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紅高校野球部  作者: エースjco
プロローグ
1/1

プロローグ

 寒い中に、心地がいい暖かい風が当たる。美しい桜の風景に、梅の花のにおいがする。


 この時期は春。


 そして、この日はとある少年の高校の入学式である。


 「これより、第85回、神奈川県立紅高校の入学式を開催いたします」


 そして、この高校に入学してくる少年が、この紅高校野球部のエースピッチャーになることは誰も知らな


い。


 「森本雄一」[もりもとゆういち]


 「はい!」


 これが彼の名前。弱小校である紅高校を甲子園優勝に導こうとする。



*****



 入学式が終わり、クラスの最初のホームルームが始まる。森本の担任の先生が教室に入り、教卓の前に


立っていた。


 「こんにちは、僕はこれから君たちの担任になる髙野健吾です。よろしく」


 その担任は、野球部の顧問の先生と言っていた。森本は早速入部届を出した。


 「森本君、ありがとうございます。ようこそ!!うちの野球部へ。希望のポジションはどこですか?」


 「ピッチャーです。中学ではエースで四番でした」


 森本は自信満々にそう答えた。彼は中学の時に球速145キロをたたき出した。そのおかげで、スカウトが


やってきたが、それを全部蹴って紅高校に入学した。


 その理由としては、設備がとてもいいというところと、この学校にはエースと呼


ばれる投手がいないため、ここならエースとして戦えると言うこと、そして最後は、


 「森本君。久しぶりだね」


 「橋本・・・・久しぶりだな」


 彼は橋本隆介「はしもとりゅうすけ」、中学の時に森本と対戦したことのある選手


である。森本は橋本とは仲がいい。ライバルと呼んでいいほどの仲だ。ちなみに、森本


は、橋本がこの学校に入学すると聞いて、この学校に入ることを決意した。つまり、橋 


本が三つ目の理由だ。


 「今日から練習だね。人数が僕たち含めて20人いるんだって、新入生は10人入ったら


しいよ」


 「俺以外の投手はいないし、この学校だったら俺がエースになれるぜ!」


 「そう簡単にはいかないよ。まあ、今日は新入生対2年生3年生の紅白戦をやるんだって」


 橋本は楽しそうに言う。ちなみに、橋本のポジションはキャッチャーである。


 早くもニュースに出るほど、橋本は有名だ。バッティングのセンスも高いし守備と方も強い。橋本がこの


チームの正捕手になると森本は考えている。


 「それじゃあ、そろそろ部活に行こうか」


 「おう!」


 絶対にエースナンバーを取る。森本は誓ったのだった。


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