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大好きな君  作者:
15/29

大好きな君

「…あ、やっぱり…」


お風呂場についてから中身を確認してみると

可愛いパジャマが…


「これ…昔喧嘩になった…パジャマじゃ…」


この可愛いパジャマを着て欲しいって言われて断ったら喧嘩になったんだよね…


「…義兄ちゃんに借りよう…」


そう、決意して体と頭を洗い浴槽に入る


「んー…気持ちぃ…」


あ、そろそろ上がらなきゃ…


浴槽から出て身体を拭き考える


「…このパジャマ…着なきゃ…」


下着姿でうろつく訳にはいかない


「…うぅ…」


上着はパーカーになっていてフードにクマの耳付き。外はもこもこだけど凄く涼しいズボンは短パンのモコっと膨らんでいて後ろに尻尾付きこちらももこもこだけど涼しい


「誰得なの〜…!」


ーコンコン


「はい…?」


「風琴?のぼせたか?」


「あ、義兄ちゃん!今出るよ!」


ドアを開けるとびっくりした顔の義兄ちゃん


「ふ…うき…?その寝間着…は?」


「鬼舞の手作り…」


「凄いなあいつ」


「変…?」


「可愛いと思うぞ?」


義兄ちゃんは僕のこと可愛い弟としか認識してないんだろうな〜…


「洋服…貸して欲しいです…」


「可愛いのにか?」


「恥ずかしいもん…」


「じゃあ、付いて来い」


「うん!」


―――✽✽✽―――


「…大きい…」


袖が余るしワンピースみたいになってるし…


「義兄ちゃんこれ…大きい…」


「似合ってるぞ」


頭を撫でられて何とも言えなくなった僕


「可愛いなんて思わないでよね…?」


「しょうがねぇだろお前は可愛いし」


「うー…」


貸してくれたのはパーカーなんだけど…

なんか…自信無くしちゃうな…


「若頭」


「避諱か?どーした」


「今よろしいですか」


「あぁ、風琴ちょっと待ってろ」


「うん」


鬼舞は部屋から出て行ってしまった

やっぱり忙しいんだろうな〜…


「えいっ…!」


ベットにダイブした所で何もする事は…無いね…


「…女の人の匂いがする…」


なんか傷ついた…

まぁ…そりゃあ…彼女だって…うん…


「すまんな…って何してるんだ?」


「ん?暇だったからダイブしてみた!」


「ぶはっwそうか気は済んだか?」


「ううん…眠くなっちゃった…」


「じゃあ寝るか」


「あ、僕課題終わらせてなくて…さっきの荷物の中に入ってたからしてから寝るね!」


「そうか俺も行く」


「…え?いいよ?簡単な所だから」


「そうか?なら、部屋で待ってる」


「うん!先に寝ててね?約束だよ?」


「分かった」


部屋から出て僕は自分で自分を褒めたくなった

すごい演技力じゃない?

傷ついてるのに普通通りに演技出来たと思う


「さ…行こう」


課題なんて終わらせなきゃいけない所まで終わらせてたしほんとはしなくてもいい

でも…僕は…無理だ…


「………ん?あれ?」


課題が…無い…?


「あれ?落として来たのかな…?」


でも気づくはずだし…


「お前が探してるのはこれか?」


「あ、避諱さん!それ!」


「お前…随分と…」


「…?ん?」


「なんでもねぇよ糞餓鬼」


「ありがとー!」


「すまんな、ちょっと借りてた糞餓鬼に負けたくなくてな」


「あ、そう言えば避諱さん僕達の学校の卒業生だっけ?」


「在校生にお前の名前があった時はなんかの間違いかと思ったわ」


「間違いじゃなくて残念だったね?」


「…そうだな…お前はそうゆう奴だよな…そんな事より昔より簡単になってんじゃねぇか今の在校生は馬鹿なのか?」


「え?昔より…簡単に…?」


「昔の持ってきてやるからそこにお座りして待ってろ」


「うん…」


「…はぁ」


溜息を付きながら昔のを持ってきてくれる避諱さんは優しいと思う


「…僕は進めてようかな」


僕は終わらす為集中して取り組んだ


―――✽✽✽―――


人の気配がして横を見ると感心している避諱さん


「お前は馬鹿そうな顔して昔のやり方知ってんだな」


「え?これ昔のやり方なの?」


「誰に教わった糞餓鬼」


「え?自分で考えたんだ」


「…は?」


「え?」


「お前…もっと上選べたはずだろ?」


「…両親が無理やり…」


「…すまん…」


「ううん!大丈夫!昔の見せて!」


「ほれよ」


「わぁ!綺麗!避諱さんにしては!」


「ほぉ…?お前も言うようになったじゃねぇか」


「本に口の悪い人は几帳面って書いてあったんだほんとだね?」


「…それ俺も読んだ事ある…」


「やっぱり皆一度は見るよね〜」


「まだあんのかあんのボロボロの本」


「うん、もう何回も修正されてるけどね」


「そこ絶対改善するべきだろ変な所馬鹿だな」


「確かに僕も思うw」


「…お前…それ欲しいか…?」


「…うん!これ分かりやすくて字が綺麗だから見やすいし!」


「…やる…」


「ほんと!?」


「だからとっとと寝ろ糞餓鬼」


「うん!おやすみ!」


「あぁ」


僕は知らなかった


「あ、もしもし?今戻らせました。はい、バレてませんこのまま問題無く若頭の部屋に戻ると思います。では、失礼します」


こんな電話をされてたなんて…

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