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34.ツバサのお話ですよ③

結局、食事を終えた後は、みんなで集まって、いや、ゆずるんやお兄さんはいないんだけど、2人は宣言通り帰ったんだけど、それ以外のみんなで顔付き合わせてグループワークした。


真面目に、大真面目に先日の振り返りをみんなでしたわけよ。どんなことがあったか、それぞれ何を考えてどんな動きをしたか。あれこれ話し合いをした。紙とペンを使って時系列に起きたことをまとめたりまでしちゃった。


で、2つのグループの違い、良き悪きを話した。真面目にクソ真面目に話し合っちゃった。私ら、偉い。まるで真面目な学生のようだよ。え?はじめから学生だって?


いやいや。


重要なのは()()()()ってとこ。基本、みんな真面目かもだけど。真面目な学生って感じのイメージに当てはまる子はいないわけよ。いやいや、一応、みんな真面目な子ではあるんだけどね?


なんていうかさ?ピシッとしてて、校則を遵守してて、毎日勉学に励む感じの頭の固い生徒会長って感じのキャラ。


分かるかな?分からないかな??分かって欲しいね。共感欲しいね!


ぶっとい牛乳ビンみたいなメガネをかけた黒髪の七三分けで、制服は学校のパンフに乗りそうなくらいにビシッと校則通りの着こなし。融通の効かない真面目キャラ。


いないのよ。まぁ戦えないキャラだろうし、いても困るけどさ。でも、アニメの中じゃ必要な塩梅なのよ!いると面白い!!


いないといないで寂しくない?たまには見てみたい。眼鏡を外すとイケメンで実は戦闘に長けた、あるいはサポートに長けた委員長タイプ。ギャップ萌え的な!!


イケメンか美人っていうのは必須で、戦闘に長けているっていうメリットがなければ、石頭っていうのは困るだけだけど。メリットさえあれば1人くらい良いよね!笑


まぁそれはそれとして。


私達は真面目に真面目にグループワークをしたわけだ。


そこで見えてきたことがある。まるっと全てお見通しだ的に見えてきちゃったわけよ。


それはと言うと。


私らグループはそれぞれ出来ることをして支え合った。できない部分は補いつつ、自分にできる事をした。


けども。


阿部達は主に阿部が戦い、時々、マリや村くんが戦いに参加はするけど、阿部頼り。主に阿部が頑張った。ツバサは怖くて逃げるだけだったと。


みんなが自立してできる事をしつつ支え合えばグループの意味があるけど、阿部に依存する感じじゃあ足手まといだ。たしかに阿部だけで出たほうがよほどいい。


依存せず。自らの足で立って、自分にできる最大を探して動く。それが必要だったわけだ。


というのと、話し合いが足りんかったんだね。それぞれが何をなすか。どう動くか相談すべきだったわけだよ。


私らは魔物があらわれたら、どう動くかを一度遭遇した後に話した。うまく動けなかった面々が事故を振り返り、次はこう動くって伝えて、サポートし合った。


けど、阿部達はそれをしなかった。その場その場でそれぞれが思うがままに動いた。そりゃあ動けんわ。


私と師匠達で行くって言うなら、慣れたもんだから、その場その場で対応できるよ?けど、慣れないメンバーで行ったんだ。相談は必要でしょう。


それに。私も阿部もその場に残るって選択をした。みんなを逃すために動いた。無謀ともいえる行動だ。私は平気だけど阿部の実力じゃあ無理だね。


うん、ゆずるんやユキにチクチクと叱られましたよ、危ないだろとか何だとか。


当日だって怒られたけど、あん時は2人も緊張状態にあったらしく、あまり怒られなかった。のに、いまは余裕があるから困るね。いやー、やだやだ。


私の方はお兄さんが逃げると決め、2人を連れて逃げた。一方、阿部達の方は誰1人逃げなかった。阿部の行動は自分を犠牲にするものだったというのに、それを無駄にした。無駄な行動にして、ただ怪我を負っただけに終わった。


その判断もまた、戦闘員としてはいただけない。いただけないよ、いただけないね。まったく、もぉ。その場の判断力、行動力がなきゃ死んじゃうでしょうに。



逃げろと言われたならば。



みんなで生き残れないならば。



1人でも多く生き残る道を選ぶべきだったんだよね。現場に立つなら覚悟を決めなきゃねぇ。仲間を置いて逃げるって言うことをする覚悟。必要必要。腹括ってやるっきゃない。意図的にそれをやったならば抹殺モノだけど、必要ならば仕方ない。それが嫌ならそうしなくていいだけの圧倒的な実力をつけるっきゃない。


割り切れないのは分かる。咄嗟の正しい判断って何ぞやってなる。けど、戦えないなら逃げるっきゃないよね。


以上、反省でしたぁ。いやぁ、真面目な話し合いは疲れるね。叱られるし!






反省の後はツバサに術式を使わせてみた。三つとも。


現状を知らなきゃ対策は練れないからね。とりあえず、みんなでツバサの術式を見て、アレコレ言うことにした。






で。


みんなであれこれ言いながら、散々練習いたしましたとも。久々に術式の基本練習したよ。何年ぶりかしらね。


青春かっ!てくらいに汗水垂らして練習三昧してみましたとも。ザ青春。汗水垂らして部活に打ち込みました、ボールは友達さくらいのノリでがんばっちゃったよ。


話し合いより、こっちのほうがいいね。性に合ってるし!おい、そこ?筋肉バカとか言わないの。自覚あります!ありありです!!


基本的に体動かす方が良いの。


そんな感じで頑張りに頑張りまくったんだけど、上手くはいかず。全然上手くいかず。時間を増すごとにツバサの表情が沈んでいった。わかりやすいくらいに沈んでいったわけだよ。


潮が満ちていくように、どんどんテンションが下がり表情が暗くなるのが、目に見えて分かった。


まぁ、そもそも。


上手くいくはずがないんだよね。少し様子を見ていて明らかに無理っしょって感じだった。出来ないのは明白だったのだよ。


ぶっちゃけますけども。


ツバサは術式をコントロールする事は敵わんだろう。つか、やる気がないだろう。1番のツバサの問題はやる気だよ。


怖いんだか、何だか知らないけどもビビり過ぎてるんだよね。きゃあ、怖いよーって術式打ったところで、上手くコントロールできるわきゃない。


きゃー怖〜いって怖がりながら恐る恐る術式が発動する瞬間とかに目をつぶりながら発動してなぜコントロール出来ると思うのか。


自分の力に自分がビビって暴走させてんだから、自分も周りも傷つくわなぁ〜。


マッチで火をつけるにしたってさ?恐る恐るビビリながらマッチをつけたってスピードや力が足りなきゃ上手くつかないはず。


変に身体を固くして、力を込めすぎつつ、火をつけたって火はつくだろうけど、マッチが折れたら危ないし、火がつく瞬間、目なんかつぶってたら自分の手を焼いたりして危ないだろう。


そんな感じでツバサはどう良くしたら良いかって段階にはいない。


ビビるな。身体の力を抜け。目を開けろ。


そんな段階。


怖い怖いとサドルに座れず、目までつぶって、恐る恐るペダルを漕いでいるような感じ。漕ぐ力が強くてスピードは出るけど、漕ぐ姿勢がなってないし、目が空いてなきゃ暴走して怪我するっしょっていうね。


練習した気になって終わりたいだけなのか。違うなら、意気込みからして直さなきゃいけないねぇ。強かろうがやるしかないんだから、やるならやれっての。


そんなこんなで。


結局、力を暴走させたのちにツバサは気を失った。






で。






今に至る。至っちゃったわけよ。時間は過ぎ去っちゃったわけですよ、無情にも。


現在、ツバサは自室のベッドに横になっている。


みんなは解散した。解散させた。術式練習はとうに終了していた。


私がツバサのそばに残るってことでみんな、追っ払った。


心配そうではあったけど、何度もこんな事態になるのは嫌だし。この一回で勘弁してほしいからね。だから、ガツンと言って頑張るか諦めるかをツバサに決めさせようかと。


ていうのが半分。


もう半分はツバサが単に気を失っただけでないという点が問題だった。力を暴走させながら気を失ったんだよね。で、今も暴走させ続けている。


端的にいえば強い炎を出し続けながら気を失っている。うんうん、なかなかの才能だよ。こんだけ使い続けたら普通は力切れ起こしてる。でも、ツバサの炎は勢い変わらず。


ようするにツバサは強い力すぎてコントロールがうまくできなかったようだねぇ。これは慣れしかない。うまく使えるまで練習するっきゃない。


上手く扱えれば強い武器になる。


ビビっているうちは期待できないけどね。


暴走させた術式って術者も怪我しかねないんだよね。それに同等の力をぶつけて相殺させ続ける。


それが今の私がやってること。


気を抜けばすぐに炎が出現するからツバサの潜在能力の高さが知れる。炎を出し続けるって地味に疲れるし力が必要だからね。非戦闘員には無理だよ無理。


もうかれこれ、2時間ですよ2時間。ツバサが力を暴走し続けて2時間。なっがーい!


術式練習をずっとやり続けた、その後の2時間。さすがに私はそろそろ部屋に帰りたい。休みたいわけですよ。


まさか、ここまで暴走させ続けるとはねぇ。潜在能力の高さに桜花さんも、さすがに驚き桃の木3種の木的だわぁ。凄いわぁ。感動しちゃうー……


みんなを帰らせて自分で残るって選択しといてなんなんですけどねぇ。


私、すごくすごく帰りたい限りです。



読んでいただき、ありがとうございます^ - ^


何かを乗り越えるならばやるっきゃないって腹を括ることって大切ですよね。

できるか否かは置いといて。


私も意志が弱いからツバサ側になります。

きゃあッこっわーいってなりますよ。なりますとも!


家の中に立て続けに蜘蛛があらわれたとき、殺らねば殺られる!と腹を括ってキャーキャー言いながら格闘致しました。


やるって腹括らないと何事も成りませんよね。


人生初のボルダリングに挑戦しました。のぼるの、難しいですよね。手を出さなきゃ出さなきゃなのに出せない。離すと落ちそうで怖い。けど、出さなきゃ上へは上がれないんですよー


ま、えらそうに言ってても大した課題はクリアしてませんが笑



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