表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
世界の破滅を願う者(笑)  作者: 藍猫
ならなかった青春時代
51/145

18話 む?僕が知らぬ間に話が進んでいる、だとぅ?






「え、と・・・レイとレクヴィオ君って何時もああ(・・)なの?」


「ふむ。何故それをこのタイミングで言うのか・・・とっても不思議ですね?」


「いや~・・・私にしては今の2人の状況の方が不思議なんだけど?」


私はレイの部屋に居る。

そして私の前には・・・レクヴィオ君とその彼に座る(・・)レイ。

仲が、良すぎる、よねぇ?


ついさっきまで闘技場で殺しあって(・・・・・)いた2人とは思えないんだよね。


「一応さっきの質問には答えましょう。僕とレクは何時もああ(・・)ですよ?むしろ僕達がああ(・・)じゃない方がおかしいんです」


その考えもおかしいと思うのはどうやら私だけの様です。

あっはっは~・・・私っておかしくないよね?


「レクヴィオ君って戦闘狂だったんだね~・・・何時もは素を隠してたって事?」


「隠してるつもりはなかったけど?まぁ知らない方が僕を優等生として見れる、ってのは分かっていたから利用はさせてもらってたけど」


それって隠してたって事だよね?

しかも『利用』ときた。

やっぱり人って見かけで判断しちゃ駄目ってことなのかなぁ・・・。

身を持って知る、なんて・・・やりたくなかった。


で、でも! 内側を知ることで出来る友達ってのもあるよね!?じゃあレイ達と友達で居れる事には居れる事で・・・わざわざレイの部屋に来る必要なかったかな。

じゃ、もういいや。さっさと帰ろう。


「・・・その決断はもっと早くにお願いしたかったですね」


御尤もです。


まぁ、そんな大昔(昨夜)の話はその辺に置いといて・・・。




さて、いきなりですが学園は休みに入りました! ぱんぱかぱーん!

そして私は実家――スカーレット家に呼ばれているので帰ったわけですよ。

もち、馬車で。途中で盗賊に襲われる~、野党に襲われる~、山賊に襲われる~、脱走兵に襲われる~みたいな事はなかったです。はい。


代わりに学園に向かう時に人を拾いました、と。


・・・ふむ。最も厄介な展開。

しかもちょっと変わった服を着ていて、野垂れ死にそうで、変な事を口走っていて・・・正直可哀想で・・・私には見ていられない!てな感じ。


しょうがないので学園に連れていこ。

どうで身よりも無さそうだし・・・何かレイ達と気が合いそうな雰囲気を持ってる・・・多分。


本音はイケメンだったから。


・・・ごめんなさい。冗談って訳じゃないけどね。結構本気(まじ)。凄いね。本気と書いて『まじ』と読む。うん。ただのレイの請け売りですけどね。全然意味分からん。












「・・・ええと・・・俺の顔に何か・・・?」


「えー? 何って・・・イケメンが・・・」


「・・・えと、ありがとう?」


「んんー?いえいえ。所で名前は?」



「・・・俺は蒼空(そら)・・・水夢(すいむ)蒼空(そら)、だ。多分こっちではソラ=スイム・・・かな。うわ、変な名前」



うん。ほんと変な名前だね。てことはつまりはこの大陸の者ではないというのは確実。

そしてこの世間知らずさ。ふふ。きっと面白い事をしてくれる。あの2人(・・・・)に会わせたら・・・どうなるんだろう?








新キャラ登場〜


結構重要人物だったりしなかったり・・・いや、めっちゃ重要だと思いますねこれ。


誰だっけ・・・ああ、ソラ君か(おい作者)



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ