異次元へ
小説を書こう!初投稿です。文がやたらと狭いですが、初心者なのでご勘弁を、本題に入りますが、なぜこれを書こうと思ったかというと、なんか小説が書きたいと思ったからです。そこで、調べていく結果これに到達したという次第です。ですが小説を書こう!といえども、参考程度に見てみたら、異世界とか、いろんなファンタジー系があるじゃーないですか。っとなりまして、そういう話をつくった所存です。どうぞお楽しみください。
ある日、僕の中に哲学がなくなった。いや哲学の本が消えたといえようか・・・。哲学という本の類が消えてしまった。なぜこうなったかというと、あまりにも哲学の本が面白かったからだと僕は思う。ある一種の本に夢中になっていた。それは何といえよう哲学なのだがある時ふと…気づいてしまった。
「哲学って人間のことしか書いて無くね。」
と本を読んで、思い込んでしまったためだと思う。
そんなことで、まさか異次元に行くだなんてことはないはずなのだが行ってしまったのである。
まだその本を読みきっていないのだが、ここはどこなのだろうか?
辺りを見渡してみるとそこは街だった・・・石造りの大きくて長い道に市場や飲食店、いやこの場合は酒場というものなのかもしれない建物が立ち並んでいた。
人々が店で色々している中、現実の世界では有り得ないだろうというものを見た。
人間らしき人が剣や槍や盾を持っているではないか。
鎧を着た人まで・・・ここはどういう世界なんだと思ったがすぐに検討がついた。ここはなにかと戦うところではないかと、だが戦えるようなものも持ってないし、それにお金がいるだろう。この場にいても何も始まらないので、耳が尖がっている人間のような人に声をかけた。声は通じるのだろうか、やってみたが、何を言っているかさっぱりだった。このさきどうしようか、これでは一人ぼっちではないか、誰か話の通じるような人はいないのだろうか。
そんなこんなで、困り果てていると、どこかから声がした。
「ねぇー、君ここでいったい何してるの?」
思わずその声に振り向いてしまったが、そこには、茶色の髪のポニーテールの美少女がいた。
背は普通で耳が尖がっている可愛らしいメイドがこちらに話しかけてきた。
「何もしていない」
「こんなところで何もやってないわけがないじゃない」
そりゃそうだろう道の真ん中で独り佇んでいるのはおかしいだろう。
ところで、ふと思った。少女は、なぜ僕の言葉が聞こえるのだろうと…
「なぜ君は、僕の言葉が聞こえるんだ」
「ああ、これね魔法でいろんな言語を使えるようにしているの。」
魔法?じゃあここは何か、ファンタジーの世界なのか。私は魔法のことについて聞いてみた。
「魔法ってなんだ?」
「魔法は魔法の書があって、生活に使えるものや戦いに使えるものなど様々なものがあるの・・・ってか、知らないの!常識じゃない。まさかあんたもどっかの世界からきたとかいうんじゃないでしょうねぇー」
とその人が言って少しの間が空いた後、私は苦笑い気味に言った。
「知らないとこから来ましたw」
「はぁー最近そういうのが多いのよねー」
「そういうのが多いって事は他にも人が来たってことですか」
「3人は来てるかな…まぁー見かけない顔をしているだけなんだけど」
思わず僕は、僕以外にもこういう所に来ていることを知る。
「3人は今どこにいるんだ」
「うーんとね・・たぶん…最初に来た人は、すまない、ここはどこだ?って聞いてきたから町の名前を言ったら、俺の邪気眼が暴れやがる…時は来た!とか言ってどっかにいったわ」
「もう二人は?」
「うぅーんとねぇ、すっごいかっこいい人が走ってきて女子たちに連れさら、連れていかれたわ、たぶん見ない顔だったからそうだと思うんだけど」
「あとは今店で働いてるんだけど…」
言おうとした時、店からガチャ・・・という音がした。
「リノ遅いよぉ~、何してたの…?」
「いやちょっと話してただけだよ」
音のするほうに目を向けると、背の小さい女の子がいた。俺を見て何食わぬ顔をした後、リノと呼んでいたその人の方に向かってコソコソと何やら話をしている。
(この人、誰なの…?)
「この人は知らない世界から来た人だよ」
(ふぅ~ん…そうなんだ~)
話している小さい子を見ると変な服装をしていた、というよりもファンタジーのような服を着ていた。
魔法使いが被るような帽子とボタンが3つの黒い服でひらひらレースのスカートをしていた。
まさにその状況の光景をいうならゴスロリの女の子というのがしっくりくるだろう。
だが、今はそんなことよりもここがどこで何なのかという方が一番に大事だ。
そんなことを考えてたら俺の命が先にお陀仏してしまう。
「あのぉ~、知らない世界から来たんですけど、人が剣や槍や盾を持っているんですけど、ここの世界って何するためなんですかね」
「ああ、それはねモンスターと戦ったり、するためだよ」
「なるほど、そういうためだったのか・・・でもモンスターが現れるってことはモンスターに襲われる危険性があるじゃないですか」
「うーん、でもここに現れるような敵は弱いけどね」
「いつか強い敵が現れるかもしれないってこともあるかもしれないんですよね」
「まぁ~、そうだけど今は楽しくやっていくしかないでしょ・・・それにここは冒険者も多いからモンスターが出てもやっつけてくれるはずよ」
この世界の事情はわかったけど、どうやらこの世界は安心や安全に暮らせるわけではないらしい・・・危ないモンスターにいつ襲われるのではないかという危機感と争うことが嫌いな自分にとってこの世界は生き辛いものがあるということだ。
「立ち話もなんだし、店に入ってじっくり話し合いましょ」
リノがそういって僕は店へと入った。すると小さい女の子が
(「またそうやってリノは・・・」とつぶやいていた)
店に入ってみると、喫茶店のような感じだった。
「その席にでも座って話しましょ、営業時間だけど人は来ないから」
「なぜ営業時間に人は来ないんだ」
「外見れば、わかる通り・・・」
「ああ、みんな、武器とか持ってるな」
「そう、昼の間には、武器を持った人が、いろいろやっているわけ」
「何をやっているんだ」
「商人の護衛だとか・・・捜索だとか殲滅だとか、依頼された物を持ってくる配達とかもね」
「ふぅーん、結構色々やっているんだな」
「それはそうと、あなたは何かやることとかあるの?」
やることといえばこれより前に読んでいた本を読みたいところだし、ここにはめぼしいものも見当たらないし、何をしようにもないな。
「うーん特にないかな」
「特にないかぁー・・・」
「・・・」×2
なんか苦笑い気味に言って、この場の空気が冷めてしまった・・・
そんな中、第一声を放ったのは彼女だった。
「あのさぁー・・・今日ってどこに泊まるの?」
「・・・ない!」
「じゃあ空き部屋があるからそこで寝なよ・・・その代わり無償でバイトしてね」
「ありがとう!ありがたく使わせてもらうよ」
あれ・・・ちょっと待てなんか聞いてはいけないことを聞いたような気がする。
「あの今日から働くことになるから・・・お願いね」
「ゲゲッ、今からってマジかよ」
「マジよ!」
そんなマジよ!をドヤ顔で言われても、あとお願いねのとこ片目をつぶってきらーんと光る感じでウインクするのをやめろというのも、もうどうでもよくてまだ色々整理がついていないんだが・・・まぁーここで働くことになるのはわかった。ここで暮らしていけるのだろうか。それよりも後に、彼女の方が大変なことになるのを主人公は知る由もなかった。
「ちょまてそれはひどくないか・・・」
「あっ、もう夜だわ!人が来るわよ!」
カラン!扉から店に入るときの鐘がなった。
「どうも、いらっしゃいませ」
いろいろな葛藤が交じり合いようやくできました。文は短いと思いますが、気軽に読めるようにしているという設定でお願いします。投稿期間は、長くなると思いますが、展開がどうなるのかだろうかと、お楽しみいただきながらご覧ください。見てくださり、ありがとうございました。