34 - 雁のロースト
も、もう少し待って頂けますか?
ようやく執筆速度が戻り始めたところなんですよ!
大丈夫です!
また毎日投稿はやってきますから!
たぶん。
さて!
家に帰ってきました!
お料理の時間です!
なんか狩りしている間に昼になってたんで。
あれー?
おかしいなー?
朝早くから狩りに出かけたはずなんだけどなー。
はい。
またこの前みたいにお昼寝しちゃったからですね。
で!
今回作っていく料理ですが。
まあ、鴨科の鳥ならローストでしょー。
という訳で用意していくのはこちら!
デデン!
雁肉 350g
みりん 小匙二杯
サラダ油 小匙一杯
醤油 小匙三杯
調理酒 小匙二杯
まずは鴨肉の表面に菱形状の切り込みを入れていくよ!
こうすると皮がカリッとなるんだ!
赤身に到達するほど深く切り込みを入れる
皮の方にすっすっすっと。
私は間隔をあまり開けずに細かく切り込みを入れるけれどそこらへんは個人のお好みでいいんじゃないかな。
そこまで手間を掛けたくないって人は1センチ四方ほど粗くやってもいいし。
そしたらフライパンにサラダ油小匙一杯を敷く。
油は結構少なめでいいと思うけどね。
かものお肉から凄い油が出てくるから。
というより出すぎるので一旦余分な分は捨てる。
火は中火で皮の方を下にして焼く。
じゅわああぁぁ!
「音がすごくいいんだよなー」
まだなんの味付けもしていない生肉だというのにこの音が聞こえてくるだけで美味しそうに見えてきてしまう。
しかも辺りに満ちるのは音だけでは無い。
鴨の脂から出た香ばしい匂いが弾ける様に周囲に立ち込めるのだ!
お肉をちょいっとずらすと皮の下で脂がパチパチと弾けて踊っているのが見える。
だいたい皮に焼き色が付いてきたなーって思ったらお肉をひっくり返してみりん、調理酒、醤油、を足す。
火は中火のままだよー。
赤身はあんまり長く焼いちゃうと硬くなってしまうので軽めに火を通す。
これもだいたい表面に焼き色がつくくらいかなー。
ちゃんと横の方にも火を通していく。
身の方にもちゃんと火が通ったらもう一回皮の方を下にする。
火は弱火で蓋をしてじっくりと焼いていくよー。
しばらく待ってもそろそろいいかなーって思ったらハンバーグのときと同じく箸をお肉に刺して中の温度を確かめる。
パカッっと蓋を開けた瞬間お肉の暴力的な匂いが鼻腔を蹂躪していく。
ぐさっ
どれどれ
「熱いねー」
ちゃんと火が通っているみたい。
刺したところからもじわじわと肉汁が溢れ出してくる。
最後に食べやすい厚さに切り胡椒を振りかけて。
これで雁のロースト完成です!
切る厚さこそお好みでいいいんじゃないかな。
私は薄く切るけど。
1センチ幅で切っても噛みごたえがあって美味しいと思う。
切ったお肉をお皿に移し、テーブルへ持っていく。
食器を用意し、ご飯もよそって席に付き...
「いただきまーす」
ローストされた鴨が香ばしい肉の香りを湯気に乗せて鼻先まで運んでくる。
皮の表面はカリッとした香ばしそうなきつね色だけれど中はジューシーな薔薇色になっている。
はむはむ
「柔らかー!」
これがもう柔らかい!
切ったときにスッスッとナイフが入っていったことから分かっていたけど!
だけれどきちんと歯ごたえはある。
そして肉汁が凄い!
噛むとお肉の繊維が弾けて脂の乗った旨味たっぷりコクたっぷりの肉汁がじゅわっと口の中に溢れてくるの!
口の中でとろける美味しさ、なんて表現は普通過ぎるだろうけれど本当にそうなのだから仕方が無いでしょ。
脂分は多いけれどもクドいといったような事はない。
しっとりと舌を潤わせてくれるのだ。
あるのは香ばしさばかり。
塩も何も振っていなく、味付けは醤油のみだけれどお肉の味がすごく強いのでこれで十分!
そして皮がパリパリといい食感を出してくれている!
バターも何も使っておらず、鴨の脂のみでこんなにカリッとやけてしまっていいものなのだろうか!
はぁー。
美味しいよぉー。
しかもお米との相性抜群!
まあお米と合わない料理って中々少ないと思うけれど。
このお米、甘いのよ。
そしてこのお肉。
これも甘いんよねー。
つまりそれらが溶け合うと...
「」
言葉が出ません。
はい。
いやもうこれを美味しいと言わなければこの世界、何を美味しいといえばわからないといった具合に。
そして美味い以外の表現ができない。
幸せというのはこういう事を言うんだろうな。
「幸せー」
もぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐ
「はぁ」
喉に未練げな余韻を残して完食。
◇
さて、今日の午後ですが登山の用意をして行こうかと思います。
思い立ったら即実行。
明日あの山脈を越えようと思うのでね。
まあ用意っていっても必要なものあったらそこで買えばいいんだし新しい物を用意していくってことはない。
あ、靴は買おうと思っているけれど。
今あるのは農業用の長靴と普通のブーツだけ。
だから登山靴買ったほうがいいかなーって。
まあそんな感じで登山の為の服装や装備などの用意をしていくわけだけれど...
えーっと、何を用意すればいいの?
私、登山したこと無いんよね。
子供の頃に「山の向こうに何があるんだろう」って気になって私有地で遭難しかけたことならあるけれど。
ってことで助けてー、専門書ー!
ゼロからの登山入門 500円
んーっとね。
登山に必須な三種の神器?
登山靴。
これは後で買おうと思っているから大丈夫。
レインウェア。
うーん。
雨降ってきたらその時に買えばいいでしょ。
ハイ次ー。
ザック。
はてな?
あ、リュックサックのことですか。
さいですか。
えーっと?
登山日数や登山スタイルによって容量は大きく変わってきます?
日帰りなら通常のもので大丈夫。
日帰りで終れるとは思えないので通常のものでは駄目ですねハイ。
一泊程度なら30Lは無いとキツイ?
うーん。
一泊で終わるだろうか。
必要に応じて物品をそのばで購入すればいいといってもね、返りもあるんだよね。
だから行きより帰りの方が辛くなるはず。
数泊するなら50L以上は必要?
やっぱりこれくらいは必要になってくるかなー。
んで防水性だと有り難いと。
ふむふむ。
自分の体格にフィットするものを選びましょう、ですか。
分かりましたぁー。
次は。
レイヤリングについて?
これまた聞いたことのない用語ですね。
レイヤリングは重ね着とも呼ばれます。
...いや、重ね着は日常で普通に使うけどレイヤリングってあんまり聞かないでしょ。
え?
私が異常なだけ?
はいはいすみませんでしたね、学がなくて。
あれぇ?
これでもそれなりに名の知れた大学に一般受験で入った身なんだけどなぁ。
え?
自慢やめろって?
ごめんなさい。
...
で!
えーっとね!
熱くなっても下着を脱ぐ事はできないので下着をあまり厚くしないこと?
へー。
別に脱いでもいんじゃね?
誰も見てないんだし。
あ、それは女子としての最低限のラインに触れますか。
そうっすか。
で、綿素材は絶対に駄目と。
了解です!
+現在の資金 4411360円+
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