彼女
都会と違ってこの町は、いろんなところに桜の木がたっている。 ガヤガヤという騒音も車のエンジンのおとも聞こえないけど、店の気配や活動するおとも聞こえない。そんな町に俺はすむことになった。
その為、今日はブラブラと、三年間過ごすこの町を探索していた。まだ慣れてないからなんとも言えないが、正直、後悔した。
交通は不便だし、遊ぶようなところもない。何故か、やたら、床屋だけあるそんな町。
親もここの進学を、条件にしたのは賃金が安く、あそびばがないから変な遊びを覚えて無駄遣いを、させないのが目的らしい。
静かな町だ、老後には絶対すみたい町だ、ただまだ俺は、ファーストフードを、食いたいし、映画もみたい、遊び盛りな高校生だ。
ションボリ
コツコツと。道路の石を蹴りながら歩いていると、後ろからベルを鳴らす音が聞こえた。
チャリリン
振り向くと、うちの高校の名前が書かれたユニフォームをきた、ボブヘアーの女の子が、自転車をきこきこならしながら、向かってきている。
失礼、女の子ではなく、美少女といったほうが、イメージ的にはピッタリかもしれない。
芸能人のような、完成された綺麗さではなく、ふわふわとした自然な綺麗な顔をした女の子だ。
育ちがいいですよ、って雰囲気がバリバリ出てる。
道のはしに移動し、その女の子のみちをつくってあげた。
「ありがとー」と、女の子は、俺の横を通るときニコッと笑い通りすぎていった。
…あ、あの人の
生徒手帳が振り向いたことで落ちたのだろう。彼女の生徒手帳が道に落ちていた。
生徒手帳を、ぽっけにしまうと、再び俺は、道を覚えるために歩き出した。




