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机の上に乗ったおっぱいは最強。触れたら柔らかく吸い付いて、わしづかんだらプルンと揺れまくって、最後はきゅんとはさんで♥♥♥

 サッカー部のエース・松本と僕のマラソン勝負は、僕の限りなく勝利に近い引き分けに終わった。

 冷やかしで応援に来ていたクラスのみんなは、誰もが負けると思っていた僕が勝負を引っくり返したことに大いに盛り上がったけれど、そんなこと、翌日になれば、誰の頭からも消えてしまう。

 そしてクラスの最底辺男子である僕と、校内のヒロインである小泉さんが、何か関係があると思っているクラスメイトなんて誰もいない。

 だから今日も、誰も僕なんかに話しかけてはこない。

 僕は相変わらず、”ぼっち”だ。

 だけどそれは、クラスのみんなに問題があるわけではない。

 むしろ僕が原因だ。実はそれは僕にもわかっている。

 そもそも僕自身が誰にも話しかけようとしていない。なぜなら、もし僕が誰かに話しかけても、相手はそんなに嬉しくないだろうと怖がっているからだ。みんなもそんな僕の態度を感じ取って、コイツは”話しかけるなオーラ”が漂っている、と感じているのだ。友達ができない悪循環の壁ができてしまっている。

 もし自分が相手に好意を持ては、相手も少なからず好意を持ってくれる

 もし自分が興味をもてば、相手も興味を持ってくれる

 しかし僕は、これまでクラスメイトたちに興味を持つことさえできなかった。だから僕に興味を持つクラスメイトなんて現れるわけなんてない。

 だけど、そんな僕が初めて興味を持ったクラスメイトが、小泉のんちゃんだった。

 だから僕は人生の中で初めて死ぬ気で走り、サッカー部のエース・松本に競り勝ったのだ。

 小泉さんもそんな僕の頑張りに何かを感じてくれたようだ。

 僕はこのまま”ぼっち”であり続けてよいのか?

 教室で一人、ほおづえをついて考え込んでいると、

「…遠藤」

 僕の名を呼ぶ声が聞こえた。呼んでいたのは理科の中山先生だった。

「すまんが、昼休みに理科準備室から、鉱物…ってわかるかな、いろいろ岩石が入った標本の箱を持ってきてくれんか?」

 いつも一人の僕だから、こういうときは使い走りされやすい…。


 昼休みになると、僕はすぐに教室を出て理科準備室へと歩いた。

 この手のお使いは、とかく忘れてしまいやすい。特に僕のような凡庸な人間は。さっさと済ませてしまわないと。

 すると後ろからつけてくる気配があった。僕が足を速めると、つける足音も少し早くなる。

 この前の勝負で恥をかかされた松本からの刺客か?、もしくは僕へのイジメか?

 こういう時は逃げるに限る。逃げ足は早いほうがいい。これも弱者の知恵だ。

 僕が駆け足で逃げ去ろうとした、その瞬間、

「遠藤くん、待って」

 という声か耳に入った。聞き覚えのある声だ。

 振り返ると、小泉のんちゃんが、そこにいた。

「どうしたの? 小泉さん」

 驚いて僕が聞くと、小泉さんは抜けるように透き通った白い肌のほおを少し顔を赤らめつつ、こう言う。

「遠藤くんが、授業が終わって、すぐに教室を出て行ったから、何だろうと思って、ついてきちゃった…」

 えっ、僕のことを気にしてくれてたの?

「…えっと、理科の中山先生に、お使いを頼まれて…」

 と僕が話すと、

「じゃあ、私も手伝うね」

 と小泉さんが笑顔で僕の隣に並んだ。僕はとても嬉しい。

 めったに入ることがない理科準備室。戸を横に滑らせて開けると、ものがいろいろと積まれている。

 だけど「鉱物標本50種セット」は入口近くですぐに見つかった。それと「5種セット」「10種セット」もある。僕はその3つの箱を積んで、手に持った。

 一緒に来た小泉さんは、部屋のコレクションをいろいろ見物している。

「遠藤くん、人体模型があるよ」

 どの学校にも必ずあるであろうが、授業で使われることが、まずない人体模型。

 体の半分が内蔵むき出しになって、グロテスクであるとともに、滑稽でもある。

 僕と小泉さんが模型を触っていると、突然、ドアを開ける音がした。

 僕たちは、とっさに部屋の奥に置かれていた机の方に身を隠した。

 僕が机の上に腰掛け、小泉さんは身をちぢめながら机とセットの椅子に腰掛ける。

 入ってきたのは、中山先生だった。

「遠藤に、50種セットと10種セットの両方を持って行ってというのを忘れてたな」

 と独り言を言いつつ、部屋の中を探す。

 と、同時に…。

 僕の手のひらに、なんともいえない、柔らかく気持ちのいい感触がある。

 目の前に視線を移すと、机の上に、前かがみになった小泉さんのおっぱいが乗っている。

 たわわなバストの女の子しかできない、「机の上におっぱい乗せ」だ。

 これは巨乳の女の子が使う最強の技だ。柔らかでたわわななおっぱいの重みを机が受け止める。おっぱいは下側が少しムニュッと平らになり、生々しく変形する。おっぱいの重みが減った女の子は少し楽そうな表情を浮かべる。たまらなく男殺しだ。

 しかも今、偶然とはいえ、小泉さんのおっぱい乗せを、僕が両手で包んでいる姿勢になっている。

 しかも小泉さんはスリムなのに、バストがたわわなので、よけいになまめかしい。

 暖かくて柔らかな感触、たまらない。

 ふわふわでもちもちで、柔らかみが手に吸い付いてくるようだ。もし舐めたら、きめ細かくてすべすべな肌の感触がもっと味わえるんだろうな…。

 と、近くに置いていた鉱物の箱が、少し傾き始めた。すると鉱物がいくつか、ポロリと落ちた。

 落下地点は、小泉さんの机乗せおっぱいの両脇だ。僕はそれを、両手でとっさに抑えた。

 すると、僕の手つきは、小泉さんの、たわわなおっぱいをもみしだくようになった。

 小泉さんは目を閉じて長くきれいなまつげを伏せながら

「あんっ…」

 と小さな声を漏らす。

 僕は岩石をつかむふりをして、さらに小泉さんのバストを揉みしだく。

 柔らかで弾力豊かなおっぱいは、僕のわしづかんだ指を優しく押し返してくる。たわわな胸が揺れまくっている。

「いいっ…」

 小泉さんの愛らしい唇から、かすかな声が漏れる。

 僕はすっかり興奮している。僕の下半身は熱くなって存在が大きくなっている。それは小泉さんの胸の中央近くまで迫っている。僕はたまらず、腰を押し出して、それを小泉さんの胸に押し付けてしまった。

 小泉さんも嫌がっているそぶりはない。むしろ僕の感触を確かめるように、たわわな両方のふくらみではさみこんでくれる。

 あたたかでやわらかな感触が、僕の熱い下半身を包みこんでいく。

 すべすべで、とろける感触。僕の下半身をますます熱くする。

 もう爆発したってかまわない。天国にいるような快感――。

「遠藤は標本を両方、持っていってくれたみたいだな」

 中山先生の声で、僕は、はっと我に返った。

 再びドアを開ける音がして、中山先生が出ていく。

 僕らは態勢を立て直して、箱から落ちた鉱物を標本箱に戻し、その3箱を教室に運んだ。

 僕は、ぼうっとした頭で、小泉さんに言った。

「手伝ってくれて、ありがとう」

 小泉さんも珍しく、ぼうっとしているようだ。

「どう、いたしまして」

 と、トロンとした目で答えた。

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