大好きな君
「さて、寝るわよー」
あの後鬼舞の家に向かった鬼舞は笑顔で
「いらっしゃい風琴ご飯食べたの?」
って言ってくれた屋敷には電話をしてくれてお泊りになった
「…叫んじゃうし僕は寝ないよ」
「大丈夫よ私寝たら起きないから」
すると外から大きな音がした
「何の音かしら…風琴寝てて」
ドアを開ける音がした
「鬼舞!不審者やで!」
「ち、違います!」
「俺ら人を探してて!」
「触んな。」
「「キレるな!」」
「兎斗さん!(うと)輝兔さん!(きと)唆兔さん!(さと)」
「ふーくん!」
「助けろ。」
「上から目線!」
「鹽さん!僕の友達だから!」
「なんや、はよ言わんかい」
「初めての人ね?」
「あ、初めまして新しく仲間になった悍見 兎斗です」
「同じく輝兔です」
「唆兔」
「偉そう!」
「私は鬼舞よよろしくね」
「初めまして」
「ふーくん!若頭が心配してたよ?」
「帰ろう」
「…ごめん皆…僕は…」
「…そう…分かった…明日また迎えに来るね」
「逃げないでね」
「じゃあねふーくん!」
「あっぶな〜もう少しで通報する所やったわ」
「んで?あんたはなんで来たのよ」
「あぁ、風琴が来たゆう噂聞いたんや」
「どこから聞いたのよ…」
「よし!泊まろ!」
「ちょっと!騒がないでよね!」
「酒飲むぞぉー!」
「馬鹿じゃないの!?」
「…美味しそう…」
「風琴!飲まないの!」
「なんやの〜つまらんの〜」
「出禁にするわよ」
「…イエニオイテキマス」
「よろしい」
鹽さんも出て行った部屋は静かだった
「先に寝てていいわよ疲れたでしょ」
「トランプ…やりたい…」
「確かあったわよ?どこだったかしら…」
「あれ?これ違うの?」
「それ…違うわね…」
「んー?どこだー?」
「たっだいまー!トランプやろうや!」
「「………ナイス………」」
「ん?」
「何するの?」
「ババ抜き!」
「七並べ!」
「ぶたのしっぽ!」
「ギャンブル!」
「…ギャンブル?」
「うん」
「なぁに?それ」
「知らんのかいな?まず、7枚しますー」
「はいはい」
「ババ抜きみたいだね?」
「ほんとだね?」
「じゃあ1〜10が百.J.Q.Kが千ババが億」
「J?Q?K?ん?」
「せんせー風琴が混乱してます〜」
「ほんまやな」
「これがこうで…これがここ…」
「ほーほー…」
「ほな、じゃんけん」
「「最初はグー!」」
「「「じゃんけんポンッ!」」」
「あ、やった!勝った!」
「そこで満足したアカンで」
「しそうね(クスクス)」
「し、しないよ!」
「「最初はグー!じゃんけんポンッ!」」
「おー!あいこ!初めて見た!」
「あいこでしょ!」
それから連続で二人共飽きていた
「もう…疲れた…風琴決めて〜…」
「あー…鬼舞から」
「はーい」
「じゃあ、風琴前の束から一枚取るんやで?」
「うんっ!わっ!kだ!」
「へぇ運ええんやな?」
「この子は昔からついてるのよ」
「へぇ、凄いんやな?」
それから勝負は僕が勝った
「わぁい!」
「はぁ…借金まみれになったやんか…」
「案外…シュールだったわね?」
「友達とやったら楽しかったんやで?」
「あんた弱いじゃない」
「本気出したる!人生ゲームや!」
「人生ゲーム!?(キラキラ)」
「なんや初めてなんか?」
「うんっ!やろやろ!」
「やってみる?」
「しようやないの!」
―――✽✽✽―――
「…んっ…」
あの後皆疲れて眠ったみたいで昨日のままになっていた
「あれ?鹽さん?」
すると後ろから鹽さんの気配がしてドアが開いた
「なんや起きとったんか」
「鹽さんどこに行ってたの?」
「タバコ吸っとたんや」
「あれ?鬼舞タバコ…」
「せやねん…こいつ嫌いやから俺もう帰るわ言うとってもらってもええか?」
「うん!いいよ!」
「じゃあの!」
ドアが閉まると鬼舞が起きだした
「…臭…誰や…」
起こされると機嫌が悪い鬼舞朝は男らしい
「あ、今さっきまで鹽さんが…」
「あいつ…出禁にしてやる…」
「僕、朝ご飯作るよ!何が食べたい?」
「俺…パン派…」
「あ、そうなの?パンあるー?」
「そこの戸棚」
「はぁい!」
「俺…顔洗ってくるわ…」
うっとおしそうに前髪をかきあげて部屋から出て行った
「ゼリー食べるかな?」
冷蔵庫みるとゼラチンと戸棚の中にミカンがあった
「鬼舞〜ゼリー食べるー?」
「ゼリー?食べたいわね〜引き出しにホイップクリームあるから使っていいわよ」
「はぁい!」
ゼリーを作って冷蔵庫に入れる
「…誰!?」
後ろに気配を感じて後ろを振り向くと誰もいない
「…鬼舞!!!ちょっと来て!」
返事がない心配になってくる
「…気配は感じる…」
鉄パイプを手に取って気配がする所に振りかざす
「ぐはっ…!」
「ビンゴっ!」
「お見事〜」
「…誰…」
「鬼舞君?ちゃん?はこっち〜」
「鬼舞…!お前ら…何するんや…!」
「組長があんたに用があるんだ〜来てもらおーか」
「ぐはっ…!」
「鬼舞!分かった…行くから!辞めろ!」
「じゃあ…瞬間移動っ!」
「グッ…!」
腹に鋭い痛みを感じて意識を飛ばした
―――✽✽✽―――
「…や…」
「…せん…」
…どこかで聞いたような…声…
「…な…」
「…い…」
「…ん…」
目を開けると目の前に驚く人がいた
「し…わ…さん…?」
「せやで〜」
「どうしてっ!」
「悍見組嫌いやねん〜君は人質やで」
「…酷い…信じてたのに…」
息苦しくなる…
「ってのは冗談で可愛い甥っ子からのお願いや」
「…(ヒュッ)」
「おっおいっ!」
鹽さんが抱きしめて背中を優しく叩いてくれる
「…(ヒュッ)」
「吸って〜吐いて〜ゆっくりでええで」
言われた通りに息をする
「…はぁ…はぁ…」
「俺の事好きになるんや!」
「…えっ…?」
いきなり何言い出すの?
「なんで分からんへんみたいな顔しとるん?」
「えっ?なんで分かるやろみたいな顔されてるの?」
「えっ?分かりやすい説明やったろ?」
「ううん」
「あれ〜?」
「その作戦を教えてくれる?」
「俺に引っ付いといて話し合わせとけばええよ」
「…来る…」
「寝転んどき(コソッ)」
「失礼するっ!」
「なんや、静かにしいや」
「風琴!…そいつを返せ!」
「なんでや?」
「大事な家族だからに決まってんだろ!」
「俺この子好きなんや〜ええよな?今度は挨拶しに行くわ」
「お前には渡さない!」
「…なんでそんなに必死なんや?」
俺は膝で寝たふりをしていたのに一瞬にして抱きしめられた
「…それは…」
「風琴も俺の事好き云うてくれたんやで?」
「…は…?」
「もう…する事は…(クスクス)」
「この野郎…!」
「辞めて…!」
「風琴!?」
ちらっと鹽さんを見るとびっくりした顔だった
「風琴…?」
「僕の彼氏に手を出さないでっ!」
「…今の聞いたやろ?」
扇子で口元を隠して顔が近づく
「目を瞑り(コソッ)」
僕は目を瞑り肩に手を置いて引き寄せた




