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ギルド

 剣と槍が交差する独特な看板が特徴的なギルドの前に俺はいる。


 俺は中へと足を踏み入れる


 中はちょっとしたお祭り騒ぎだった。


「ギルドってのは何時もこんな感じなのか?」


 誰に言った訳でもない独り言に答える声があった。


「ギルドは何時もこんな感じだぜ。兄ちゃん見ねぇ顔だな。名前はなんて言うんだい?」


「初対面の人に名前を聞く時はまず自分からって習わなかったか?」


「悪ぃ悪ぃ、自己紹介がまだだったな。俺はウルガ。これでもCランクなんだぜぇ。」


「Cランク?ギルドにはランクというものがあるのか?」


「それも含めてギルドカードを作って貰う時に色々聞いてみるといいぜ。」


「わかった。感謝する。」


 そう言って俺は受付の真ん中にいる受付嬢に話しかけようとしたが言葉が出なかった。


 俺がコミュ障という訳ではい


 その受付嬢の耳がピンととんがっていて、長かったからだ。そして何よりも長く綺麗な金髪がとても美しかった。


 そう


 エルフである。


 俺が言葉を発せずにいるとエルフの受付嬢から声がかかった。


「エルフを見るのは初めてですか?珍しい種族なのでここに初めて来た人は皆そのような反応をするんですよ。」


「そう言ってくれると助かる。ギルドカードを作りに来たんだ。登録がしたい。」


「かしこまりました。ではこの羊皮紙に名前と戦い方等を書いてください。」


「わかった。」


 名前は如月玲夜ではおかしいと思われるかな。よし、ここはレイヤ・キサラギとでもしておこう。

 戦い方はあれを魔法と呼べるかは分からないが一応魔法主体としておこうかな。


「書けたぞ。これでいいか?」


「はい、少々確認して参りますのでしばらくお待ちください。」


「ああ、わかった」


 しばらくするとあの受付嬢が戻ってきた。


「はい、これがギルドカードです。これで登録は完了です。レイヤさんは登録したばかりなのでFランクですね。無くしてしまうと再発行に金貨1枚を頂くのでなるべく無くさないようにしてくださいね。」


「そ、そんなにとるのか?」


「はい、そうでもしないと皆が無くして再発行ばかりになるのでこういう処置をとりました。ですのであまり無くさないように注意して下さい。」


「それとギルドについての説明はいりますか?」


「よろしく頼む。」


「はい、ギルドは世界各国に設置されていて、ギルドカードされあれば誰でも仕事が出来る所です。そしてギルドは国から独立している機関ですので国の意向には従いません。ギルドカードは世界共通ですので安心してください。それとランクについて、ランクはギルドにどれだけ貢献したかどうかです。ランクはFからSまであってF、E、D、C、B、A、Sとなっています。Sはほとんど化け物の領域となりますので、Aランクを目指してくださいね。」


「それと依頼を受ける際は、あちらにある掲示板から依頼をとってこちらに持ってきてくだされば手続きをしますので。それと依頼は自分のランクか自分のランクの1つ上か1つ下の依頼が受けることができます。なのでレイヤさんの受けることが出来る依頼はFランクとEランクの依頼ですね。それとランクが上がる際には試験がありますのでご了承ください。あとは、依頼を受けてなくても魔物の素材や魔石等もこちらで売却する事が可能ですので。」


「魔石とはなんだ?」


「魔石とは、魔物の核となる小さな紫色の石です。ほとんどの魔物はこの核があります。魔石は様々な用途で使われるので非常に需要が高いので大きな魔石ほど高価なものになります。」


 そうか、あのスライムにも魔石があったかもしれないのか…持ってきたらよかったな。


「あと、ギルドの中には酒場もありますのでご飯が食べたい時とかに利用してみてはいかがでしょうか?これで説明は以上です。よろしくお願いしますねレイヤさん。私の名前はフェリと言います。」


「ああ、これからもよろしくな。」


「では、早速依頼を受けてみてはどうでしょうか?」


「そうだな。何かおすすめの依頼とかないかな?」


「そうですね、初心者向けの依頼でおすすめと言えば薬草採取ですね。薬草採取は薬草10本で1束とし、3束納品出来たら成功です。」


「これ以上持ってきても追加の報酬は貰えるのか?」


「はい、依頼が書いてある羊皮紙に記入されてると思います。なので薬草採取からしてみてどうでしょうか?」


「そうだな、依頼をとって来るよ。」


 そう言って俺は依頼のある掲示板に向かい依頼をとってきた。


「これでいい「ちょっと待てよ!」


「ん?」


 俺が振り向くとそこには怒り狂ったゴブリンがいた。


 否、ゴブリンではなく、薄汚れた冒険者であった。


「何の用だゴブリン。」


「俺はゴブリンではないっ!パブという名前がある!その依頼は俺がとろうとした依頼だっ!」


「だが、この依頼は早い者勝ちなんだろう?なぁフェリ?」


「はい、その通りです。」


「な、なら決闘だっ!その依頼をかけて決闘しろ

 っ!」


「レイヤさん、不味いですよ、パブさんは最近Eランクに昇格して魔物との戦闘経験もあります。」


 そうか、魔物との戦闘経験ねぇ…


 鑑定っと


 …………………………

 パブLv16


 HP 360

 MP 100

 物攻 120

 敏捷 90

 魔攻 20

 魔防 30


 スキル

 短剣術

 体力強化(小)


 称号

 横取り野郎


 …………………………


 称号そのままかよ…


「いいだろう。その決闘受けてやる。だが賭けるものは変更だ。俺は俺自身の全てを賭けよう。だからお前も全てを賭けろ。勿論、勝った方は、相手の事を殺そうが自由にして構わない。どうだ?」


「へっ、いいだろう。後悔するなよ!」


 そう言って俺達はギルドの地下の闘技場に行った。




 大量の野次馬を連れて……


ようやく戦闘シーンが書ける。

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