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世界の破滅を願う者(笑)  作者: 藍猫
がきんちょ時代
23/145

23話 睡眠は大切なんですよ?ほら、天使様も寝れば皺が——ぐはぁ。






神候補の特徴は以下らしいです。


・神から授けられた印がある。人によっては違う紋様らしいです。しかも神の力――能力によってで階級があるとか無いとか。


・神の力の欠片を授けられている。その人にあった力をその人にあった力量で変化するとか。いわゆる能力ですね。僕の場合は《絶対なる支配》と、魔力や知識力などにおいての上昇。あのおじさんは《神聖なるベール》と、見た目からも分かる馬鹿力。何で《神聖》な武器だったんでしょう?


・神の祝福。どうでもいい。


天使様パートナー。ほんといらないですね。役立たず。


・神の力の受け渡し。殺した相手の力を奪うやつですね。おじさんの《最悪な幻》とか。持ち主はがりがり君だったそうですが・・・絶対合ってませんよね。



これくらいでしょうか?

あ、後、寿命が延びるーとか、総合能力が大きくなるーとか、神候補全員がそうみたいです。

力は成長によっては増えたり、変化したりするそうですが・・・僕の力は十分すぎると思うんですよね。


ん?そういえば僕に印なんて無かったよ?


《・・・気付いてなかったの? 貴方がブチ切れた時に額に浮かびあがってたわよ?》


え、マジで。

いやーあの時は必死(?)でしたし、そもそも額は見れませんでしたしねー。


《しかも、結構上級の・・・》


そうですか。神の力――能力に比例するんでしたっけ?


《ええ・・・まだ上がる可能性はあるのよ、それ。神の力を奪えば奪うほど上級になっていくのだけども・・・。最初から上級だなんて・・・》


んー・・・物凄くどうでもいいですね。僕の夢の現実が一歩近づいたってとこでしょうかね。


《ええ・・・これで私の出世も夢じゃなくなるわ!》


・・・聞かなかった事にしましょう。

まさか天使様ともあろう者が私欲の為に動いているとは・・・うん。まあ、どうでもいいんですけど。

ちょっと僕の理想の天使像が壊れていくだけですから。現在進行形でガラガラと。

まぁ、出会ったときに既に修復不可能でしたが。


《・・・にしても、よく壊れなかったわね》


ん? 僕の精神の事かな?


《ええ。私が見つけた時には既に怒り狂っていたし・・・これでも心配してたのよ》


ああ。僕の怒り狂った時ですか。・・・心配とは・・・他意無しで?


《し、失礼ね! ちゃぁんと心配だったわよ! 私の立場が危うくなるんじゃないk――あ》


・・・もうそれは一種の才能ですよね。ほんとはわざと漏らしているんじゃないですか?

まぁ、本音が知れるので嬉しいんですけどね。


《・・・・・・あぁ! 貴方の家族が此処に来るみたい! それじゃ、私はこれで!》


気配が無くなった様に感じます。

つまりは逃げた様です。


ドタドタ、と足音が聞こえる事から、天使様は嘘を吐いたわけではなさそうですね。


さて・・・寝ますか。


《違うでしょぉぉぉぉぉ!!》


・・・御帰りなさい? てか潔くないね。







「・・・わ、私ってそんなに皺あるのかしら・・・」


「お?やっときづいたんですね」


「!?きゃああぁぁぁぁぁ!」


「・・・そんなぼくがばけものみたいな・・・そんなんだからしわとしみが——」


「後10回くらいは死ねぇぇぇぇ!」


「え、や、しんでてんせいしたほうがいいのはてんしさま——にゃがっ!」


「てか、貴方にはまだ姿見せてないじゃないの!?」


「・・・ぼく、ひがいしゃです。それもりっぱな・・・がくり・・・」


「れ、レイィィ!?い、一体誰がこんな事をっ!」


「あんただよ!」





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