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黄金のレシーブ  作者: たこたこさん
9/15

あんたの彼女よ


「おいおい、楽しいことしてんなぁ。」と大地が俺にいった。


ふざけるな、お前俺と変われ。


「いいじゃねぇか、女子をかけて、バドミントンで、試合痺れるぅー」


「痺れねぇよ。初心者だぞ俺。ボロクソにやられるだけだ。」


「だから、作戦が必要なのよ!」と月岡が割り込んできた、


作戦?と大地がたずねた


「浅見大悟は、確かに強い。多分県でもトップクラスレベルに。」


ほらみろ、流石にレシーブだけじゃ、勝てない。


「だけど、勝機はある。」


俺は、月岡のいう勝機が少し気になった。

勝てることなら勝ちたい。


「それは……」


ーーーーーーー


ファーストゲームラブオールプレイ!


試合が始まった。


サーブけんは大悟が貰った。

「この一球は、無二の一球なりー!!」


パァンと打たれたシャトルを俺は、コート奥に打ち上げた。


すぐに大悟は追い付き、ドロップを打った。


やっぱり、遅い球で来るよな


俺は、そのドロップをまた、高く打ち上げる。


打ち上がったシャトルを大悟は、コート奥に刺さるようにクリアを打つ。俺は、何とか追い付き、それを、また、゛打ち上げた゛


「はぁ?」と大悟は、言った。クリアをロブで返したのだか当たり前である。


打ち上がったシャトルを大悟は、プッシュして、叩く。


パン!


1-0


一点取られてしまった。


………こんな方法で俺が勝てるのかよ。



月岡の言った作戦は、こうだ。大悟はドロップしかうってこないだろう。そのドロップをドライブ気味に返しても、特に意味はない。スマッシュと違って体制が崩れてないから取られるからだ。


最初の15点は、無理な動きはせず、相手の一番遠いところにレシーブをうつ。


…………以上だ。


本当にこれが作戦か??


パァンパァンと、二人は打ち合う。


ドライブも、スマッシュも、クリアも、打たずにひたすら上げる。


ひたすら


そんな、プレースタイルだからか、一点とるのにかなりの時間がかかる。恐らく普通の人の二倍近くラリーが続いている。



ドライブも、打たず、ややタカメニロブをあげ続ける。



それが、20分近く続いた。


15-6


大悟も、久しぶりだからか、6本のミスをしたが、圧倒的にフットワークで試合を制しているので、15取られてしまった。


「……………こんなんで勝てるのかよ?」


俺は、月岡に呟く。


「勝てるわよ?」

月岡は、当然といったように返す。


「……一応ドライブとかも、打てるんだぞ。そっちで攻めるのが正解じゃないか?」


「ドライブを速いクリアで返されたら取れる?」


…!


「フットワークが、初心者と、経験者暗い離れていると、速いラリーは、とてもじゃないけど制せないわ。ロブなら滞空時間が長いし、貴方の目ならどこに飛んでくるかよめるでしょ?」


「………?」


「浦木は、中学の時ピッチャーだったんでしょ?そして。最近まで毎ランニングしている。」


「何でランニングしてるってわかるんだよ?、」


「昨日の体育の時、汗の量でね」


「………、スタミナで勝ってるからって、あいつは倒せないぞ?」


「゛普通ならね゛気づいていない?大悟の汗の量。」





「滝のように汗をかいてる。」


「受験あけで、いきなりシングルして、速く動かなきゃ制せない相手と戦ってるのよ?しかも、油断してるのか大降りでね。」


「なるほどな」


「さっきの、中盤から肩で行きをしてるのよ」


「………お前、何者だ。」


「あんたの彼女よ、ほら、二セット目、とどめさしてきなさい。」


「…あいよ」


俺は、嘲笑気味に笑うと、ラケットを握った。


「ほら、休憩終わりだ。二セットやるぞ。大悟」


「はーはー、ちょっと、……糞!」



ーーーーーーー


試合は、大悟の粘りを見せたが、毎日のレシーブと、野球でのすたみな、毎日の軽い運動をしてた俺が有利にたった。


序盤こそ、競っていたものの、中盤からは、甲野が速さを制するようになり、試合結果は。


15-10



二セット目を、中学までやっている、男から俺がとってしまった。




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