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異世界で奴隷生活始めました  作者: 海峡 流
第一章 神々との牢屋生活
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五話 最後のターニングポイント

(おい…私は速く帰って寝たいからさっさとスキルの説明をすぅ…)


話しながら寝る…だと?

上級者だな。


(うぅっと…んじゃ説明…君には闇魔法に適性を与えた。私みたいにカルマが高い存在から適性を与えられたから成長速度も…威力もこの世界では最強の闇魔術師だ。ぐぅ…)


あ、突っ伏した。長い説明はなかなか疲れてしまうらしい。

てかなんなんだこの可愛い生き物…


(んぁ…んで…あーそうそう、どんなことができるかといえば【武器支配】【シャドウ・ウォーク】【シャドウ・バインド】とかかな。というかぶっちゃけそれらしいの考えて名前つけたらそれが闇魔法。)


いいのかそんなんで…

というかカルマってなんだろう?


「質問なんだがカルマっていうのは?」


(それは悪魔としての位って感じかな…業が深けりゃその分大悪魔になっちゃうってね。

私が司るのは【怠惰】。私の【怠惰】が脅かされるのなら私はその脅かした相手を一歩も動かずに八つ裂きにして、生まれてきたことを後悔させてやる…)


んー…色々ぶっとんでるな…

さすがは悪魔ってところかな?

なんかぬるい気がしなくもないんだが…

本性はあんま見たくない感じだ。


(まぁここぐらいまでで説明おわーり…君は運命と怠惰から寵愛を受けたわけですよ…あー、それと【夜】に万が一気に入られたら闇魔法を応用して【ヒュプノス・コール】とか【タナトス・コール】が使えるようになるからそんときはまた呼んでね…じゃ、帰るわ…)


と言って帰っていきましたとさ。

なんだったんだあいつ…


***********


「うぅ…」


むくりと簡易ベッドから起き上がる。

眠気に襲われて寝ていたようだ。

ちなみに眼だがだんだん違和感がなくなってきた。異様にクリアに見えるんだが…

ちなみに牢屋内は光で満たされている。

というか昨日からどこからも何も聞こえないんだが…


ちなみに昨日の夕飯はソウさんが持ってきてくれた。

眼のことを聞かれると思ったんだが(後床の血)気にしていない様子だった。

不気味である。


「ベル!いるか?」


(呼ばれて飛び出てきましたー、ベルちゃんです!なんだい?)


「まずはここの牢屋って俺だけしか入ってないのか?音とか全く聞こえてこないんだが…」


(あーね!ごめんごめん消音結界張ったままだったよ。でも張ったままの方がベルとベルと話しやすいんじゃない?)


ややこしいわ!多分ヴェルダンディのベルとベルフェゴールのベルって意味だろう。


(というかベルフェゴールちゃん可愛かったでしょ!あれで大罪の悪魔最強なんだから怖いよね…まぁその力を自衛にしか使わないってのは有名な話だけど。)


あれが最強なのかよ…

俺の予想じゃ【傲慢】あたりかとおもったんだが…


(まぁ傲慢も強いよ?ベルちゃんの次に。)


「…まさか心読んだりできるの?」


(当たり前じゃん!神様なめんなよー!)


威厳も何もありゃしねぇ…


(あぁん?いいだろう!今から夜の女王に気に入られるための作戦を実行する!)


「ちょっと待った!別に夜の女王じゃなくてもいいんじゃないか?」


(バカなの?死ぬの?そんなことしたら死神の称号が取れないじゃない!)


「いつ俺が欲しいと言った!」


(ベルフェゴール!いるかしら?)


《うぅーん…何? 》


うわっ!出てきた!


(死神の称号って夜の女王と冥王からしかもらえないよね?)


《あと上級悪魔以上の悪魔に体の何処かに呪印を刻まないと悪いよ?》


(あんたってそれできるの?)


《余裕。》


「俺抜きで話を…」


(《眠れ》)


「進め…な………」


そこで意識が暗闇へと飛び込んだ。

起きると左手には腕に絡みつく2匹の蛇の意匠が…orz


悪いことばかりでもなくこれでまた闇魔法の威力が上がったんだとか。

くそ…あのロリババアめ…


(…よんだかしら?か・な・た君?)


あ…しまっ!


ヒュン!


「ったってあれ!」


ベルにてを掴まれたかと思ったら外に転移していた。というかここは…


(そうだよ?夜だから雰囲気違うかもだけど君がこの世界に降り立った場所。さぁ!今から1時間で闇魔法を最低限使えるようにして…)


は?待て待て状況が理解できな…


(君を売り飛ばした奴らを皆殺しにしたいと思います!)


い…ってえ?


(それが夜の女王へのスケープゴートだよ?カナタ。君が奴隷というのはしばらく変わらないけど、というか奴隷である必要があるけれど復讐はさっさと済まさせてあげる。優しいでしょ?私。クスクス…)


ということは…俺は人を殺すことに…


(できないなら、君をマインドコントロールしてやらせることもできるけど…どうする?)


「俺は…」


(俺は?)


ぐるんぐるんと頭の中に言葉が充満するる。罪悪感…罪悪感?

そんなものは…

そして俺は…


「やるよ…やればいいんだろ?大体お前が絡んでる以上俺に拒否はできないんだろ?ならせめて自分の意識で…復讐を…」


と、答えた。

あれ?ずれてないか?

命ってこんなに軽かったっけ?

売り飛ばされただけだぞ?

まぁ人生が狂ったのだから奴らの罪は大きいがそれでも殺すことは…


(…強盗、殺人、強姦、誘拐、人身売買……ってとこかな?あいつらがしてきたこと。この復讐も別にあなただけのものじゃない。さぁ、だから…ね?)


ベルに耳元で囁かれる。本来ロリ体型のベルにそんなことはできないはずなのだがそんな違和感さえ頭から追い出される。

そうだ。躊躇する必要はない。あいつらは罪人だ。罪人は裁かなければならない。

だから大丈夫。俺は汚れない。

さらに夜の女王にまで気に入られるというサービス付きだ…

やれる。自分にはやれる。

そう考えて俺は…


「…殺すよ。」


と言った。

ベルは


(それでいいのよ、それで。クスクス…)


と笑っていた。

人を馬鹿にしたような笑顔が脳裏に張り付く。

ベルのクスクスという笑い声はどこか壊れ始めた俺の心の中でぐるぐると響いていた…




ということで次から主人公が無双する予定です。

ぐだぐだ臭がしますが巻き返せると信じてます。


一応買い取られるまでを一章として買い取られてからを二章とします。

基本的に二章中盤からハーレムの兆しが現れてきます。予定ですが…

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