)がスパイで研究の事を密告していたから。
・当時研究員として働いていた大輝は急いでシロノバイザーを適当な時間にセットして過去に戻った。その時間が2021年。
・そして拓哉は過去に戻っても記憶が継続するサイボーグであるということ。
・4年前しか記憶を保てないのに6年前に飛んでしまい拓哉は記憶喪失になってしまった。
⚫︎拓哉と凛、大輝が変える未来
・凛と結衣との関係。お互い仲直りして縁を取り戻す。
・樒の気持ち。お金持ちの家が嫌で家出をして上京してきたが、拓哉と出会い話していくうちに家に戻る事を決める。
・松原 千代を危機的状況を大輝が救う。本来なら探偵事務所の先輩が救い、千代は源ニ探偵事務所に所属する動機へとなっていた。(これに関しては松原 千代だということはわからなかった為、意図せずに未来が変わってしまう)
シロノバイザーの性質上、記憶がある箇所でしかクォンタム・カプセルを用いてタイムリープを行えない。なので記憶があり、未来改編が行われていないアルバイト初日へタイムリープをする。
そして未来へ戻ると千代がアルバイトとしてやって来た。
【第3部のあらすじ】
バイトが終わると記憶を忘れている大輝に、開かずの扉を開きそこで大輝が記憶を忘れてもいいようにと書いた日記が置いてあった。(ドアのパスワードは過去の大輝から教えてもらっている)
日記を読んでいると、帰ったはずの千代がやってくる。
千代は元々探偵志望であったので何か役に立つことがあるかと考えて3人で研究者達が持っているシロノバイザーとクォンタム・カプセルを破棄させようとして研究者達に立ち向かう。
(凛には電話やラインを送ったが、記憶を忘れていてストーカー扱いされたので凛に力を貸すのを諦めている。)
〜松原千代編〜
喧龍鬼のアジトにはシロノバイザー保管場所へと続く経路があるので中に入るにはマネージャーと一緒に仕事している凛が必要だが、記憶を忘れてストーカー扱いまでされてしまう。
最初に考えた行動は、サラスバディの握手会で、凛を味方につけること。そしてラボの鍵を手に入れる。
しかし、その際中にトラブルが発生し千代が事故を起こして記憶喪失になってしまう。その時、千代が所持していたクォンタム・カプセルが粉々になり使い物にならなくなってしまう。
申し訳ない気持ちになる拓哉と大輝は千代をメンバーから外すことにした。
〜花田 凛編〜
次に考えた行動は、結衣の力を借りて凛に接近を試みること。
凛はワンマンライブの練習が忙しくてなかなか結衣と遊ぶ機会が無かった中、唯一元日だけ遊ぶことができたのでその日を狙うことにする。
そしてなんとか凛を味方につけることに成功。鍵も入手して保管場所へと足を踏み入れる。念の為、警察に連絡して何かあったように対応する。
中に入りシロノバイザーを見つけるが福部 宗一と遭遇する。拓哉はナイフで刺されて犠牲になると同時に警察がやってきて宗一を連行。しかし、拓哉が殺されてしまったので、宗一が所持していたクォンタム・カプセルで過去に戻る。
もう一度挑戦するが、宗一がシロノバイザーごと失踪して見失う。諦めていたら、凛の記憶継続時間が経ち拓哉をストーカーだと誤解を招く。そこへ警察がやってきて拓哉をストーカー犯だとして連行してしまう
〜千川 樒編〜
樒はサラスバディのライブの為東京へやってくる。そのついでに喫茶店へ立ち寄ると拓哉が無実の罪で牢屋に入れられていることを知る。樒は保釈金を支払い拓哉を釈放する。拓哉千代が犠牲になり、せっかく凛までも味方につけることができたのに振り出しに戻り鬱状態に陥ってしまう。それを樒は励まし共に戦うことを拓哉に話す。組織のラボは国立大同紀スタジアムなので、サラスバディのワンマンライブの日に決着を付けようとする。
・科学者と爆破犯との決戦!!
まず、ストーカーの件で警備が厳重に強化されているが、爆破犯は爆破以外で何か仕掛けてくる可能性があった。
まず行ったことは、拓哉は警察にマークされているので喫茶店で待機する。
樒はチケットを持ってるので会場内からラボへ潜入を試みる。
大輝は、拓哉に爆破犯の特徴を教えてもらい、犯人を捜して様子を見た後に、会場の近くマンホールからラボへ潜入。ところが、昨晩の大嵐でマンホールの中は大量の水がありマンホールからでは無理だと考える。
他に策はないかと考えていた時に、希が喫茶店へやってくる。そして伊賀上 太郎 が落としていったチケットを持っていた。なんとか許しを得てチケットを入手する。しかし、大輝がそれを取ってくる間に爆破犯が何か仕掛けてくる可能性もあったので、間に合わなかった事も考えて拓哉が変装して会場へ向かうことになる。
その道中に伊賀上を捕まえて母親が危篤だから病院へ言い行かせる。
会場に着いた拓哉は大輝にチケットを渡す。すると丁度爆破犯も中に入っていった。大輝も後に続き中に入る。
外は厳重だが、中は手薄なのでバックヤードにこっそり忍び込んでいた。そして爆破犯が爆発物を仕掛ける前に拓哉が捕まえる。そして警察に突き出す。しかし、大輝が事情聴取に追われてラボに潜入できなくなってしまう。
止むを得ず爆破犯の騒ぎになっているすきに樒がラボの内部へ潜入。
樒だけでは不安なので仕方なくマンホールから水に潜りラボへ潜入する。
【登場人物】
⚫︎喫茶店 カモマイル
※喫茶店名の由来は2通りある。1つ目は、以前の店長が好きだった花の名前。2つ目は、英語のCame onとSmileを合わせた造語。『笑顔よ来たれ』という意味。
人があまり入らなくて閉店しようと考えていた最中、店員の矢野 大輝が店を譲ってほしいと頼まれて承諾する。
・要潤 拓哉本名:松井 翔
《性別》男
《年齢》25歳
《趣味》アニメ・ライブ鑑賞。
《一人称》俺
《生い立ち》幼少期に親に捨てられて児童養護施設に預けられる。15歳まで施設にいて中学卒業後、福部宗一のもとに引き取られる。引き取られた後は高校には通わず宗一の実験台となり、2021年20歳の頃に過去に戻っても記憶が消えないサイボーグへと改造された。その後、27歳の時にWI9がラボを襲い大輝が5年前にタイムリープをして翔も一緒に行った。ところが翔も記憶をなくしてしまう。理由は、本来の時間飛躍限度を超えてしまった為。翔は偶然出会った結衣の家に同居することとなる。記憶がなくなり名前を忘れているので要潤 拓哉と名付けられた。
《性格》めんどくさがり屋。中卒のせいで学力が低く、安易な考えしか出来ない。
・千川 樒
《性別》女
《年齢》23歳
《趣味》ライブ鑑賞
《一人称》私
《生い立ち》神奈川県出身。大金持ちの家系に生まれた樒だが、堅苦しい生活が嫌になり普通の生活を送りたいと願うようになる。そして高校卒業と共に上京して就職する。ところが、裕福な生活をし過ぎて身の回りの事はおろか対人関係も上手くいかず1年も経たないうちに辞めた。その後とりあえず目に付いた喫茶店の求人誌に応募して喫茶店のアルバイトをする事となった。
《性格》幼い時から甘やかされているので多少自己中な面がある。
《髪型》明るいアッシュベージュでおさげの二つ結びを肩に垂らしている
《未来改変後》樒は実家にもどる。
・矢野 大輝
《性格》男
《年齢》26歳
《趣味》いろんな研究
《一人称》俺
《生い立ち》2023年にラボの一員になる。その後2027年に事件が起こり拓哉と一緒に2021年に戻る。事件をきっかけに翔と一緒にタイムリープした。しかし、誤って2021年まで飛ばされてしまう。
大輝はラボに行ったが、当時はまだ所属しておらず入ることができなかった。翔の所在をつかめず途方に暮れていた時に思いついたのが当時バイトしていた喫茶店の店長に店を譲り受けで喫茶店に地下を作りそこでクォンタム・カプセルを作って学会に発表しようと目論んだ。
しかし、いずれ過去の出来事を忘れるのでメモを残すことにした。
こうして大輝はクォンタム・カプセルを作る。
この薬をクォンタム・カプセルβと名付けた。
そして、遂に大輝の記憶がなくなったがここで痛恨のミスをする。地下室でメモを書いてる最中に寝てしまう。次の朝、なにもかも忘れていた大輝はメモに見向きもせず地下室を出てしまう。地下室の扉を開くにはパスワードが必要だが、記憶がないので開かずの扉となってしまう。ただし、奇跡的にクォンタム・カプセルβとその説明を記した紙は外に置いてあった。
《性格》好奇心旺盛でおっちょこちょい。やりたい事はとことん研究して極める。逆にやりたくない事は一切手を付けない
●教章大学
・青木 勇大
《性別》男
《年齢》22歳
《趣味》ランニング
《一人称》僕
《生い立ち》永田 健斗と親友。高校の時から葵 美咲が好きで文化祭の演劇で告白をようとする。
《性格》消極的で臆病。親友の健斗とは対照的な性格なので少し羨ましいと思っている何に対しても真面目。
・葵 美咲
《性別》女
《年齢》22歳
《好きな事》演劇
《一人称》私
《生い立ち》不良に絡まれていたところを暴力団の喧龍鬼に助けられて一目惚れをする。
《性格》控えめでおとなしい。誰に対しても優しい
《髪型》黒髪ストレートロングヘア
永田 健斗
《性格》男
《年齢》22歳
《趣味》読書
《一人称》俺
《性格》ムードメーカーで社交的な生活。仲間想い
⚫︎源ニ探偵事務所
・尾田 源ニ(おだ げんじ)
《性格》男
《年齢》40歳
《趣味》パズル
《一人称》俺
《生い立ち》父親の後を継いで大学卒業後、探偵事務所に入った。
《性格》困っている人をほっとけない優しい性格
・真島 岳
《性格》男
《年齢》27歳
《趣味》人間観察
《一人称》俺
《生い立ち》学生の時から、いじめや虐待にあい鬱状態に陥っていた。自殺しようか考えていた時に尾田 源二に出会い自分を守るために術を教わる。
それは、キャラ作りをして本来の自分を隠すこと。こうして岳は厨二病になったが、それと同時に横柄な性格へとなってしまった。時折、素に戻る時がある。
《性格》横柄。お客に対しても酷い態度をとる。キャラを演じてるだけで根は優しい。
《特徴》厨二病の名探偵。
・森峰 千代( もりみね ちよ)
《性別》女
《年齢》23歳
《好きな事》かっこいいもの
《一人称》ちよ
《生い立ち》シャーロック・ホームズに憧れている。
2021年に家が火事になった際に尾田 源ニに助けられて、将来源ニ探偵事務所に就く事を決心した。
《性格》ドジっ子。責任感が強いく、後先考えずに行動する。
《髪型》茶髪のカールボブ。
《関係》森峰 紗梨の妹。
《未来改変後》2021年の火事は大輝が助けて喫茶店の店長もホームズと同じくらいかっこいいと思うようになり2026年にバイトとしてやってくる。
⚫︎アイドル事務所
※サラスバディ
由来は、七福神の弁財天が元になった女神である『サラスヴァティー』と、2人で1組を意味する『バディ』を合わせた造語。
(途中から1人加入するのでバディは単に仲間という意味に変わった。)
・花田 凛
《性別》女
《年齢》24歳
《趣味》エゴサーチで自分の悪口を探して擁護する
《一人称》私
《生い立ち》サラスバディのリーダー。『りんりん』の愛称で親しまれている。
結衣と親友だったが、事務所に入った時期に、暴力団と遊んでいたことがバレると仕事に支障をきたすとマネージャーに言われて要潤 結衣との縁を切ってしまう。
しかし、 しっかり謝ることができなかったとずっと後悔をしていたが、機械の映像が映るシロノバイザーというものを知り早速映像を見て過去に戻ろうとしたが、できなかった。そんなある日、サラスバディ初のワンマンライブの日に爆破事件に巻き込まれる。そこで拓哉と出会い過去に戻れるクォンタム・カプセルの存在を知ることとなる。
《性格》器が小さい
《髪型》赤髪のポニーテール
・八坂 舞
《性別》女
《年齢》24歳
《趣味》裁縫
《一人称》まい
《生い立ち》サラスバディのメンバー。
イギリス人とのクォーター。イギリス生まれ日本育ち。母はイギリスのWI9に所属しており日本へ来日する機会が少ない。
『まいまい』の愛称で親しまれている。
《性格》天然かつ天真爛漫
《髪型》金髪のミディアムヘア。
・森峰 紗梨 (もりみね すずり)
《性別》女
《年齢》25歳
《趣味》音楽を聴く
《一人称》自分
《生い立ち》もともとソロアイドルだったが、凛に一緒に入らないかと誘われる。最初は乗り気じゃなかったが、最終的にはサラスバディに加入した。
「もりもり」の愛称で親しまれている。
《性格》クールでおとなしい。
《髪型》茶髪のロングヘア
《特徴》常にヘッドホンを装着している。
※メンバーに呼びかけるコール。
ライブ時に、
オン・ソラ・サラス!(訳:サラスバディ〜万歳!!)
という呼びかけがファンの間に広まった。このコールの由来は弁財天の真言である
オン・ソラソバディエイ・ソワカ(訳:サラスヴァティー様〜)
から来ている。
これは弁財天にお願いをかなえてもらうための呪文だが、グループ名が弁財天から来ていることもあって、メンバーに呼びかける際に多少言葉を変えてファンがコールをする。
また、チケット抽選時にもこの呪文を何度も唱えると当選確率が上がるなどと言われているが噂に過ぎない。
⚫︎クロノス・ラボ
・福部 宗一
《性別》男
《年齢》53歳
《趣味》実験
《一人称》俺
《生い立ち》イタリア生まれ。父のヴェルス・ファン・ブレインが作成していたクォンタム・カプセルを父の死後引き継いで作成する。
その30年後、研究者を集めてクロノス・ラボを作る。
《性格》負けず嫌い
・八坂 マリア
《性別》女
《年齢》43歳
《趣味》娘の成長記録を書くこと
《一人称》私
《生い立ち》イギリスのWI9に就いていてほとんど日本に帰らないが、シロノバイザーを奪取するために日本にあるラボにスパイとして潜入することになる。娘の舞がとても好きで舞がアイドルになると聞いてせっかくなのでマネージャーをやろうと思いスパイのついでにサラスバディのマネージャーになる。
《性格》温厚な性格。怒ると怖い。
《未来改変後》凛がいままで起こったことを忘れないようにメモしたのを拾う。そこでシロノバイザーが他の連中も狙っているのではないかと考え、凛を拷問にかける。その間、体調不良という口実でアイドルを休止する。結局話さずに記憶をなくしたのでシロノバイザーを厳重に守るべく喧龍鬼にアジトを提供する代わりにシロノバイザーの保管場所へと続く教会に誰も入らないように見張るように指示を出す。
・矢野 大輝
ラボメンバーの一員
⚫︎喧龍鬼
・要潤 結衣 (かなめ ゆい)
《性別》女
《年齢》25歳
《趣味》空手
《一人称》私
《生い立ち》高校の時に暴力団『喧龍鬼』総長を空手の技術で仕留めたことから結衣は慕われるようになる。それから結衣が次の総長に強制的になってしまう。その後結衣は暴力団では無く人助けをする団へと更生させる。
しかし、突如親友の凛が暴力団とは絡みたくないと言われる。あまりのショックで団をやめて凛に電話をかけたが音信不通。それ以降一度も合うことはなかった。
〈性格〉クールでおとなしい
・松原 智子
《性別》女
《年齢》21歳
《一人称》アタイ
《生い立ち》結衣が脱退後、総長になる。智子のスタンスは結衣とは正反対で人助けの団では無く暴力団へと戻ってしまう。
お金目的で潤 圭介と付き合っていたが、婚約することになり、マリッジブルーを装い結婚を破棄した。
《性格》荒っぽくて喧嘩好き。
・葵 美咲
不良からたすけられたこともあり喧龍鬼に無理矢理入らされた。
⚫︎その他
・花田 希
《性別》女
《年齢》21歳
《趣味》ゲーム
《一人称》私
《生い立ち》プロゲーマーになるといい、会社を辞めた。現在ニート。
《髪型》黒髪セミロング
《性格》大雑把。
《特徴》寝巻きのまま外出することがある。髪は整えず、常にボサボサ。
・潤野 圭介
《性別》男
《年齢》30歳
《好きな事》酒を飲んで愚痴を言う
《一人称》俺
《生い立ち》松原 智子と婚約していたが、直前で破棄される。
《性格》しっかり者。
・中村 五月
《性別》女
《年齢》11歳
《一人称》さつき
《生い立ち》2026年正月に東京へ母親と旅行中に誘拐される。
《性格》やんちゃ
・伊賀上 太郎
《性別》男
《年齢》31歳
《一人称》俺
《趣味》アニメグッズ集め
《生い立ち》小学生の頃からアニメが好きなヲタク。ワンマンライブの時に遅刻をして急いで出かけると花田 希とぶつかりチケットを落としてしまう。また、そのライブの日に母親が急死するという事態にも直面する。
《性格》好きなものになら何でも捧げられる変人気質。
【年表】
―1週目―
1950年代
ペラグリー・ノエルを中心に科学者集団によってシロノバイザーを開発する。
CLVやWI9などの組織がシロノバイザーを狙っている事を知り処分した。
開発者の1人のヴェルス・ファン・ブレインがシロノバイザーを作り直す。
過去に戻る薬を作成開始する。
1960年代
薬を作成中に日本人と結婚した。そして子供が生まれて名前を宗一と名付けた。
1970年代
ヴェルス・ファン・ブレイン死去。薬の開発を息子の宗一が携わることとなる。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
2001年
宗一世界中のよりすぐりの研究者達を集めて開発する。
新宿の国立大同紀スタジアムを建設して地下にラボを作る。
2002年 元ラボの一員がシロノバイザーについての著書を出版。
2003年 WI9が八坂 マリアをスパイとしてラボに送り込む。
2016年 要潤 拓哉(このときは松井 翔)は両親を事故で失う。養子で宗一引き取られ実験台にさせられる。
2020年 サラスバディ結成。メンバーに娘がいるマリアはアイドル事務所に入り研究者とマネージャーの掛け持ちをする。
2021年 拓哉の改造が終わる。
2023年 矢野 大輝がラボに入る。
2024年 遂に過去に戻れる薬が完成する。
クォンタム・カプセルと名付ける。
2027年 突如WI9がラボを襲撃。宗一や他の科学者が犠牲となる。大輝がシロノバイザーとクォンタム・カプセルで2021年に戻る。
―2週目―
2021年 大輝と拓哉は未来からくる。 しかし、拓哉は未来での記憶がなくなっていた。
結衣は記憶喪失の拓哉と出会う。
2022年大輝はクォンタム・カプセルを作る。
この薬をクォンタム・カプセルβと名付けた。
2025年
記憶を失う
〜物語開始〜
第1部
2025年11月 拓哉は喫茶店 カモマイルでアルバイトをする。樒と出会う。大輝と再開するもお互い忘れている。
教章大学学園祭
12月 サラスバディの握手会
2026年1月 幼女殺人事件
サラスバディ初のワンマンライブ。会場は国立大同紀スタジアム。
ライブでの爆破事件が終わった後、凛が数時間前に戻りたいと言われる。
しかし、何故か2021年に戻された。
―3週目―
第2部
2021年
拓哉は凛を見つけ事情を問いただす。
記憶が覚えている大輝は、喫茶店で会った拓哉と凛に未来で起こった事を話す。
凛歌と結衣は和解する。
樒は実家に帰る。
松原千代を大輝が助ける。
2022年クォンタム・カプセルβを作る。
保管場所に潜入してシロノバイザーの映像を見て拓哉は2025年にタイムリープする。
(その後、凛歌は過去から来た事を美樹にバレてしまい監禁される。その最中に凛の記憶が消去する。
シロノバイザーはラボに移される)
第3部
2025年 11月 拓哉は3年後からタイムリープする。
千代が喫茶店のバイトをする。
教章大学学園祭。教会をアジトにする喧龍鬼を仕留める。
12月 サラスバディ握手会
千代は事故に遭い、記憶喪失になる。
2026年1月 凛を味方につける事に成功。しかし、シロノバイザーの破棄に失敗。拓哉は警察に捕まる。
サラスバディ初のワンマンライブ。
研究者と相対して元喧龍鬼の結衣の助言を思い出して勝利する。最後は、ラボが水に沈んで、クォンタム・カプセルとシロノバイザーは故障した。
【スポット】
・喫茶店 カモマイル
カミツレの花がトレードマーク。主人公がバイトをする事になるお店。クォンタム・カプセルを入れたお茶『パスティール』を来店してきたお客に提供する。
・教章大学
最初にクォンタム・カプセルを提供される学生が通っている大学
・源ニ探偵事務所
2番目にクォンタム・カプセルを提供される新人探偵がいる事務所
・国立大同紀スタジアム
2026年1月に行われるサラスバディの単独ライブの開催場所。爆破テロが行われる場所でもある。
・クロノス・ラボ
2003年に立ち上げた研究所。所在は国立大同紀スタジアムの地下。
クォンタム・カプセルを研究した。
過去に戻っても記憶が維持し続ける観測サイボーグ
・シロノバイザー保管場
2003年に立ち上げた建物。シロノバイザーを厳重に保管している場所
隣の教会からの秘密の経路で中に入ることができる。
・教会
廃墟と化した教会。喧龍鬼のアジトになっている。