大好きな君
「若頭今宜しいでしょうか」
「なんだ」
今まで笑っていた義兄ちゃんが仕事の顔になった瞬間だった
「入っても…?」
「…用件次第だ」
「…木賀組についてです…」
「俺が行く」
義兄ちゃんは僕を抱き締めて部屋から出て行った
「忙しそう…」
大人しく待ってよう…
「風琴?ここに居る?」
「あ、うん!どうしたの?」
「近くに誰かいる?」
「んーん、居ないよ?」
「そう…良かった…」
あれ?声が…誰…?
「ふーうーきー(クスクス)」
「…!?お母さん!?」
「よく殺してくれたのぉ?」
「お父さん…」
「やっぱり、あんたは幸せになれない(フフフ)」
「辞めろ…」
「ほら、こっちに…」
「親を殺したんや来るよなぁ?」
「あんただけ生きるなんて…許さない…」
「辞めてよ!!!」
「「「ユルサナイ…ユルサナイ…ユルサナイ…ユルサナイ…ユルサナイ…ユルサナイ…ユルサナイ…ユルサナイ…ユルサナイ…ユルサナイ…ユルサナイ…ユルサナイ…ユルサナイ…ユルサナイ…ユルサナイ…ユルサナイ…ユルサナイ…ユルサナイ…ユルサナイ…ユルサナイ…ユルサナイ…ユルサナイ…ユルサナイ…ユルサナイ…ユルサナイ…ユルサナイ…ユルサナイ…ユルサナイ…」
「辞めろ…辞めろ…」
ーガバッ
「辞めろぉー!」
「どうした!」
「ハァ…ハァ…ハァ…」
「凄い汗だ…どーした…」
「義兄ちゃん…僕悪い子…」
「そんな事ない」
「僕が…家族を…」
「どうせ死んでいたさ(ギュッ)」
「義兄ちゃん…義兄ちゃん…(ギュッ)」
「風琴!!!」
「鬼舞…」
「ちょっと近くを通りかかっていてね…」
「どーしよう…僕…」
「大丈夫だ今度は手放さない」
「風琴…大丈夫」
「…うん…」
「深呼吸出来る?」
「うん…」
「ゆっくりね」
「うん…」
「そうそう…」
「もう大丈夫!」
「良かったわ〜!」
「それよりなんでここの近くにいた」
「あ、ご飯が出来たから呼んでこいってポンコツに」
「行くか」
「うん」
「じゃあ私は先に行ってますね」
「風琴」
「ん?」
「手を繋ぐぞ」
「えっ?なんで!?」
「そっちの方が安心だろ?」
「…うん」
何で考えてたこと分かるんだろう…
「さて、行くぞ」
「うん!」




