入部
次の日から、俺は、正式に部活に入部することになった。
お決まりの自己紹介をしている。
「矢乃木大地、小学生からバドミントンをやっていました!好きな食べ物は、牛丼で一番好きな食べ物はスッポンです」
ガヤガヤと笑い声がおきる。
「はいはい、初っぱなから噛ましてくれたね。じゃあ。次そこの女の子いってみようか。」
長野さんは、俺のとなりに座っている女の子を指差していう。
隣の女の子は、二つ結びの大きな目の特徴な女の子だ。
「大原です!バドミントンは、初心者です!」
ほいほい、大原さん。覚えた。
次!甲野!と言った。
「はい!バドミントンは、初心者です。よろしくお願いします!」
うそこけーっと、大地が騒いだ。うるさい。
じゃあ次!と長野さんが言うと、俺の右隣の男が立ち上がった。
「浅見大悟です。中学までバドミントン を、やっていました。彼女募集中です、好きなタイプは、矢乃木さんみたいな、綺麗な人…」
「あ、?俺のことか?」と大地
「ちっげーーよ青さんのほうだよ!俺が一年の中で一番の実力者だと思うので、大会では、使ってくたさい。」
「………………」甲野は無言で指を大悟に指し、大地を見た。
「戦えばわかるだろ」と大地は、笑いなからいった。
大悟の自己紹介が終わると大悟のとなりの女の子が立ち上がる。
「陽菜乃中でバドミントンしてました。月岡都です。」
月岡都は、陶器のような白いはだの女の子だ。ひのしたにでたことがあんのかこいつ?と思うような少女だ。
「はーい、都ちゃんは、特定の彼氏とかいます!!??」と大悟が言った。
月岡都は、眉をよせると俺を指差し言った。
「この人にこの前コクられて付き合いました。」
!?はぁ?
「人違いじゃないか?」
「はぁー?甲野てめぇ、抜け駆けかこのやろう!!なぁ、都ちゃんこんな男より俺の方がええやろー??」
「私は、バドミントンが上手い人がすきなんてす。付き合いたいならこの人より上手くなってください!」
「上等だ!おい、甲野!21シングルだ。」
………なんかよくわからなくなってきた。
青さんは、何故かじっとこちらをにらんでるし、大地は、笑ってるし、大原さんは…ボーッと聞いてる。
「あー、あー、静かにしろ。此処にいないが、榊直司ってやつも、入部したからな。じゃあ、以上!今日はこれであとは、部活やるもよし。帰るもよし、お疲れ様。」
長野さんが、きれながらいった。
こうして、自己紹介が終った。
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「どうしてあんな嘘ついたの??」
俺は、体育館の隅で月岡に、不機嫌な顔をしながら聞いた。
付き合うも何も、俺達は、今はじめて話したような仲だ。
すると月岡は、頬を膨らむして、
「あの、大悟ってやつ中学の時しつこくて有名だったのよ。こちらが拒んでも、ガンガン来るっていうか、だから、ああいった条件つければ、諦めるかなって。」
「俺のメリットは?」
「私のあんたにたいしての好感度が少し上がる。」
「さぁーって、大悟に誤解を解いてくるか。」
「わぁー!!!まてまて、ほんとしつこいんだから、別にいいでしょ??あんたバドミントン確実に大悟よりは、上手そうだし、負けなきゃいいはなしよ。」
「……俺初心者っていったじゃん。」
「あのレシーブで初心者なわけないじゃん。昨日ちょっと、あんたのやってるとこ見たけど。」
恐らく俺がレシーブだけやっていたときのところをみたのだろう。
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「えっ、じゃあ、本当に初心者??」
「だから言ったろ。」
月岡に俺は、あのレシーブの正体を教えてあげた。
そのとき、大悟が俺達に近づいてきた。
「やばっ!」
あ?
「特別に試合してもいいって話がでたから、甲野俺と試合だ。15点サンセットだ。そしてかったら、学年1の美少女月岡をもらうぞ!!」
「あ?、もうあげるよ。」
バシンと、月岡が頭をはたく。
「いいわ、勝負しましょう。その代わり勝ったら二度と私につきまとわらないで」
「へっ、ラッキー。おい、甲野、俺は、中学までずっとバドミントンしてきたんだぜ?お前の話は聞いている。レシーブだけやたらヤバイ、初心者だってな。」
「ばれてんじゃん。」
「ほら、試合するぞ」
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