表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/59

16 - 綺麗な景色だよ!

おはよ...こんにちは。

今日はお昼時の更新です。

誤字脱字報告ありがとうございます。

なんか毎週毎日更新するの辛いので一週間に休みが欲しいのですが、休むなら何曜日にしてくれ! とかありますか?

特に注文がない場合は火水木のどれかの曜日に適当に休みます。

一日三千文字が限界なので。

あ、あと一話分の長さもこれでいいでしょうか?

千文字でもいいですし二千文字でもいいですよ。

車に乗って野原を爆走する。

この車、音が全然しない。

ハイブリッド車カナー?

って思ったけど普通にガソリン車だった。

山脈は山部分の中腹あたりに森があるけれど、平地や山の天辺には木があまり生えていない。

平地っていうか盆地?

山と山の間部分だし。

その山々の間を縫って車は走っていく。

これはもう森林セラピーだねー。

生きているだけで心が満たされていく。

日本の鬱蒼とした森林とは段違い!

日本の神秘的な景色ももちろん好きなんだけれど日本の森林は奇麗な景色よりも微妙な景色の割合の方が多い。

ただどこまでも続くカラマツの森林に興味はない!

私はあれをいい景色とは認めない!

なんかちょっと気が滅入る。

林業とかしている人はごめんなさいね。

あの景色は好きになれないなー。

話は変わってこの車はオープンカーでは無いけれど窓を全開にすると結構風が通っていく。

それがすごく気持ち良い!

舗装された道では無いから結構揺れるけどそれも結構楽しいし。

これはある程度地形を平らにして簡素な道を造りオープンカーとかで飛ばしたらすごく気持ちがいいのでは?

お金にすごく余裕が出来たらやってみよう。

たっかいスポーツカーでも買って。

謎鹿がおいてあるところから煙が立っているのですぐに何処かわかる。

あの忌避剤は目印にもなるからいいね!

のろしみたいな。

謎鹿を仕留めたのはのは森と原の間くらい。

流石に森の中を走っていくわけにはいかないので森を遠回りしていく。

そんな森の中に車で突っ込んでいったら一瞬で廃車になってしまう。

お。

仕留めた謎鹿が見えてきた!


キッ!


謎鹿の近く車を停めて荷台に謎鹿を積み込む。

なんとこのピックアップトラック、後ろあおりを伸ばすことができるのだ!

そうしてスロープみたいにし、謎鹿の両方の角をがっりち両手でホールドして力の限り引っ張る。


「うなー!」


ちなみにこの私の掛け声は「うぬぬ」がなまったもの。

別に北海道弁という訳でもなく、私弁? みたいな感じである。

荷台にしっかりと謎鹿の全身が載ったらフックにベルトを通して謎鹿を固定する。

その後焚火台を回収して再び車に乗り込む。

鍵刺して―。

ひねってー。


ドゥルルン


エンジンが着きましたー。

アクセルを踏む。

運転の基本とか小学生の頃から車に乗ってきていたので完全に覚えている。

私有地なら免許なくても乗っていいんだよね。

家にあった車に乗って駐車場とかでよくドリフトとかしたなー。

タイヤもただじゃないって怒られたけど。


「車で~♪ 風を切って~♪ いこう~♪」


今適当に考えた歌を口ずさみながら広大な土地を走る。

野原の草をなぎ倒して進んでいく。

視界の端々で影が動いていっている。

この車が今まで聞いたこともないような音と匂いを立てて猛スピードで走っているから皆急いで逃げているんだね。

お!

横をムースの群れが並走している!


ドガダッドガダッドガダッドガダッドガダッ


凄い!

映画か何かの一シーンみたい!

残念ながらそのままずっと並走していくってことはできなく途中でムース横に逸れてしまったけれど。

この世界には交通法などもないので思いっきり飛ばせる。

メーターを見てみるとそこには180の数字が。

窓から勢いよく風が舞い込んでくる。

突然、体がふわっと浮き上がる。

飛んだ!?

ここら辺丘が多いからあまりスピード出しているとふわふわ車体が浮いてしまう。

結構軽いんだね。

この車。

小さな丘で簡単に車体が浮いてしまう。


あー。

あのなだらかな山から景色を見たら奇麗だろうな―。

...

よし!

行こう!

ハンドルを勢いよくきって曲がる。

暫くタイヤが滑り速度が落ちるけれども、やがてその進行方向を変える。

ドリフトだー。

舗装された道路ではないからただ滑っているだけだけど。


「馬力ッ!」


坂を真正面から登ろうとしたら車が沈黙した。

トラクターなら楽々登れると思うんだけどな―。

この車、スピードは速いけどあまり馬力ないね。

仕方なく斜めから大きく山を周って頂上を目指すことにする。

のだけれども...


「すべるー!」


ずるずるとタイヤが横に滑っていく。

ああ。

これこのタイヤで山を登っていくことできないなー。

オフロードタイヤとか買わないと。


「うーん、もういいや」


ブレーキを踏んで車体を止め、エンジンを切る。

このままでは原の芝をずるずると傷つけていくだけで終わりそうだったので車を降りて歩いていくことにした。

ここには車を鍵かけずに放っておいても盗んでいくような人がいないから気楽でいいね。

銃など重いものは置いていって身一つで山を登っていく。

ちょっとしたお散歩気分。

しばらく登っていくと低い山なので結構早く頂上に着いた。


「おぉ...」


前方には雪で覆われた巨大な山脈が。

はぁー。

眺めているだけですごく楽しい。

そろそろお昼だからなんか食べ物でも持ってくればよかったなー。

そうしたらこの絶景を見ながらゆっくりとご飯を食べることができたのに。

いつかあの向こうにも行きたいな。

あの山脈の向こうはどんな景色が広がっているんだろうか?

人々が生活を営むケルト風の街並み?

それともここと同じようにただ自然が広がっている?

どっちにしろ楽しみだなぁー。

個人的にはケルト風景のほうがいいけど。

色々な種類の景色を楽しみたい。

この辺りを見回してみるけれど人の痕跡などが一切見えない。

ただ入り混じる野原と林、それに点々と存在する湖が辺りにあるだけ。


「絶景だねぇーっと、うん?」


どこまでも続く緑と黄色にまぎれて一瞬灰色が映った気がする。

いや、灰色くらいよく見るんだけど。

でもなぜか目に留まった。

山脈とは反対側なので山ではない。

岩場かな?

そう思って望遠鏡をのぞいてみる。

別に何かに気が付いたわけではない。

ただちょっと気になったのとあまりにも景色が奇麗なので双眼鏡で遠くまで見渡してみようと思っただけだった。

つまりただの気まぐれ。

ところが双眼鏡を覗いてみると...


「あれは...お城?」


どう見てもあれが自然物だとは思えない。

形がかくかくとしており、恐らく人工物だろう。

だけどここで「やった! 人だ!」とはならない。

なぜなら双眼鏡で覗いたその城の姿はとても人が今でも住んでいるようには見えなかったから。

壁には蔓が伝っていて崩れた跡も見える。

しかしその崩れた跡にも苔が張っておりずいぶん昔に人が離れたのだと予測できる。


「古城跡っていうのかな。 雰囲気あるねー」


凄く神秘的だよ!

あそこでサンドイッチとかゆっくりと食べたいねー。

っていうか絶景ポイントが多すぎて毎日ピクニックに行ってもまだ満喫し足りないと思う。

恐らくこの景色は飽きることがないんじゃないかなー?

人肌が恋しくなることはあってもこの景色は好きなままだと思う。

あー。

でもさっきも言ったようにケルト風景も好きなんだよねー!

中世ヨーロッパとか言っていたからそういう冒険心? がくすぐられる壮大な街並みとかがあるんじゃないかな?

あるよね!?

期待しているよ!


さて。

狩りでお肉は簡単には食べきれないほど集まった。

あんなに大きい牛と鹿なんて一人ではとても短い間では食べきれないよ。

まだ周囲の探索は終わっていないけど見た感じ周りには人はいなさそうだし。

次の目的地が決まったね!

今は丁度お昼時。

この後家に帰ってご飯を食べるのはいいとして、そのあとすぐにもうあの古城跡に向かってしまうか、それともまた明日朝早くからお昼ごはんでも持っていくか。

うーん。

明日行くかー。

朝霧に包まれた古城跡とかすごいワクワクする。

見てみたい。

という訳で家に帰ってお昼ご飯を食べたら今日は水まきでもするか―。

播種後すぐは散水が必要なんだよね。

芽が出てきたらもう自然のサイクルで十分だけれど。


美しい景色に十分癒されたら再び車に戻ってエンジンをかけて走り出す。

家へ向かって。




+現在の資金 4724000円+

評価とブックマークありがとうございます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ