表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
世界の破滅を願う者(笑)  作者: 藍猫
ならなかった青春時代
58/145

25話 あー愉快不愉快爽快〜。 な気分ですねー。






正直、ドン引きです。超ドン引きっすわー。



まさか恐怖で震えている僕を無理やり押し倒し、ピンク色な世界を楽しむとは・・・。

無理やり犯される()を見ている()の状況を察してください。物凄く不愉快ですから。


「な、んで?」


おやおや。そこまで僕が生きているのが信じられませんか。地獄の底から這い上がってきた!とか言いたいところですけど、実際僕は見てただけですからね。嘘はいいません。


「ふふふ。先に神候補だとバラしたのは貴方ですよ? 能力を使ったと思うのが妥当です」


能力、使いましたし。


「じゃ、じゃあ・・・今までのは、幻覚だったって事か? それにしては随分と生々しく・・・あ///」


思いだして悶えるのは止めていただきたいですね。きもい。


「・・・そんなに怯える僕を犯すのが楽しかったのですか・・・」


怒りを通り越して呆れる、というのはこういう事ですね。

ははは・・・きもい。何度も言いたいです。


「・・・で? ここは何処なんだ?」


「貴方の深層意識、ですよ」


「・・・何となくは理解できる。ってことはお前の能力はこれか?」


ふむふむ。敵の情報は会話からだそうって魂胆ですか。僕を犯した罪などを忘れてそんな事に気を使うとは・・・万死に値しますね。

まぁ、手はいくつもありますからね。それくらいならばらしてあげましょうか。


「はい。僕の能力、《深層接触》。相手の精神の深層に入り込む能力ですね」


「・・・わざわざ能力名まで言うなんてな・・・舐めてんのか?」


「いえ、そんな・・・」


ごめんなさい。すっごく舐めてます。もう舐め舐めです。なんて厭らしい奴でしょう!?


「・・・印を見せろ」


そう言うとソラ君は右手の甲を僕に向けます。


ぼう


甲に浮かぶのは神候補の印。


『・・・中級、ってとこかしら?』


『・・・もうちょっと下』


『ふぅーん?でも~戦闘が主な能力じゃなさそうだよ~?』


3人・・・3体・・・3個?の天使達がほざきます。


『『『・・・3人でよろしく』』』


了解。


僕は前髪を軽く払って額をソラ君に見せます。

あ、見せるのは勿論印ですよ?


ぼう


あ、ソラ君が軽く身じろぎしました。ソラ君の天使様に何か言われたんでしょうか?ほら・・・こっちの3個の天使達みたいに。


『『『3人だって』』』


む。どうでもいいじゃないですか。一々煩い方達ですね、全く。


お?3体の『『『3人だからね?』』』・・・3人の天使達が実体化しました。

それにつられて(?)ソラ君の方の天使も。


『あーら。やっぱり貴方だったのねタブリス』


『げ。イオフィエルじゃねーか。しかも・・・オファニエルに・・・イロウエルゥ!?

なんつぅー統一性のないやつらなんだ・・・』


『・・・久しぶり』


『あはは~タブリスだぁ~♪ また遊ぼ(・・)っかぁ~?』


『ひっ。イロウエル・・・お前の遊びは遊びじゃねぇ!あれは拷問だ拷問!』


『ええー・・・でもレイヴェアは遊びって言ってくれるよ~?』


『・・・だ、大丈夫なのかお前らの主は・・・』


『『気にしたら負け、ってね』』


・・・何ていうか天使って失礼な奴らばっかりですねー。

今度フェアー(イロウエル)と一緒に遊びましょうか?


『『・・・っ。や、止めて』』


即答で断られました。くすん。僕、悲しい。はい、嘘ですけど。


「・・・3人も天使が・・・嘘、だろ?」


ああ・・・先に言っておくねソラ君。御愁傷様。そして・・・あー何も思いつきませんね。まぁ、兎に角。



始まり、ですかね。直ぐ終わりそうですけど。













〜さっきのソラ君視点〜



・・・俺、ナメラレテル?

はっはっはーまっさかぁ!

神候補の1人の俺が!?

それは流石のレイヴェアさんでも許せねーぜ・・・?


『・・・うげ。おいソラ。あっちの天使、3人いる。お前勝ち目無いわ』


・・・調子乗りましたレイヴェアさん。許して下さい。てか俺やばい的な状況?



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ