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11 - この家の間取り

気軽に感想書いてもらって大丈夫ですよ?

......


......


......


ん?

何にもないよ?

ただ寒いだけの部屋?

天井に謎のレールがあるけど。

それだけ。

あ、後なんかカーテン。

ごおごおと空調の音だけが聞こえてくる。


んー?

なんだー?

ここ。


......


......


あ。

もしかして冷凍室か何か?

肉を保存しておく用の。

あと野菜とか。


この温度。

冬の旭川とかと同じ感覚。

札幌よりはもうちょっと寒い。

0度ギリギリくらい?

氷点下行っちゃってるならじゃがいもとか置いておけないんだけど。

そう思って右奥に進んでいくとなんかさらに寒くなってきた。


「さむっ!」


何ココ?

温度に差があるんだけど!

端っこは寒いの?

と、今度は左奥に行くとちょっとあったかくなった。

これは......温度差ワザとつけてる?

あの分厚いカーテンで区切って零度以下と零度以上で分けられるようになっているのかな?

へー。


じゃあ丁度いいしあの謎牛ここに置いておこう。

上まで戻ってずっと逆さ吊りにしていた謎牛を台車に乗せて持ってくる。

そのままスロープに......


がこん!


が――――――


あ。

うっかり手を離してそのまま滑ってっちゃった。

まあ別に私は急ぎもせずにゆっくり降りていくんだけどね。

一番下にたどり着くと案の定謎牛を載せた台車が壁に激突していた。

壁に傷とかついていないよね。

新築なんだから。

大丈夫だね。

それじゃあ謎牛を天井のレールにつながっているフックにくっつけて。

こんな寒い部屋からはさっさと出ていってしまおう。


さて、戻ってきました。

家探検の続きを行います。


後ろにはクローゼットと廊下が。

廊下からは玄関とトイレにアクセスできる。

ここまではさっきまで使っていたところだから分かる。

まだ行ったことのないのはリビングダイニングの右手にある扉の向こう。

行ってみる。


がちゃ


扉の先には廊下がありそのまま階段へと続いている。

そして両手側にもさらに扉がある。

右側の扉を開けると洗面台と脱衣所と思しき場所があった。

洗面台以外何もないのにここが脱衣所だと思った理由は奥にお風呂が見えたから。

ここにお風呂があるんだ。

間取りの確認をし終わったら入ろう。

左のドアの中も見てみるとそこにはベッドがあった。

寝室かな?

でもベットって家具扱いじゃないの?

冷蔵庫もテーブルも自分で買ったけどこれは初めからあった。

まあ、ベッドがなかったらここが寝室だって分からなかったと思うけど。


「わー! ダブルサイズだー!」


中くらいの家と豪華な家ではそれぞれクイーンサイズ、キングサイズって変わっていくのかな?

この部屋の奥には旅館とかで見る綺麗な縁側が。

リビングダイニングの大窓からは湖が一望できるようになっている(っていうかできるようにした)けどこの縁側からは山脈が見えるんだね。

また、寝室には更に扉がある。

そちらの中にも入ってみる。

すると壁一面の本棚がまず目に入った。

何も入っていないけど。

これも最初っから置いてあるんだね。

ここは書斎的ななにかかな?

洗面所の洗面台もキッチンのコンロもそうだけどその部屋がなんの部屋かを表すためのものは初めから置いてあるんだね。


挿絵(By みてみん)


そして廊下の先には階段があった。

という訳で二階にも行ってみよー。

階段を上っていくと大きな踊り場があった。

そこには空っぽの額縁も。

なんか絵を飾れってことかな?

踊り場から階段は二つに枝分かれをしており、そのどちらからでも二階に行けるようだ。

ねえ?

これって必要?

お洒落?

確かに高級感はあるけどこういうのはだだっ広い吹き抜けのホールとかでやらないと。

二階には和室があった。

和室って言うよりただ畳が敷いてある部屋?

一段高くなっている。

そして二階を囲むように縁側? が。

あ、囲んでないね。

山脈方向と湖方向にしかなかった。

それでも凄く広くて長いけど。


挿絵(By みてみん)


おー。

とてもゆっくり出来そうないい家だね。

高級旅館とかこんな感じ。

この縁側に座って夜に星でも見ながらワイン飲んだら美味しいだろうなー。

ワイン飲んだことないけど。

未成年だし。

特にここの土地では何故か一切虫を見ない。

窓をぱーぱーにして寝ても気持ちがいいだろう。

というよりもういっそ野原に寝っ転がって寝てもいいんじゃない?

虫いないし。

ここ街灯どころか灯が一切ないから完全に日が沈んだら夜空の星が本当に奇麗だろうなー。


取り敢えずお風呂入ろうかな。

階段を下りて一階へ戻る。

その下を左に曲がってすぐに脱衣所だよ!

近くていいね。


がちゃ


脱衣所に入り服を脱ぐ。

そしてそしてその服を片手に私は固まった。

私はいつも脱衣所にはいくつかかごを置いておき、それぞれ洗った下着、タオル、脱いだ服を入れておく。

脱いだ服は翌日の朝に洗濯をして干し、それが乾いたら取り込んで畳み服はタンスに、下着は下着用のかごに入れる。

うちは兄弟が多かった方なのでその為のかごがいくつもあった。

しかしこの家は今日できたばかり。

そういう物は何もない。

まあ、冷蔵庫も自分で買ったしね。

ベッドとキッチンとカーテンは付いていたけど。

この脱衣所には洗面台のみしかない。

あとこの大きい洗面台、トイレの中にもあったから外から帰ってきてすぐ手を洗いたいならそっちを使った方がいいと思う。

家の中でちょっと手を洗いたいなーって思ったときはこっちを使った方が早いけど。

そんなことはどうでもよくつまりどういうことかというとこういう事です!


ドラム洗濯機 247660円

バスタオル 300円×5

収納バスケット 200円×3


お!か!ね!が!か!か!る!

これに限った話じゃないけど。

という訳で脱いだ服をバスケットに入れてお風呂に入る。

そして私は再び固まる。


目の前にはシャワーヘッドが。

その奥に湯舟。

そしてその更に奥には奇麗な星空が。

そう。

ガラス張りです。


「プライバシーは!?」


外側から丸見えだよ!?

簡単に私のお風呂覗けちゃうじゃん!

今はまだこの辺りに人が一切いないけどもし人が増えたりとかしたら困るよ!?

夜空とかどこまでも続いていく山脈とか奇麗だけど!

え?

これ本当にスケスケのままなの?

なんかシャッターが下りてくる仕組みとかないの?

ほら、ここら辺のボタンとかに......


ぴっ


『お風呂の温度を40℃に設定しました!』


ちがう。

これじゃない。


ぴっ


『お湯を張ります!』


これでもない。


ぴっ


『追い炊きをします!』


何でこんなに何の印もい付いていないようなボタンが沢山あるの!?

分からないでしょ!?


ぴっ


「わっ!」


ガラスが一瞬にして曇った!

瞬間調光ガラスって奴?

渋谷の透明トイレみたいな。

実際に見たことはないけど。

これなら気にせずゆっくりとお風呂に入れるね!


シャンプー・リンス・ボディーソープセット 2000円

歯ブラシ 100円

歯磨き粉ジャスミンフレーバー 240円






ふう。

あったまったー。

この世界気温低いから。

日本が高いだけなのかな?

私、北海道に住んでいたけどいつもは札幌にある大学近くに下宿してたから。

そこまで寒くなかった。

逆に暑かった。

でも実家は寒いよ。

シベリアみたい。

ていうかシベリアってほとんど北海道と変わんなくない?(偏見)

え?

シベリアもっと寒いって?

いやいや、北海道も結構寒いよ?

札幌は灼熱地獄だけど。

夏はね。

東京と同じくらいなんじゃない?(偏見)

おかしーよねー。

十勝と札幌ってそこまで緯度変わらないと思うんだけど。

まあ、とにかく寒すぎず暑すぎずここはいい土地だね。

多分。

今が何の季節かはっきりとは分からないけど。


さあ!

体が冷えないうちに眠ってしまおう。

歯磨きはお風呂の中でしたよ!

という訳で!

奇麗な夜空を眺めながらおやすみなさい!



+現在の資金 8729900円+



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