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世界の破滅を願う者(笑)  作者: 藍猫
がきんちょ時代
18/145

18話 きっと今なら世界を許せる。

パソコン買ってもらいました!


今まで家族のやつだったんです・・・(汗)


嬉しいです☆


では、本編をどうぞ!







白いベールについて分かった事。


・触れると清められる。心なら穏やかな心に。武器なら人を傷つけない様に無効化。つまりは拒絶。

・実態がある。触れなければOK。

・伸縮自在。なんて迷惑な。

・切れない。

・自由自在で、物を掴む事が出来る。今、この状況なわけ(笑)


と、ベールに包まれながら整理してみました。


「もがもが・・・」


無理。喋る事すら出来ない。


おじさんは清める力って言ってたけど、多分これは拒絶の力だ。

だって武器、清められてなくて弾かれただけだし。魔法も清めるっていうか流されたって感じだし。


でも何でそんな意味の無いような嘘を吐いたのか・・・。もしかして分かってない?ただのバカじゃん。


とまあそこまで考えても動けないから意味無いんだけど。



「っ――れ、レイ!」


「もがー」


んー・・・変な誤解されてなきゃいいけど。


「っがはっ」


「捕まえたぜぇ?」


捕まったようです。

ふうむ・・・このベール、そこにあるのに、見えないほどに透明だ。

凄い綺麗。

何であんなおじさんの力になったんだろう。

そんな事はどうでもいい。


兎に角、レクだ。


「く・・・そぉ・・・」


「ぎゃはははは! ざーんねんだったなぁ? 大好きなレイちゃんが助けられなくてぇ」


おう、見事な悪役。


「・・・あー、そうだ。いい事思いついたぜぇ?」


ちらってこっち見てからの言葉なので寒気がします。

一体なんでしょう。


「レク――っつたか?今からお前に幻術をかける」


「「!!」」


それは、やばい。

レクは僕と違って幻術の特訓は受けてない。

それに、今のレクの精神は僕を守れなかった事で不安定。

しかも相手はどっからどう見ても悪人で、手を抜くはずがない。


更に、おじさんは一度僕を見て決めた。

おじさんはレクの僕への執着も既に把握済み。

なら、見せる幻術は決まっている。


「ゆっくーりと味わいなぁ? お前の大好きなあの嬢ちゃんの苦しむ姿を」


「い、やだぁぁぁぁぁ!!」


「俺が殺した神候補の力――《最悪な幻》」



静寂。そして――



「ああァァァァ嗚呼ァァああぁぁぁぁあああああああ!!」


慟哭。

レクが叫ぶ叫ぶ叫ぶ叫ぶ叫ぶ叫ぶ。


きっと僕が残酷に殺されているのを見ているのでしょう。

それも、何度も何度も。

たくさんある拷問、殺し方で殺されていく僕を。


しかも、おじさんは神候補の力と言った。

殺された神候補の力は、殺した神候補に移るという事でしょう。

神の力。それはネルメさんの比ではないのでしょうね。


さて、冷静ぶっていた僕も限界の様です。


おじさんはそこまで計算ずくってことですね。


僕が死ぬ幻術で苦しむレク。その悲痛な叫びを聞き、慟哭に苦しむレクを見続ける僕。

二人の精神を同時に限界まで追い込む良い方法です。


なら、よかったですね。

貴方の思惑通りに事が進んで。


ほら聞こえますか?


ぷつん、っていう何かが切れた音。





「・・・死ぬ覚悟は御有りでしょうね?」




今なら世界を許せそうですね。

レクを苦しめる世界は許さないが、それ以上に、あのおじさんを残虐に残酷に始末する事が出来る世界なのだから。








レイがキレました。

設定としては無表情で虚ろな目をしてるんです。。。



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