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45/59

45 - バイソンの群れだー!

昨日来週からその三週間後って言いましたがわかりやすく言うと2月いっぱい投稿速度が遅くなる感じです。

あと明日投稿休みます。

誤字報告本当にありがとうございます!

とてもありがたいです!

「近寄らないでー」


パコォン!


バックショット弾を装填して地面に向かって打つ。

威嚇の意だよ!

がるるるる!

と、バイソンが近づいてきたときいち早く気付けるよう息をひそめながら歩く。


ざっざっざっざっざっざ


私が歩いている音。


ざっざっざっ


ざっざっざッ!


ザッザッザッ!


あれ、なんか私の足音大きくなってない?


ドガッドガッ!


違う!

私の足音にまぎれたバイソンの足音だ!

すぐに近くの太い木の陰に隠れる。

すると両脇からバイソンが轟音を立てて通り抜けていった。


「バイソンの山にやってきてしまった...」


ダガダッダガダッダガダッ!


「ん!」


ビクッと体が震えてしまう。

これが狩られる側に回ったという事...?

(小並感)


「粉みかん...」


目の前を鹿が通っていく。

どうやらこの足音の主はこの鹿だったようだね。

なんかちょっと安心する。

普通の鹿なだけなのに。


びくびくしながら森を歩いていく。

バイソン怖いよう。

おっ、お前らなんかライフル持ってたら一発だぞ?

負けんが?

いつもの私なら負けんが?


ドガッドガッ!


「ひっ! ごめんなさいごめんなさい!」


木と木の間を何かの影が通り抜けていく。


「もうホラーだ...」


ふと前方を見ると数匹のバイソンが群れて歩いていた。


「何なのこの数? ここだけバイソン密度が狂っているんだけど」


するとそのバイソンの群れはくるっとこちらに体を向けて...


「何で向かってくるの!?」


勿論私も180度ターン。

に!げ!ろー!


ざざざざざざざざざ!


ひたすらに走っていく。

走れ私。

私は困惑した。

この奇々怪々なバイソンの森から必ず抜け出さねばならぬと決意した。

私にはバイソンの心は分からぬ。

私はただの農民である。

笛ルアー(未購入)を吹き、鹿を狩って暮らしてきた。

なんてことが考えられるほどに余裕はあるんだけどね。

多分私の心の余裕が完全になくなる事はないんじゃないかな。


と、思っていたのがいけなかったのだろうか。

典型的な即落ち2コマ。


「あっ、すいません」


私は再び180度ターンした。

何故なら...


「群れだー!」


更に大量のバイソンがそこにはいた。


「グヲォッグヲォッ!」


ズンズンズンズン!


この地震のような振動音。

これが足音である。

まさにバイソンの津波。

それはちょっと言い過ぎかな?

ちょっと大規模なバイソンの群れってだけで。


ふぁーすとえんかうんと・うぃず・あ・ふろっく。


じゃないよっ!

何あれ!

多すぎ!

こっちくんな!

しっしっ!


「グァオ――――――!」


「ひー!」


走って逃げる。

歩幅は向こうの方が大きいけれど体が大きいからか走るスピードはちょっと遅め。

たまに方向転換したりすれば何とか距離を詰めらずに済む。

ふっふっふっ!

どうだ!

五十メートル走6.71秒の私をなめるなよ!

山で修業中の某鬼狩りより速く(予想)山を駆けていく。


「あっちいけー!」


パコォン!


パコォン!


パコォン!


パコォン!


勿論そんなに景気良く撃っていると。


「弾切れだー!」


今日の私叫んでばっかり!

すぐにマガジンを抜いてポケットに詰め、代わりにスラグ弾を詰めたマガジンを装填する。

なんかこの前は走ってのマガジン装填失敗したのに今回はすんなりとうまくいった。

それにしてもこの大きいバイソンは撃ったことも気にした様子なく普通に走っている。

バックショット弾じゃダメなのかな。


パコォン!


どうだ!

スラグ弾だぞ!

と後ろを見てみるけれど大きいバイソンは変わらずこっちに向かって走り続けるだけだった。




+現在の資金 4369060円+

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