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召喚されし者達  作者: カール・グラッセ
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プロローグ

思い立って連続投稿挑戦してみようと思います。

ただ、フォームに慣れるまでは投稿が不定期になったり、仕事の状況次第で多少更新が遅くなるかもです。

可能な限り1週間に1度は更新するつもりですがご容赦下さい。


 数年振りに再会した連れ二人と共に笑い合い、そして街中で談笑していると辺りが突然光に包まれた。

余りの明るさに目を閉じていたが、眩しさも収まってきたようなので目を開けてみると…


 そこはテレビやゲームで見たことがあるようなそんな西洋風なレンガ造りの建物の内部だった。

辺りを見てみると連れも呆然とした表情で辺りを見回している。他にも周辺にいた人達も一緒になって騒ぎ始めた。更なる外側には白やら黒やら色々な色のコートを着たような人達で人壁ができていたのだが、その人壁の中から一人の人物がこちらに進み出でて話を始めた。

 

「突然申し訳ありません。私はこのイングリード王国に仕える神官・ジュリウスと申します。皆様にはこれから我が王と会ってお話を聞いていただきます。」


その言葉に俺自身も周辺の人達も静かになり、その神官さんに近い男性が笑いながら聞いた。


「いや、これって何かのドラマの演出とかどっきりとか?もしくは夢…?」


…気持ちはわかる。というか、街中にいたはずなのにいきなりこんなシチュエーションとかありえなさ過ぎて呆然とするしかない。夢や幻と言われたりするほうが安心できそうなくらいだ。だが、ジュリウスから返ってきた言葉は平淡だった。


「いえ、申し訳ございませんが現実です。先ほども申し上げましたが我が王とまずはお話をしていただきたいのです。」


「いやいやいや、これが現実とか言われて王と話せとか意味わからねーから!ふざけるのも大概にしろ!俺は忙しいんだ!さっさと帰らせろ!」


質問した男性がなかば怒り気味にジュリウスに掴み掛かりそうな勢いで近付くとジュリウスの周辺にいた他の人達が男性へ向け槍を構え威嚇した。


「貴様、ジュリウス様が下手に出ていればいい気になりおって!下賤の者が近付くな!」


「なんだとこのやろう!表に出やがれ!」


…ダメだ。この男性の気持ちはわからないでもないがこの人あれだ。残念な人だわ…。


そんなことを考えていたら、売り言葉に買い言葉でジュリウスやその男性辺りで騒ぎは始まり、周辺にいた他の人達も集団でジュリウスの方へ向かって行き文句を言い始めた。


「そうよ!そこの人の言う通りよ!今すぐ元の場所に戻して!いきなりこんなところに連れて来られて困るのよ!」


…やばい。女性のヒステリックが始まったなぁ~。あれきっついんだよね~…。


などと思いつつ連れを見てみると二人ともこちらを見ていた。


「で、この状況。どうする?」


「どうするって言われてもな…」


「もう少し状況わからないとなんともだよね…」


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