38 - 修学旅行の思い出(主に食べ物)
誤字脱字報告ありがとうございます!
どんなときにも飯テロを。
それが私です。
無理やり話題を食べ物へと持ってゆく。
パシャパシャパシャ
「三回! まあまあかなー」
そこらに良い石ないかなー。
お、これ何か平ぺったくてよく跳ねそうだけれど。
「それっ!」
パシャパシャ
「二回ですかー。 さっきのよりはいいと思ったんだけどな―」
はいどうもこんにちは!
私だよ!
現在アウトドア満喫中です!
今の人達はこういう自然の中で過ごしてみてもいいかもしれない。
そういう詳しいこととかよく分からないんだけどスマートフォンの画面ばっかり覗いているから鬱になったりするんじゃない?
私だったら嫌だ。
四六時中他人とつながっているなんて。
メールが来たらすぐに返事しろとか特に。
そんなんいつ気を休めればいいのだろうかねー。
他人と関わるのは家の外だけにしておきたい。
あれ?
これってローンウルフの考え方?
お、おかしいなー?
でも大丈夫!
私友達いるし!
ひゅんっ!
パシャパシャパシャパシャパシャパシャ
おおっ!
結構はねた!
何回かよく分からないけど!
よし。
ここらへんでやめておこう。
いい結果を出したときに手を引かないとやめられなくなる。
だってこのまま続けても記録が伸びるとは思えないしー。
「私は水切りマスターを目指しているわけではないのだー」
そういえばコマを回すアニメはあるのに何故水切りを極めるアニメはないのだろうか。
ま、真面目にそんなことを考えているわけではないからどうでもいいのだけれど。
◇
パチッ
パチパチッ
焚火の音が心地いい。
自然が作り出す最高音質の背景音楽を聴きながら本を読んでいます。
周囲は凄く静か。
まるで私以外の人間がこの世に存在しないみたいな。
まるで中学生の妄想みたいだね。
この世界にゾンビが現れる―みたいな。
小学生の頃にドーンオブザデッドを見てから結構そういう妄想を私もしていた。
まあ大抵私は無敵だったけれど。
私が住んでいるのは田舎の方だったからそもそもゾンビがあんまりいないしゾンビが来てもトラクター一撃で簡単に再び土に還らすことができる。
食料も永遠に尽きないし。
農家って最強だぜ!
「まあ取り敢えず世界がゾンビに侵されたらランボルギーニのトラクターを火事場泥棒しに行くかなー」
かっこいいよねー!
流石有名メーカー!
流石スーパーカーメーカーとしても知られるランボルギーニ。
トラクターもかっこいい!
しかももともと農機具メーカーだったからか性能も最高級。
皆のあこがれだね!
次第に本が読みづらくなってくる。
辺りが暗くなってきたのだ。
「もう夜ですかい、早いなー」
アウトドアランタン 4000円
明かりをつけて本を読み続ける。
アンティーク調のランタンが温かい明かりで本の文字を照らす。
こう暗いところで本を読んでいるとあれを思い出すな―。
修学旅行。
私は小学校で京都と奈良。
中学校で沖縄に行った。
高校はグアム。
もともと高校では台湾に行く予定だったんだけどちょうどそのころ中国で新型コロナウイルスが流行り始めていたのでグアムになった。
まだまだその頃は国際的パンデミックになるなんて予想されていなかったから中国は悪くてもアメリカは良かったんだよね。
めっちゃうれしかったよ!
私にとっては格上げだからね!
同じアジアの国よりもアメリカの方が嬉しいもんだ。
まあ中学や高校の修学旅行の話はここでは関係ないからどうでもいい。
思い出したのは小学校の修学旅行。
夜は普通に寝た。
つもりだった。
なんか真夜中に目が覚めちゃったんだよねー。
何でかっていうとその理由はすぐにわかった。
同じ部屋に寝ていた人たちが私の枕もとでトランプをやっていたのだ。
時刻は十二時を回った辺り。
一つの部屋ごとに大体八人くらいの生徒が割り振られていた。
そのなかでも特に親しくも険悪でもない中の人達3~4名がトランプに興じていたのだ。
どうしたかって?
私も加わったよ。
勿論。
夜中にそんな楽しそうなことをしているのだ。
入らない訳がない。
んでまあなんか途中からブラックジャックとかでお金賭け始めたからやめた。
でも夜に起きているってのはそれだけで楽しかったし本を片手に私は観戦に回った。
もう見回りの先生たちも熟睡しているようでそう騒がない限り大丈夫だった。
そして四時になり先生が起き始めた辺りでみんなもう一度寝た。
朝起きたら頭がガンガンしたよ。
そんなんを思い出した。
あと修学旅行の思い出っていったらー。
八つ橋?
違う!
これは帰ってきてからの話だ!
お土産にしたんだけど!
生八つ橋も焼いたやつもそれなりに美味しかった。
「うわー! おいしい!」とはならなかったけど。
生地に入ったハッカが嫌いだったからなー。
あとはー。
清水寺?
いやいやいや!
旅行っていったら食べ物でしょ!
清水寺とかあんまりよく覚えていないけどお昼に食べたカレーは鮮明に覚えているもん!
あ、でも清水の舞台は覚えてる。
あと抹茶美味しかったなー。
抹茶クッキーとか。
凄く高かったけど。
でも値段相応の味はした。
舌で簡単にホロっと崩れるのだ。
抹茶の香りと苦みはそのままあったのだけれどもクッキー自体の甘味もある。
結構控えめな甘み。
でもそれはいいバランスで釣り合っているんだよねー。
...いやそれでもちょっと高すぎたかな?
抹茶アイスもおいしかった。
こっちは甘味ドカンと来る感じのやつだったけど抹茶の風味も結構した。
それにすごい滑らか。
太陽の下でキラキラと光るんだよね。
それに団子。
お団子は美味しいに決まってるでしょ!
私いつも思うんだけど団子系ってどうやってもおいしいよね。
勿論団子自体がおいしいものでないといけないけど。
上にあんこと砂糖菓子と栗が乗ってさらに黒蜜までかかっているの。
っていってもそれぞれの味がけんかしてしまわないように一つのお団子に一つの味、みたいな要領で乗っていたけれど。
おかげでとっても食べにくかった。
あんこは甘い。
リンゴは赤いみたいな勢いで甘い。
え?
よく分からないって?
ま、まあ要するにすごく甘いという事だよ。
ずっしりと質量のある甘味がストレートに来る。
口の中が甘さで占領される感じっていうかなんていうか。
重い甘味?
でも甘味が強いあんこに対して淡い甘味のするお団子と小豆があることでそのバランスは保たれていた。
小豆は口の中でふわっと崩れる。
と、おなかが空いてきてしまった。
そろそろ夕食の準備したほうがいいかな?
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