11話 僕達の過去。っていうほどのものじゃないね。
今日から三日間でかけまーす♪
でも、小説は予約してますので何時も通り更新されますので!
「魔物にも人にもランクっていうものが存在するんだ。それは強さだったり、器用さだったり、技のコントロール力だったり・・・さまざま。ランクはお馴染みのS~Fランクまで。その中にも階級は存在するけど・・・今はどうでもいいや。まぁ、つまりは僕達は狙うのはSランクだって事だね」
まてい。結構重要な説明を飛ばしている上に話が飛び過ぎです。
ソラーテさんはEランク以上の魔物って言ったのに、何故にSランクを狙う事になるんでしょう?
「別に倒せない事はないよ。僕達が2人揃ってさえ居ればそれこそ最強だしね」
「・・・まぁ納得。レクが大丈夫というのなら大丈夫なんでしょう」
「それに・・・」
「?」
「レイは僕が守るから♪」
・・・話が飛び過ぎですね、相変わらず。
・・・後ろに付いてきているな。これは多分学生じゃない・・・。
どうせまた弱い暗殺者なんだろうけど・・・それにしては慎重に動き過ぎだ。
「・・・レク?」
レイが首を傾げて僕を見る。
レイも分かっているだろうに・・・いや・・・本当に気付いてない?
分からないな。レイはそういう所を隠すのは上手いから。
レイの手をとる。
レイは何も言わないし、手を繋ぐのは心地よい。
それは産まれた時から変わらない。
「あっちに居ますね、魔物」
レイの向く方には確かに何かを感じる。
でも魔物だとは気付けないほどに遠くに。
「分かるんだ」
「伊達に地獄に居ませんよ」
なるほど。メシスさんか。
何時もレイが地獄だと称する理由は分からないでもないけど・・・僕よりも敏感なんだ・・・。
双子なのになぁ・・・ちょっとショック・・・じゃないですよ?ショックなんて受けてないし!
何かレイって、本当に地獄に居たとしてもおかしくないよね。
お? やっと魔物だと分かったけど・・・Aクラスじゃん。
1回目の接触でAランクなんて珍しいな。普通はEクラスなのに。
「では僕は後ろで」
「了解」
短い会話で戦い方を決める。
ずっと一緒のペアなら簡単に出来る事だ。僕達の場合、それ以前に双子っていうのがあるけどね。
双子の神秘ってやつ? それだけで済まないと思うけどね~。
「【炎&雷】」
ドピシャァァァァァ!!
魔物にレイの魔法が直撃。
あ、もう丸焦げじゃん。でも動くって・・・気持ち悪いな。
ドガァァ
蹴りを一発。
い、意外と重い、だと・・・。
んじゃもう一発。
ドグワァァァ!
地面が揺れるな。
ドガァァァ
ビシャァァァ
ドガァ
ビシャアァ
魔法と蹴りの連続。
たまに魔物からの攻撃も来るが・・・遠くに居るレイに被害はないし、僕は避けるのは得意だから問題はない。まぁ、レイに攻撃をしようとしたら僕が本気で怒るけど。
ドドドドド!
あ、留めをレイがしちゃった。
しかも炎の槍を召喚して・・・ふむ。ぐちゃぐちゃだね。よい子は見てはいけない、むしろ見たら悪い子になっちゃう物になってしまった。
レイに素材をとる事とか言っておくべきだったかな?
「・・・楽勝でしたね。レク。これってランクは?」
「Aランク」
「え?」
ふふふ。レイが目を見開いて驚くなんて・・・懐かしいのを見たな♪きっと思ったよりも弱くって逆に絶望しているんだろうな。
ついでにレイが忘れているであろうことも言っておくか。
「僕達が最初に殺さざるを得なかった魔物はSランクだよ?」
おお、レイの足がふらついている。
そこまでショックだったのだろうか?
まぁいいや。これでレイを背負える口実が出来た♪
どうせレイが文句を言うとは考えられないけどね。
今回出てきた魔物はイメージ的には・・・
なんか禍々しい色で、禍々しいオーラを纏った牛(?)みたいなやつです。
レクが重いって言うほどだから・・・それなりの大きさでしょう。多分。
「おい作者」
イメージ力ないんです。許して下さい。。。




