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大好きな君  作者:
3/29

大好きな君

「本気で嫌がる事無いじゃない!」


「…あ…本…」


「もうっ!遅刻するわよ!行くわよ!」


「…うー…」


―――✽✽✽―――


学校に着くと人だかりが出来ていた


「…なんだろ…」


「あら、聞いてないの?今日は転校生が来るのよ」


「…転校生…」


嫌な…予感が…


「確か…」


「鬼舞…急がないと…道が…」


「あら、ほんと!急ぎましょう!」


「風琴、きーちゃんって呼んでね♡」


「…昨日…何見たの…?」


「………そんなにリアルに引かないで頂戴…」


「あ…ごめん…」


「あんた!前髪邪魔じゃないの!?」


「…僕の顔は…ブスだから…」


「切るわよ!」


「…え…?」


「今日終わったら私の家ね!」


「いや…僕…ぶかt…」


「いいわね!!!」


「あ…はい…」


断れなかった―。


ー✽✽✽―


「鬼舞…また…放課後…」


「えぇ、今日は部活なんでしょ?逃げないできてよね!」


「うん…」


教室に入ると転校生君がいた


「…」


まぁ、教室で一切喋らない僕には関係ないけど…。

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